すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

スプーンでビタミンCをカンのカオス「ザ・ロスト・テープス」

2012年06月21日 | 音楽

アマゾンさんに発売前予約注文なんかしたことはほぼ皆無ですが
カンの発掘盤とゆーことであれば 話は別
世界一のドラマーの在籍するバンド
CAN
Lost Tapes





2012年6月19日に商品は到着

まず その装丁にビビる
大きい箱 多分 オープンリールのテープが入った筐と同じ大きさなんでしょうか
オシャレさんです

でも邪魔です 



ヤキ・リーベツァイト(en:Jaki Liebezeit) ミヒャエル・カローリ(en:Michael Karoli)
イルミン・シュミット(en:Irmin Schmidt)、ホルガー・シュカイ(Holger Czukay,)

内容の方はアレです
お蔵出しの未発表 発掘盤ですので それなりの内容です
ヨイ子のみんなはカンの全てのアルバムを聴いた後に聴きましょうねとゆー内容です



CAN - Deadly Doris (from The Lost Tapes)
Deadly Doris from the forthcoming Can album 'The Lost Tapes' released on Mute on 18 June (Europe) /June 19 (US)

聴いたこともないちゃんとしたロックもあれば 単なる実験の垂れ流しもありますし
未発表ライヴもありますし ジャムセッションもありますし

カンファンの僕を含めファンの皆様のお喜びは
「スプーン」のライヴとか 練習とゆーかジャムとゆーか別バージョンが何発かあります
「ビタミンC」のジャムセッションとゆーか別バージョンも随喜の涙と涎もんですな すすります すすります
正規盤より音がしょぼいのが難点です
ま海賊版だと思って聴けばヨイでしょう

CAN - THE LOST TAPES (DESERT)



Can - Millionenspiel (from The Lost Tapes)
Millionenspiel is an edited version of the original track that opens the forthcoming Can album 'The Lost Tapes' released on Mute on 18 June (Europe) /June 19 (US)



CAN - THE LOST TAPES (Midnight Sky)





CAN - The Lost Tapes (Graublau)

Lost Tapes
クリエーター情報なし
Mute




Lost Tapes
クリエーター情報なし
Mute U.S.




[CD1]
1. Millionenspiel
2. Waiting for the Streetcar
3. Evening All Day
4. Deadly Doris
5. Graublau
6. When Darkness Comes
7. Blind Mirror Surf
8. Oscura Primavera
9. Buble Rap

[CD2]
1. Your Friendly Neighbourhood Whore
2. Waiting for the Streetcar
3. The Agreement
4. Midnight Sky
5. Desert
6. Spoon (Live)
7. Dead Pigeon Suite
8. Abra Cada Braxas
9. A Swan is Born
10. The Loop

[CD3]
1. Godzilla Fragment
2. On the Way to Mother Sky
3. Midnight Men
4. Networks of Foam
5. Messers, Scissors, Fork and Light
6. Barnacles
7. E.F.S 108
8. Private Nocturnal
9. Alice
10. Mushroom (Live)
11. One More Saturday Night (Live)




ザ・ロスト・テープス
クリエーター情報なし
Hostess Entertainment


The Lost Tapes is a 3 CD set of unreleased tracks, they are an opportunity to hear unreleased material, brand new tracks as if you were there, from the halcyon days, not outtakes.
The tracks cover the period from 1968 through to 1977 and were compiled by Irmin Schmidt and Daniel Miller.
The album features studio material recorded at Schloss Nörvenich and Can Studio, Weilerswist with the Can line up of Holger Czukay on bass, Michael Karoli on guitars, Jaki Liebezeit on drums and Irmin Schmidt on keyboards, and on most tracks, vocals from Malcolm Mooney or Damo Suzuki.

Irmin Schmidt explains "Obviously the tapes weren't really lost, but were left in the cupboards of the studio archives for so long everybody just forgot about them. Everybody except Hildegard, who watches over Can and its work like the dragon over the gold of the Nibelungen and doesn't allow forgetting."

The album will be released in a numbered limited edition 3CD 10" old style tape box with a 28 page booklet on June 18th in Europe and June 19th in America.





















Monster Movie
クリエーター情報なし
Mute U.S.


Tago Mago (Reis)
クリエーター情報なし
Mute U.S.


Ege Bamyasi (Reis)
クリエーター情報なし
Mute U.S.


Flow Motion (Hybr)
クリエーター情報なし
Mute U.S.



何処へ CAN featuring Damo Suzuki Voice Changer +Doko Dai E







1968年7月 イルミン・シュミット、デビッド・ジョンソン、ホルガー・シュカイ、ヤキ・リーベツァイト、ミヒャエル・カローリの5人により、ドイツのケルンでカンはスタートした。

イルミン・シュミットは1937年5月29日ベルリンに生まれた。彼はドルトムント音楽院でピアノやホルンを学び、フォルクヴァング・アカデミーでは、作曲、音楽理論、管弦楽指揮等の正式教育を受けたクラシック・エリートだった。さらにケルンでシュトックハウゼン、リゲティ、ベリオらのもとで現代音楽を学び、アーヘン市立劇場の指揮者兼音楽監督としての職につき、数々の交響楽団の指揮者としても活躍した。新進指揮者としてドイツ放送賞をはじめ数々の賞を授与されたが、「クラシック音楽においては、聴衆と演奏者の間には何の連帯感も生まれない」ことを自覚し、1967年に初めてロック・ミュージックに耳を傾けた彼は、カン結成へ向けて動き始める。

デビッド・ジョンソンはアメリカ生まれの前衛作曲家で、ケルン在住時のセッションが元になりカン結成へ参加する。

ホルガー・シュカイは1938年3月24日旧ドイツ領ダンツィヒ(現ポーランド領グダニスク)に生まれた。1945年ドイツ敗戦後、一家は西ドイツへ移住した。子供の頃からラジオが好きで、家電製造工場の臨時工員として働きながらラジオ、テレビ等の基礎技術を習得し、その後の彼の活動の基盤はこの頃はぐくまれた。その後デュースブルク、ベルリンの音楽学校でクラシックのギターやバスを学んだが、この頃彼はジャズに傾倒し、アマチュア・ジャズ・フェスティバル等にも出場している。1963年からシュトックハウゼンのもとで作曲を学び、イルミン・シュミットとの交流もここから始まった。1966年高校の音楽教師としてスイスへ行った彼は、そこでミヒャエル・カローリと出会う。ミヒャエルはシュカイのギター講座の生徒であった。ホルガー・シュカイが初めて聴いたロック・ミュージックは、ミヒャエルが聴かせたビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」だったという逸話があるが、ここから彼は急速にポップ・ミュージックへ向かう。

ヤキ・リーベツァイトは1938年5月26日ドレスデン近郊のオストラウに生まれた。彼はジャズ・ドラマーとしてスペインのクラブで働き、チェット・ベイカーやテテ・モントリューらジャズ界のビッグネームとも共演した。1966年にはドイツへ返りマンフレート・ショーフのクインテットへ参加した。カン結成時のメンバーの中で、ミュージシャンとしての経験では彼が一番だった。彼の高度なテクニックに裏付けられたユニークなドラミングこそ、カンというグループの核であった。

ミヒャエル・カローリは1948年4月29日シュトラウビングに生まれた。子供の頃よりバイオリン、バンジョー等に親しみ、13才の時初めてギターを手にした。その後ジャンゴ・ラインハルト、ウエス・モンゴメリーらジャズ・ギタリストに傾倒したが、年齢的に見てもカンのメンバーの中で唯一ロック世代に属する彼は、ジミ・ヘンドリクスにも大きな影響を受けた。様々なスタイルのギター・プレイを身に付けた後、ホルガー・シュカイに誘われてカン結成に参加する。

彼らは、お金持ちの友人が貸してくれたネルフェニヒ城をスタジオに模様替えして「インナー・スペース・スタジオ」と名付け、様々なセッションを重ねながら方向性を模索していた。

1968年秋、ボーカリストとしてマルコム・ムーニーが参加。マルコム・ムーニーはアメリカ生まれの造形芸術家だった。「マルコムはカンに加わる前は全く歌った事が無かったんだ。彼は彫刻家だったからね。彼は僕らと一緒になって初めて歌ったんだ。僕らは皆、どうしていいか分からずに音楽をやろうとしていた。マルコムは僕らに何かを示してくれたんだ。」(ホルガー・シュカイ)
 
マルコム・ムーニーが加わり方向性が見えてきたカンだったが、ファースト・アルバム録音の直前にデビッド・ジョンソンが脱退してしまう。アクシデントの中、5人で録音セッションを重ね、ファースト・アルバム「Monster Movie」を完成させる。1969年、「Monster Movie」は自主制作という形で、ミュージック・ファクトリーという小レーベルから500枚のみリリースされ好評を博し、1969年12月、独ユナイテッド・ア-ティスト・レーベルから再リリースされた。

1969年12月、マルコム・ムーニーが精神的な問題からグループを離れ、1970年5月、ヨーロッパ放浪中の日本人、ダモ・ケンジ・鈴木が、グループに迎えられた。

1950年1月16日、神奈川県生まれのダモ・鈴木はミュンヘンでホルガー・シュカイとヤキ・リーベツァイトに出会い誘われるままにケルンでのカンのコンサートで歌い、そのままボーカリストとしてカンの一員になってしまった。
「ダモを僕は街で見つけたんだ。ヤキと僕がカフェにいるときにダモがやってきた。ダモにカンのコンサートで歌ってみる気はないかって言ったら、他にする事はないから歌ってみよう・・って言ったんだ。こうしてケルンでの最高のコンサートが始まった。一騒動だったよ。ダモが歌い始めるとサムライのような印象を観客に与えたんだ。」(ホルガー・シュカイ) 
放浪の日本人ヒッピー、ダモ・鈴木はカン加入時点でまだ20才であり、ミヒャエル以外のメンバーより10才以上も若かった。「歌うというよりマイクに息を吹きかける」と評されたダモ・鈴木のボーカルはバンドのミスティックな部分とマジカルな部分に大きく作用した。 

1970年秋、2作目「Soundtracks」発表。これは彼らがこなしていた映画音楽の中の5作品から7曲を集めたもので、マルコム・ムーニーが2曲、ダモ・鈴木が4曲でそれぞれボーカルをとっている。映画音楽の寄せ集めとは思えないほど聴き応えのある曲が多く、この頃の彼らのテンションの高さがうかがえる。ダモ・鈴木がボーカルをとる「Mother Sky」はその後のステージでもよく演奏され、ファースト・アルバム収録の「Yoo Doo Right」と並ぶ代表曲の一つとなった。1971年、3作目Tago Mago」発表。LP2枚組だが、もともとは1枚で出す予定だった物にスタジオでのアウトテイク等を集めた1枚を加えた形で発表された。その1枚目はファースト・アルバムからの流れを感じさせる演奏が収められており、ダモ・鈴木のボーカルも冴えわたっている。問題は2枚目で即興演奏らしき混沌から生まれたエネルギーをそのまま編集したような「Aumgn」と「Peking O」が収録されており、すさまじいパワーをもった映画音楽のようである。「Tago Mago」にはカンの整合感と混沌とした感覚がそれぞれ収められ、それがこのアルバムの評価をさらに高めている。     

1972年、4作目「Ege Bamyasi」発表。「Tago Mago」に比べて混沌とした部分が薄れ聴きやすくなっている。前作発表後、スタジオをネルフェニヒ城からケルンの旧映画館へ移したが、「インナー・スペース・スタジオ」という名前と2トラック・テープレコーダーでの録音というローファイぶりはかわらなかった。このアルバムにはテレビドラマの挿入曲として20万枚を売るヒットとなった「Spoon」が収録されているが、今までに比べて軽やかさが感じられるのは、この曲ばかりではなく全体的に洗練されてきたためと思われる。「Soup」のような長めで即興やテープ・コラージュを施したような曲もあるが全体に短めの曲が多く、「Sing Swan Song」、「Vitamin C」などの構成のはっきりした曲が入っていることも、このアルバムに以前にない軽やかさやまとまりを感じる一因である。

1973年春、60日間に渡るヨーロッパ・ツアーを終えた彼らは5作目の録音に入り、1973年秋、「Future Days」をリリースする。このアルバムではこれまでの彼らに見られた即興性や攻撃的な部分は影をひそめ、計算された隙のない音楽へと変貌をみせている。音色の快感とでもいうべき心地よさのある音楽であり、何が起こるかわからないといったアナーキーな部分は排除され、調和のとれた1枚にしあがっている。明らかにイルミン・シュミット、ホルガー・シュカイ、の色が強くでた音楽ともいえる。クラッシック、現代音楽を経てロック・ミュージックのアナーキーさに衝撃を受けた彼らが、再び交響楽のような洗練された音楽へ向かい始めたともいえるのではないか。「Future Days」以降のアルバムは作品の完成度という点ではどれを取っても非常に高く技術面でも安定している。だがシンプルで時にどこか物悲しいクールな情熱といったような感覚は、これ以降の彼らからは見られなくなってしまった。 1973年11月、ダモ鈴木は「エホバの証人」に入信しカンを脱退する。 




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クリエーター情報なし
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JBL



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