今日は午前中に立ち上がりの枠組み・午後から打設するとのこと。
前日のベース部の生コン打設が見れなかったので、せめて立ち上がりの打設
だけでも見たいと思って会社を早退して現地に向かった。
すると事故渋滞で到着が大幅に遅れ、生コンの打設は終了していたわけで・・・・
結局、コンクリートの打設作業というのは見ることが出来なかった。残念。
この後、水が引いたら天端レべリング剤を流し込むとのこと。
天候は曇りで適度に風があって幾分涼しくて、いい打設日より。
職人さんがボルトなどの位置をスケールで見ながら微調整していた。
ボルト位置は水糸で張った位置に設置されていて、ビーコンを使って何度も確認していた。
OKならピピピっと音が鳴るみたい。位置が水糸ってのが現代でも原始的な方法でやってる
んだと感じた。職人さんは若いけど仕事の出来そうな方が1名・かなり年配の方でベテラン
のおじいちゃんが一名・それとセキスイの現場監督の計3名の作業。
(真中の人が監督さん)
水が引くまではすることが無いとのことで、ベース部の掃除やら工具などの整理片付けな
どをしていて、時間を有効に使っていた。
私の中では整理・整頓の出来る人は仕事も出来る人と思っている。(経験上)
本当か嘘かはわからないが、現場監督曰くこの業者は常に基礎を作るにあたりどうすれば
綺麗で頑丈な基礎が出来るか、色々試行錯誤して探究しているとのこと。
仕事振りを見ても多分本当のことだろうと思った。
事前に基礎を作るにあたって少し勉強していった事がある。
良い業者はバイブレーターの後に、串のようなものを突き刺すらしい。
打設は終わっていたから実際の作業は見れなかったが、基礎の上にそれらしい工具を発見した♪
(やったのか裏を取るために、それを伏せてこの工具はなんですか?と質問してみた)
生コンを流し込んだあとには、通常バイブレーターという道具を使って気泡を抜いたりコンク
リートが均等に行き渡るような作業をする。それでも型枠際には取り切れない気泡などが存
在し、出来上がりでそれが穴となって出来る。それをとり切るためにこの業者はその串みたい
な工具を使ってさらに気泡を抜くとの事。
強度には大きく影響しなくても、見た目も美しく出来ることはやりますとのお言葉。
ここまでやる業者は少ないらしい。(ネットにもそれを実施する業者の基礎は良い出来だと書い
てあった)丁度別の場所で、生コンの打設をしている所があったので遠目で確認してると、バイ
ブレーターは使うけど、それで終わりだった。ちなみに別のセキスイハイムで家を建てる人の基
礎を見に行ったら、型枠際の出来が酷くポン菓子みたいだった(汗)
強度にあまり影響はしないとはいえ、申し訳ないがそこの基礎はかなり汚かった。
最終的にはモルタルで化粧をするとはいえ、やっぱり気持ちのいいもんだ。
結局のところ、このメーカーの基礎は悪くてあそこのメーカーの基礎は良いとかいう話をよく目
にするが、それは間違いであくまでそのメーカーの監督者達が抱えている施工業者次第だと思う。
だから同じセキスイハイム内でも現場監督の抱えている業者によっては出来の良し悪しは大きく
変わるんだろうと思う。
職人さんは片付けやチェックで特に作業も無く暇なので、天端レべリングの説明書きを読むことに。
①流し込みは必ず水が引いてから
②流し込む前にハケなどを使用し面を・・・(忘れた)
③5mm以下では使用しないこと これは要チェックだ。
打設から2時間半ほど立ってようやく水が無くなり始めた。(監督はここでお帰り)
手抜き業者だと、ここまで時間を待たずに適当な所で水を汲み取って作業したり、水が
あるままの状態で作業するんだろう。さすがに部分的に少し水があるが、丁寧にスポン
ジで汲み取っていた。でその後ちゃんと、ハケで面を・・・(忘れた)していた。
水とレべリング剤を攪拌機で混ぜて型枠に流し始める。
生コンと違って、かなり流動性の高いもの。
事前に流し込むまでの位置にマグネットが設置されてあってそこまで慎重に流し込んでいた。
ちなみに事前に流し込む深さを測った所、水が引いた分から推測して 10mm~15mm ぐらいだと思う。
説明書以上の深さで○。
ちなみにこれはレべリング剤を流して高さ調整する方法とモルタルで調整する方法があっ
て、最近の主流はレベリング剤。こちらのほうが高さの精度が良いのと強度的に強い物が
出来るらしい。(業者談)約1時間ほどで終了した。
その後、業者さんはお片づけ。ちゃんとまとめて縛って相変わらず丁寧な作業だった。
ただ、おじいちゃんが枠をまたいで乗り越える際、足裏についた泥がレベリング剤の上にポト・・・
他にも角部に大きなエクボ状になった部分があった。
何も言わないで放置していたが、最後にチェックしたときにちゃんと除去して補修してくれた♪
最後に全面養生して終了となった。
気になっていた雨も打設時には降らなかったので、基礎作りとしての環境は最高だったと思う。
あとは表面が固まったあとぢゃんぢゃん雨が降って水中養生になれば完璧。
型枠は最低5日間は外さないとのこと。手抜きのところは翌日や数日で外すところがあるらしい
ので、こういう所も安心出来る業者だと思った。棟上までは2週間以上あるし、それまでに十分
なコンクリート強度が得られそうだ。
最後に深基礎部に見られた、掛け・クラックのチェック。
立ち上がり時に打設したコンクリートで埋められていた。欠けていた方はそのまま埋めて、クラ
ックの部分については一度除去して埋めたとのこと。クラックのまま上からコンクリートを被せる
と好ましくないらしい。ワタシもそう思っていたので安心した。
ちなみにこの分譲地全体で起こっている問題として水が出ないこと。
監督者曰く、こんな分譲地は始めてだと言っていた。どうやら水道局との調整が上手くいかない
らしく、施工業者が使う水が出ないのでみんな怒っているらしい。
だから、業者は使う水を自前で貯水タンクに入れて持参しているとのこと。そのお金も馬鹿にな
らないらしく、誰が負担するねんという・・・お話。
以下写真集
(バイブレーター)
(ビーコン発射装置(笑) 電波が飛んでいて作業者のもってる受信側で
位置などがOKならピピピと音がなる仕組み)
(業者の愛車。 フロントのショベルカーのロゴが最高)
(玄関前の切り欠き部)
(見づらいけど、黄色の線が水糸。きっちりボルトが一直線の並んでる)
(天端上部に水が残っている状態。水が引くまでとにかく待つ!)
(水が引いて、ハケなどを使用し面を・・・(忘れた)した状態。水が引くまで約2時間ぐらいかかった)
(レベリング剤を流し込んだ状態。 ギリギリ一杯!)
(ボルトの向こうに見える○の下側までがレベリング剤を流し込む位置。各所に○がマグネットで
貼り付けてあった)
(深基礎部ベース厚み 180mm ぐらい)
(立ち上がり部厚み 170mm ぐらい。図面より 10mm ぐらい厚いかな。厚い分には文句ない)
(ボルト位置。 中心ではなくて外より。あえて外よりになっているとの事)
(玄関部立ち上がり厚み 130mm ぐらい。)
(玄関部のクソ!?の塊。いきなり目に付いた馬糞みたいなクソの塊。どうやら少し
コンクリートが余ったらしく玄関になる部分に入れたとのこと。この後ここにもコンク
リートを入れるから、どうせなら強度があるコンクリートがあった方がいいという考えらしい。)
(本日設置予定だったフェンス一式と立て看板。ベース部打設が1日ずれ込んだため
本日は未設置。業者が持ってきたが帰ってもらったらしい)