鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

こてっちゃん馬場のこと

2006-03-28 23:34:12 | 雑記
昨日深夜、フジの『100人目のバカ』ニンゲンBOX~プレミア!新種バカ図鑑~という深夜番組を見る。ちなみに正月に放映したのは見逃した。
で、それを見ていたら「いろいろな人の命日がいえる変人」として「こてっちゃん馬場」という人が出ていた。
自分は吃驚した。
十年以上前、自分はこの人のライブにいっていたのだ。
彼は元たけし軍団という触れ込みでお笑いライブで漫談をしていた。正直、面白くはなかったが妙に中毒性のある喋りだった。自分は何となく興味があった。
一度、客が10人くらいのライブで
「ええ、今日は何もネタがないのでお客さんのいってくれたテーマで面白いことをやります」といったので自分が、
「医者と患者」といったらパニック状態に陥っていたのが感動した。医者と患者ってコントの定番なのに。
そのライブにはホーキング青山やまだ演説をやる前の鳥肌実とかも出ていた。
そんな彼のワンマンライブがあるというので自分は行くことにした。当時の自分は会社員。開演時間を30分近く過ぎて会場に着いた。駅から走ったので息が上がっている。
で、会場に着いたら妙に静か。
「あれ?」
恐る恐るなかに入ると誰もいない会場のなかでこてっちゃん馬場がいた。そして一言、
「あ、やっと来た」と。
自分は唯一の客だった。そのあと一時間くらい待ったのだけど誰も来ないのでゲスト、スタッフ、こてっちゃん馬場、そして俺で近くのラーメン屋で打ち上げ。
こてっちゃん馬場からいろいろな話を聞く。
「たけし軍団の時は最初、(芸名が)ホルモン馬場だったんですよ」
「クビになった夜に(水道橋)博士が車で送ってくれて『また舞台で会おうな』っていってくれたんですよ」
とか。「芸人残酷物語」みたいな話も聞かされた。
それからしばらくこてっちゃん馬場の出演するイベントに行っていたものの、客の人数がなかなか10人超えない。そして彼も悩みすぎたのだろうか、どんどん訳のわかんない芸風になっていった。
自分も気がつけばお笑いイベントから足が遠のいた。
で、見かけないなあ、と思っていたら昨日テレビで再会。
嬉しかった。

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