相棒。そして岸田森化する水谷豊

テレビドラマ「相棒」の新しいシリーズが始まって、また週に一度の楽しみが増えた。ところで主演の水谷豊が自分は好きだ。熱中時代も傷だらけの天使も事件記者チャボも好き。あの飄々とした雰囲気が堪らない。
自分がとある大学で集中講義をした最終日、学生達とお別れということでドッヂボールをしたのだがそれが熱中時代への個人的なオマージュだったということは誰にも伝わらなかった。
そして岸田森だ。傷だらけの天使で水谷豊と共演していたが、それだけでなく公私共に仲良しだったことは奇書「不死蝶　岸田森」を読めばわかる。どうして不死鳥ではなく不死蝶なのか、と問う人はちょっと調べてみてね。検索とかで。
そしてこれは狙っているのかどうかわからないが相棒における、水谷豊演ずる杉下右京はまるで岸田森のような狂気と茶目っ気を持った異様かつ魅力的なキャラクターだということだ。神経質でありながら冗談とも本気ともつかないことをいう感じはまさに岸田森のそれだ。肉体滅べど精神死なず。見事に岸田森は受け継がれていると考えるのは俺の思い込みから来る妄想だろうか。