フランスって国は、茶文化から見ると遠い感じですよね。
実際、遠いです。でも意外な展開といえばそーですが、フランスには中国人がとっても多いんです。
それからカンボジア人とかベトナム人とかもね。いわずもがな日本人街もございます。
ほら、少し茶文化との距離が見えてきました?
つまり、自分達では好んで飲んだりしないけど、
茶好きな友人は知ってる、ぐらいの距離ですかね。
実際、中国まで出向くフランス人も多くて、
日本にいる私の知り合いのフランス人の何割かは
「中国語を習いに中国に行ってたら、そこで初めて日本って国を知った」
という感じでした。
もちろん私のまわりが異常に高確率な可能性も高いけれどね。
うちの主人は、イギリスに遊びに行ってて、
日本人と友達になって日本を知ったパターンです。
後は、もっと日本がフランスに憧れてた時代とか、
日本人と文通したりしたおじいさんから、
日本のことを知りました、みたいなパターンもあるけどね。
ま、いいや。で、名前ぐらいはきいたことあるでしょ、
のフランスの新聞「le monde」ルモンド。
これの月刊評論紙(とでもいったらいいのかな)
まあ社説が1つにまとまったような感じとでもいえばいいか
「le monde diplomatique」(ルモンドディプロマティーク)
ってのがあって、これの10月号に茶が載ったんです。
ありがたいことにこれは、日本語になってる記事があって
日本語で読めます。
お茶の歴史は神農から?(ルモンドディプロマティーク日本語版 2004年10月)
http://www.diplo.jp/articles04/0410-5.html
Celui qui ne boit pas de the peut-il etre chinois?? (le monde diplomatique フランス語版 2004年10月)
(直訳:茶を飲まないのは誰?中国人じゃないの?)
http://www.monde-diplomatique.fr/2004/10/ZUFFEREY/11561?var_recherche=Nicolas+Zufferey+
ってタイトルからしても日本語版のボランティア翻訳陣が苦心惨憺した感じが伝わりますけどね。
最初、フランス人が書いた茶の記事ー!?とかなり斜め視線で読んでたんだけど、なかなかこれが面白い。
この人は茶好きじゃなさそーだなーとは思ったけれどね。
でも、ちゃんと中国語の資料とかあたってるし、冷静なコメントとしてはなかなか面白かったです。
一読する価値はあるかもね。
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オンライン翻訳サイト(フランス語から日本語はちょっと悲惨、フランス語から英語がましよ)
http://www.worldlingo.com/products_services/worldlingo_translator.html