未遂

今日はフラサークルのあと、あーばと一緒に行く！一人でお泊まりする！ときかず、急いでパジャマだけ持たせ母の車に乗せた

「ママは行かないよ？」「あーばと寝れる？」と
確認したけど「大丈夫」と自信満々。

走り去る車から神妙な顔で私を見ていた翔。
「ダメだったら電話するから迎えに来てね」と母。

家に戻りパパにメールで報告しよう！と
メールを打ち始めて数十秒。

プップと車のクラクションの音。
・・・・・・・・・・・早くね？

パパへのメールが２行になりそうな時に
わが息子は帰ってきました

車の窓が開き、大笑いしている母。
「なんか言うんじゃないの？」と母に促され
「翔ね、さみしかったの・・・」と。

あのさ～、うんとさ～、さみし“かった”っていうのは
だいぶ時間が経って使う言葉でしょ？

あ～、本当に大丈夫かしら？
大好きなあーばともダメなんて
幼稚園に行って私と離れたら確実に泣くね

最近『私と離れる』というのが実感として
わかっているから、慣らし保育で幼稚園に行っても
先生の話なんて上の空で、教室内に私の姿が
あるか常に確認している翔。
家の中でも私が見えないと大声で「ママー」と
怒りながら探している。

だから確実に幼稚園に行き始めたら泣くだろうと
分かっているけれど、こればかりは仕方ないね。

泣いて私から毟り取られるようにバスに乗せられる
息子の姿を容易に想像できた午後でした