知財業界の何割ぐらいの方が、貸借対照表(Balance Sheet)、損益計算書(Profit and Loss Statement)、キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement)等の財務諸表を見て企業状況を分析できるのでしょうか?
知財の価値評価や証券化等の「知財会計」に取り組むのも良いかもしれませんが(私はこの分野では素人です。できるのはクレーム解釈ぐらい?)、まずは、組織全体の活動状況を示す財務諸表を読めるようになっておいて損は無いと思います。
私は創英USAの財務諸表は見ていますが、別にその筋の専門家ではないので世間の財務諸表を見ても分析はできませんでした。
ですが、ある本がキッカケで、財務諸表を分析する「基礎」を身につけられた気がしています
その本は、先日サンノゼ紀伊国屋で見つけた「右脳でわかる! 会計力トレーニング」(田中靖浩氏 著)です。
100ページ少々の薄いカラーの本で、数字は使わずに「イメージ」で会計を学べるようになっています。遊び感覚でクイズを解き進み、1時間ぐらいでザッと読みきれます(貸借対照表という言葉を耳にしたことがない方は、もう少し多く時間を見積もってください)。
この本を読み終える頃には、「同じ業種でこっちの会社の方が自己資本の割合が高い」、「営業利益が少ないのに投資に力を入れている」、「規模(資産)は同じぐらいなのにこっちの企業の方が研究開発費の割合が高い」、「買収したから資産が増えたんだ」、「この企業の方がROAが高いので経営効率が良い」等というように自分で考えられるようになります。
つまり、この本の良いところは、「財務諸表のどこをどのように見ると、何が分かるのか」を掴める点です。財務諸表に興味があるけど苦手意識を持っている方にはお勧めの一冊です。
読み方のコツを掴むと、色々な企業同士の財務諸表を比較するのが楽しくなります(例えばシリコンバレーに所在するCPU分野のライバルI社とA社を比較したり)。また、自分が仕事で関わっている企業を分析すれば、今までとは違った角度で見られるかもしれません。
May 24, 2007
(こちらのサイトで世界各社の財務諸表を見れます。)
知財の価値評価や証券化等の「知財会計」に取り組むのも良いかもしれませんが(私はこの分野では素人です。できるのはクレーム解釈ぐらい?)、まずは、組織全体の活動状況を示す財務諸表を読めるようになっておいて損は無いと思います。
私は創英USAの財務諸表は見ていますが、別にその筋の専門家ではないので世間の財務諸表を見ても分析はできませんでした。
ですが、ある本がキッカケで、財務諸表を分析する「基礎」を身につけられた気がしています
その本は、先日サンノゼ紀伊国屋で見つけた「右脳でわかる! 会計力トレーニング」(田中靖浩氏 著)です。
100ページ少々の薄いカラーの本で、数字は使わずに「イメージ」で会計を学べるようになっています。遊び感覚でクイズを解き進み、1時間ぐらいでザッと読みきれます(貸借対照表という言葉を耳にしたことがない方は、もう少し多く時間を見積もってください)。
この本を読み終える頃には、「同じ業種でこっちの会社の方が自己資本の割合が高い」、「営業利益が少ないのに投資に力を入れている」、「規模(資産)は同じぐらいなのにこっちの企業の方が研究開発費の割合が高い」、「買収したから資産が増えたんだ」、「この企業の方がROAが高いので経営効率が良い」等というように自分で考えられるようになります。
つまり、この本の良いところは、「財務諸表のどこをどのように見ると、何が分かるのか」を掴める点です。財務諸表に興味があるけど苦手意識を持っている方にはお勧めの一冊です。
読み方のコツを掴むと、色々な企業同士の財務諸表を比較するのが楽しくなります(例えばシリコンバレーに所在するCPU分野のライバルI社とA社を比較したり)。また、自分が仕事で関わっている企業を分析すれば、今までとは違った角度で見られるかもしれません。
May 24, 2007
(こちらのサイトで世界各社の財務諸表を見れます。)