応用コーナリング（立てて小さく回る）

もう一つの応用コーナリングです。「ラインＣ：スローイン・スローアウト」という方法です。パイロンに近いところまで突っ込んで、一杯にスピードを落し、一気にバイクを傾けハンドルを切って小さく回ります。

バンク角よりもハンドルの切れ角でバイクを回します。パイロンを回ったら素早くバイクを起こし、短時間でバイクを直立させて一気に加速体勢に入ります。大排気量のバイクで、気持ちよく加速力を楽しむことが出来ます。また、バイクのバンク角が小さく、寝ている時間が短いので、雨の時に有効なコーナリングです。

手順は以下のようになります。
①：強いブレーキングで十分にスピードを落とす
②：フロントブレーキを緩めることを切っ掛けにして、一気にバイクを倒しながらハンドルを切る
③：ハンドルはセルフステアだけでなく、少し余計に自分の手で切り増してやり、小さく回り込む
⑤：スピードが落ち切らないうちに回ってしまうというイメージ
⑥：後ブレーキを強く踏み、ハンドルをもう一段、フルロックまで切り増しすることで、バイクを一気に起こし、短い時間で加速する

一気、一気と書いてあるように、全ての動作を短い時間でガバッとやってしまうのが最大のポイントです。