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経営コンサルタントの独り言

経営コンサルタントとして仕事をする中で出会った出来事や、プライベ-トな出来事など私の独り言を綴った日記です。

経営コンサルタントになろう

2007-02-18 19:15:26 | Weblog
今日は

こういう仕事をしていると、経営コンサルタントになりたいんですが、どうしたらなれるのですかという質問を結構受けます。

なので、今日はこの点についてのプチ情報を提供しましょう。
まず、経営コンサルタントというのは職業名称であって、資格ではありません。
だから、誰でも明日から「私は経営コンサルタントだ」ということはできます。事実、企業の中で実績を積んできた人が、その技術・技能・能力をベ-スに経営コンサルタントとして活躍している事例はいっぱいあります。
ただ、実力の世界ですから、「経営コンサルタント」と印刷した名刺を作って配っただけでは、誰も相手にしてはくれません。

したがって、すでに高い技術・技能・能力・ノウハウをお持ちの人であれば、資格にとらわれず経営コンサルタントとして仕事ができます。

次に、経営コンサルタントの資格をとって仕事をしたいという人のために、経営コンサルタントの資格を紹介しましょう。資格としては、民間資格と国家資格があります。民間資格というのは、民間団体が与える経営コンサルタントの資格で、名称は各団体ごとに異なります。民間資格で、日本で一番知名度と実績があるのは、「経営士」という資格だと私は思います。この資格を取るには試験に合格しなければなりませんし、面接もあります。

しかし、民間資格の数は100とも、1,000とも言われるほど多く、中にはお金さえ払えば資格をくれるなどというところもあります。そういう資格は取得しても世間ではまったく通用しません。不景気になると、こういう商売(資格商法といいます)を考える人がいっぱい出てきます。

今年から団塊の世代が企業を退出するので、そうした人達を狙った資格商法がまた盛んになりそうな気がしますので、十分注意してください。

さて、私が毎週日曜日に講義に行っているのは、経営コンサルタントの国家資格である「中小企業診断士」のスク-ルです。経営コンサルタントの国家資格は、「中小企業診断士」しかありません。名称が「経営コンサルタント」ではなく、「中小企業診断士」となっているのは、この資格がもともと、大企業と比較していろいろな面で劣る中小企業のサポ-トをするという政策目的で誕生したものだからです。
しかし、現在では経営コンサルタントの国家資格として位置づけていますので、中小企業はもちろん、中堅企業も、大企業も対象になります。(大企業から依頼がくるかどうかは別ですが。それはあなたの力次第)

前にも書きましたが、私の教えているスク-ルでは、大学生から定年間近の人、若い女性等々バラエティに富んでいます。最近は、女性の経営コンサルタントもかなり増え、私の周りにもたくさんいますよ。

経営コンサルタントという仕事のおもしろさは、このブログで伝えていきたいと思いますので、
ぜひ皆さんもチャレンジしてください。