新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ウドカズラ:独活葛(直角にでる枝)

2009-12-12 07:48:35 | 植物観察1日1題

晩秋の奈良春日山原始林を歩いていると、巨木、古木に這い登る葛の類が目につきます。直径が10cmを超えるような蔓をみるとこれがテイカカズラやノダフジなどといわれても実感出来ないような大きさです。
葉が羽状複葉でウコギ科のウドに似ているからこの名があるウドカズラ:独活葛(ブドウ科ノブドウ属)も、すっかり葉を落としていましたが、幹から直角に出る特徴ある枝の形からそれとわかりました。
本州紀伊半島以西、四国、九州に分布する落葉性のつる性植物で他物からみついてよじ登ります。
花は夏、大形の集散花序をだし、小さな両性花が集まってつきます。果実は液果で赤色~黒色に熟します。