新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ハンカイソウ:樊膾草(漢の名将の姿)

2008-06-13 07:02:09 | 植物観察1日1題

この草にこの名前をつけたのは、中国の歴史に詳しい人だったのでしょう。
樊膾は、漢初の武将で、高祖劉邦に仕えて戦功を立て、鴻門の会には劉邦の危機を救いました。
ハンカイソウ:樊膾草(キク科メタカラコウ属)の名は、他の草に抜きん出てすっくと伸びる堂々とした姿を、この漢の名将に見立てたものです。
山地のやや湿ったところに生える大形の多年草で、高さは70~150cm、葉は長さ幅ともに30cmほどで、掌状に深く切れ込みます。裂片はさらに羽状に中ほどまで切れ込み、ふちには粗い欠刻状の鋸歯があります。
6~8月、黄色の頭花が散房状に2~8個つき、直径10cmほどになります。
写真の花は咲き始めで、すこし小さいですが、全体としての草の姿は、樊膾草の名にそむかないものでした。