新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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葉っぱをそのまま郵便ポストへ、タラヨウ:(多羅葉)

2005-05-04 05:28:24 | 植物観察1日1題
植物園でタラヨウの花(雄花?)を見かけました。モチノキ科モチノキ属のこの木は、雌雄異株で、鋸歯のある分厚く大きい葉を持ち、昔この葉をあぶって出た模様で吉凶を占うのに用いたたことからエカキバという名もあります。
葉の裏面に傷をつけると直ぐに黒く変色するので、インドで葉にお経を書いたといわれる多羅樹になぞらえて多羅葉(タラヨウ)の名がついていますが、今ではもっぱら「葉書の木」という別名で樹木観察などでは人気の木のひとつになっています。
新しい郵便局の前に「郵便局の木」「葉書の木」などとして植えられているのを見かけることもあります。
細い棒の先で、大き目の葉に宛名や通信文を書き、定形外の切手を貼ってポストに入れると立派に郵便物として配達してくれるそうです。もっとも窓口によっては、いまなお、けげんな顔をされることもあるそうで、そんなときは、こちらから郵便物として通用する旨を教えてやるというはなしを聞きました。