花冠創刊30周年事業案内

花冠発行所/代表 高橋正子

●花冠創刊30周年記念号●

2013-08-26 14:41:48 | Weblog

◆編集ブログ/花冠創刊30周年記念号◆
<編集ブログ>は下記のアドレスです。訂正などがありましたら、その旨をお書きください。
http://blog.goo.ne.jp/kakan30/

■花冠創刊30周年記念号(花冠9月号)
○発行:2013年9月10日
○内容:創刊30年に寄せて・合同句集など
○ページ:150ページ前後

33 コメント

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花冠創刊三〇周年に寄せて (河野啓一)
2013-05-27 10:44:08
花冠創刊三〇周年まことにお目出とうございます。この記念すべき節目の時に出会えた幸せに心から感謝しております。
また、ネット俳句に関する信之先生、正子先生の先見性とさまざまなご努力により、いっそう輝かしい足跡を辿ってきた花冠三〇年のひとこまの中で、こうした自選句や小文を掲載して頂けることに改めて感謝いたします。お蔭さまで 今やネット俳句は私の生活と切り離せないものになっております。

まったくの自己流で、田舎の自然を五七五のリズムで口ずさんでみたりしたこともありましたが、偶々水煙ネットのことを知り、初心者教室に投句してご指導を頂いたり、ネット句会に参加するようになって、ほぼ十年が過ぎました。その間、水煙叢書刊行の企画をお聞ききした私は厚かましくも進んで手を挙げ、ご指導を得て立派な句集を作っていただくことが出来ました。東も西もわからぬ門外漢に信之先生はさぞご苦労なさったのではないでしょうか。

お蔭さまで句集[せせらぎ]がに子孫残せるような形になり、親戚、友人知人達の中では私の“高尚な趣味”としての花冠俳句が知られるようになってきています。

インターネットの使い方では信之先生にしばしばご厄介をおかけして来ました。先生のシステムつくりの卓抜さのお蔭をもちまして、便利で使いやすい句座がネット上に用意され、門下生一同が恩恵を享受させていただいているのです。また正子先生の「生活する花たち」にはいつも心癒されております。花冠の道しるべである「明るくて深い」境地にはとても手が届きませんが、両先生、今後とも宜しくご指導の程お願い致します。

以上、簡単ではありますが、心からの感謝とお慶びの言葉に代えさせて頂きます。

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自選10句 (河野啓一)
2013-05-27 10:56:56
うす雲を染めて初日や信貴生駒
さわさわと光と影を水仙花
たんぽぽの種ふと浮かび空の詩
虞美人草風に揺らせて画布の中
河鹿鳴くせせらぎの水汲み帰る
四万十の岸辺や古き鮎の宿
夏潮の青く広きや船の旅
大豆干す丹波篠山空青し
刈り取られ耀く稲穂抱え行く
月の出の低き薩摩の冬入り江
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原稿ミスタイプを修正致します (河野啓一)
2013-05-27 11:32:56
花冠創刊三〇周年まことにお目出とうございます。この記念すべき節目の時に出会えた幸せに心から感謝しております。
また、ネット俳句に関する信之先生、正子先生の先見性とさまざまなご努力により、いっそう輝かしい足跡を辿ってきた花冠三〇年のひとこまの中で、こうした自選句や小文を掲載して頂けることに改めて感謝いたします。お蔭さまで 今やネット俳句は私の生活と切り離せないものになっております。

まったくの自己流で、田舎の自然を五七五のリズムで口ずさんでみたりしたこともありましたが、偶々水煙ネットのことを知り、初心者教室に投句してご指導を頂いたり、ネット句会に参加するようになって、ほぼ十年が過ぎました。その間、水煙叢書刊行の企画をお聞ききした私は厚かましくも進んで手を挙げ、ご指導を得て立派な句集を作っていただくことが出来ました。東も西もわからぬ門外漢に信之先生はさぞご苦労なさったのではないでしょうか。

お蔭さまで句集[せせらぎ]が子孫に残せるような形になり、親戚、友人知人達の中では私の“高尚な趣味”としての花冠俳句が知られるようになってきています。

インターネットの使い方では信之先生にしばしばご厄介をおかけして来ました。先生のシステムつくりの卓抜さのお蔭をもちまして、便利で使いやすい句座がネット上に用意され、門下生一同が恩恵を享受させていただいているのです。また正子先生の「生活する花たち」にはいつも心癒されております。花冠の道しるべである「明るくて深い」境地にはとても手が届きませんが、両先生、今後とも宜しくご指導の程お願い致します。

以上、簡単ではありますが、心からの感謝とお慶びの言葉に代えさせて頂きます。
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花冠30周年祝賀原稿 (迫田和代)
2013-06-04 14:46:07
花冠30周年 おめでとう御座います。この嬉しい年に句集まで出して戴けるとは。 花冠同人 誇りをもって公言します。
皆様も御存じの通り 広島の爆心地から0.7㌔の被爆者です。多感な時生々しい地獄を見せられてその後 苦しくて眠れない日がありました。私のお荷物だ と、諦めておりましたのに近頃ではなくなりました。花冠が、私を変えてくれたのです。花冠から救われた 私にはとても大きなことなんです。
                            信之先生にフェイスブックのこと お助けいただき感謝しております。力のない自分なのに皆様に付いていきたい との希望から御迷惑をおかけしますが、これからもよろしくお願い致します。                                                 幼い日お腹の弱い私でしたから、げんのしょうこ、ひまし油は、身近にありましたが、暗い印象でした。でも、正子先生の 可愛い げんのしょうこの花を見た途端 遠い日の思い出 に変わりました。花冠のお陰と想っております。それまでの私は余裕がなかったとおもいます。                        どこまでも、青い空 燃え立つ新緑、色のある風、いろいろ見方を変えてくれた花冠。心から有り難うと言いたい気持です。                                     私に明るい広々とした 老後の道 人に与えられた道でなく自分の道(俳句) を進んでおります。そうきずかせていただいた両先生、句友の皆様、有り難う御座いました。
心の底から 花冠30周年おめでとうございます。

自選句
白梅の香りとともに明るさも
初雪や原爆ドームの空に舞う
秋の野を北へ北へと行く列車
湧水のふちの露草汚れなし
澄みていし枯野に響く貨車の音
初茜大きな海のその先に
底なしの空の青から雁の列
はつ冬の沖より汽笛尾をひけり
過ぎし日を明るく語る年の暮れ         広々とここより海まで麦の秋            
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自選10句 (高橋正子)
2013-06-06 12:03:32
蜻蛉
高橋正子

カーディガン月光に冷えあす成人
二月はや雛の鼓笛を持たさるる
竹落葉わが胸中を降るごとし
野薔薇咲く愛のはじめのそのように
白薔薇の空気を巻いていて崩る
朴の花わが身清めて芳しき
鐘の音のわれを包んで夏空へ
水に触れ水に映りて蜻蛉飛ぶ
来たぞ来たぞいつもの目白が蜜吸いに
除夜の鐘鳴りはじめなる一の音
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自薦10句と私と俳句投稿 (平田弘)
2013-06-07 11:10:25
自薦10句
 梅雨兆す
夏布団羽衣纏う心地して
枇杷の実の転げる音の愛らしさ
土を撫で草刈急ぐ雨上がり
梅雨兆す空を見上げて傘選び
静まれる色なつかしき鉄線花
葭簀張る三年目の手つきかな
苗売りに心配無用雄花だと
新茶の香漂う中の試飲かな
花水木僅かな風に花揺らし
葉桜のしばし憩いの影となり

私と俳句
 芭蕉の奥の細道より今日のインターネット時代まで三百有余に亙る俳句の道に多くの俳人を生み、就中求道の精神、人間修行の場としての俳句に、高橋信之先生、正子先生のお二人で三十年の長い間只管{去る者はおわず、来る者は拒まず}志を同じくするものと研鑽に努められ伝統を見事に引き継ぎ今日を築かれました。
 平成十五年私が辿り着いたのは俳句の{花冠}の前身の{水煙}の扉でした。コンピュータを叩く初心者に一日三句の投句が許され、連日の投句に星の数とコメントをいただき、俳句に対する生きがいを感じた熱中した時期でした。やがて二年が経ち突然句集のお話があり齢八十を過ぎている身、二度とない機会と思い{翔ける}を発刊しました。その後ある日突然思考力が減退し句が思い浮かばず、先生に相談したところ、急がず細く長く俳句をやることが俳句の目指すところとされ今を迎えることができました。
 第一線の野戦の経験は絶えず死と直面し隣合わせの状態でした。どんな部隊でも烏合の衆では戦にならず、寄せ集めの員数合わせでは勝つことはできない。寝食を共にし相互の人間としての信頼関係がなくては、大和魂だけの精神論では勝てない。敗残兵の寄せ集めの様相も散見された。指揮官は部下を無駄死にさせてはならない。戦死者や負傷者が出れば直接戦力に響き、動きが取れない事態となる。
こんな中でもある部下は隊長の心情を察し和歌一首を差し出され甚く感激した思いがある。この部下も終戦4~5日前蛸壺型の壕で直撃弾に倒れ、まことに残念な思いです。
明日は我が身と恐怖のない無心で、哀しさもなく、絶えず移動を繰り返し、戦況の不利は目に見えながら一途に奇跡を残すのみとなりました。奇跡は起こらず敗戦となりました。
 句集翔けるを出してから、小学校時代の友人二人から私の中に意外な一面を見つけ、親交を重ねなましたが今は亡き人となりました。俳句の力を経験しました。俳句本来の座の雰囲気を一度だけでも味わいたいと、わずか一度参加でき一時
ながら師の謦咳に接することができました。この雰囲気を思い浮かべ以降はネットに頼らざるを得ず、直接先生方や同志との研鑽ができず申し訳ないと思います。三十周年記念に当たり拙文をしたためました、今後のご発展をお祈りします。




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9月花冠30周年記念特集号投句 (桑本栄太郎)
2013-06-07 11:30:32
先ず花冠創刊30周年誠に慶賀の至りと存じ、両先生を始め会員の皆様へ心からお喜びとお祝いを申し上げます。

1,日本には豊かで美しい四季があり、古来より先人達は季節毎に色々な行事を経てその時々の季節を受け入れ、生活を営んで来た。
日毎に光に力強さが増し、花の溢れる希望の春、湿気と厳しい暑さの夏、爽やかで稔りと美しい紅葉の秋、長くて厳しい寒さの冬などである。その事象が在るが故、日本人は万葉の古より繊細で豊かな心の襞を持ち、詩歌の下地を持っているとも言えるのである。

2、私の一番好きな俳句は、江戸時代の俳人服部嵐雪の「梅一輪いちりんほどの暖かさ」である。日本の四季の中には長くて厳しい冬があり、人々は春になればとじっと耐え、暖かな春の到来を心待ちにしているのである。やがて日毎に光の強さが増し、ようやくぽっと梅がほころべば人々の心は歓喜で躍りあがるほどの心情になるのである。これほど情景と心情を端的に詠ったものは無いと、いつも感嘆するばかりである。

3、私が俳句に興味を持ったのは、小学校4年生まで遡り、国語の先生に「日本には俳句と言う世界で一番短い詩の形があり季節の言葉を入れて五・七・五の十七文字で作ると」教わった事に拠るものである。そして作った俳句が「早咲きの梅の木に来るめじろかな」と言うものであった。長ずるに及び、退職後自分の興味のある俳句を趣味へと選び進めて来た。しかし、どの様に俳句を作るかと言う事を知らず、図書館の俳句関係の作句本を読み漁る日々であった。その頃インターネットの俳句結社を知り、高橋信之先生、正子先生の指導を仰ぐ事となったのである。投稿を続け指導を受けながら、併せて俳句の本も読み勉強を行う日々であった。しかし添削により技巧的な事は教わる事が出来るものの、本来、俳句と言う文芸(芸術は全て)は本人の感性による所が大きく、先生と謂えども感性まで教える事は出来ない。感性は作者自身のみでしか磨く事は出来ないのである。その為、あらゆるジャンルの本(歴史、小説、図鑑、短歌、俳句など)を読み時には田園を散策し風の営みなど、日本人の感性について勉強を行って来た。俳句を本格的に始めてみると、古来より「やかなの道」と言われるように、虜になってしまった。自身の言いたい事を極限まで押さえ、表現の言葉を選び併せて季語により読者に汲み取って貰うのである。これほど奥ゆかしい文芸は如何にも日本的であり、奥が深く興味は尽きる事がない。俳句を始めてからあっと言う間に十年近くとなり、季語辞典をめくる度に季節の移り変わりの早さに驚き、美しい日本の風景、行事、心象を愛でつつ、生きる事への感謝とまだまだ拙句ばかりながらも「好きこそものの上手なれ」との信念を持って俳句を楽しみ、続けている日々である。

[自選10句]

海苔掻や潮目沖へと流れおり
鷹揚に目鼻の容や土ひいな
風に舞い風を染め上げ花の塵
姫女苑風の高さに揃いけり
曲がり来る影や植田のモノレール
新駅の高架工事や稲の花
蘆の穂の大きく風を捉えけり
秋潮の岸に連なる浚渫船
ひとつ落つ音につづきて木の実落つ
薪積み海鳴り遠き冬構

大変お手数をお掛け致します。宜しくお願い申し上げます。
=追伸=
序文につきましては、場合により1、2、を省略頂きましても宜しいかと存知ます。ご判断を宜しくお願い申し上げます。

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花冠創刊30周年に寄せて (藤田裕子)
2013-06-07 12:58:54
花冠創刊30周年、おめでとうございます。これまで長きに亘りご指導いただきましたこと、厚くお礼申し上げます。思い起こせば、信之先生、正子先生に初めてお会いしたのは、「愛大俳句会」でした。「俳句」がご縁で、今日までご指導をいただいております。学生の頃から50年、師と仰ぎ歩んでまいりました。私の大切なものに、俳句のノートがあります。思い出のいっぱい詰まったノートです。昭和40年、「愛大俳句会」に入部した頃のものです。初めて俳句を作ったのは、学生の時でした。ノートをめくっていきますと、
 3月5日 一草庵にて
 3月6日 句碑めぐり(愚蛇佛庵址、子規堂、多賀神社、石手寺、護国山、道後公園、竜音寺、長建寺、あのみ神社、庚申菴)
 3月19日 モカにて
 4月11日 「いたどり」川本臥風先生宅にて
 4月17日 文理三番教室にて
 5月16日 ロンドン屋にて
など吟行したり、場所を替えて句会をしたり、記していました。その時の句会の皆さんの投句を用紙に書いていました。その用紙は茶色くなり、年月の流れを感じます。部員は10人位で、投句し、清記し、選句し、高得点句を鑑賞し合っておりました。句会後、信之先生のご指導を受けました。ノートには先生のお言葉を記していました。
◎生き生きとした生活を描くためには、生き生きとした自然を借りて詠まなければならない。
◎感性を伸び伸びさせて何でも詠うという空の世界でないといけない。
◎自分に語りかけてくれるものを俳句に詠む。
「愛大俳句会」では、信之先生と部員達が句会の後、議論し合いました。皆さんの意見を聞きながら、未熟者の私は、いろいろ学んでゆきました。
卒業後は、川本臥風先生主宰の「いたどり」に投句しておりました。臥風先生が亡くなられた後は、信之先生主宰の「水煙」に投句しておりました。そのうち、家業や子育てに追われて、いつしか投句から遠のいてしまいました。その間、「水煙」を送っていただいておりました。とても勇気づけられることが多く、私にとっては「心の本」となっておりました。月日が流れ、パソコンを通して、再び信之先生にお会いする機会を得ました。平成11年5月のことです。松山のお宅にお邪魔するようになり、俳句やパソコンのご指導を受けることができるようになりました。信之先生、正子先生を囲み、楽しい句座を経験させていただきました。その時の両先生手作りの人参ケーキやサラダ、ポトフなどの味が忘れられません。そして、私にとって活気的なこと、インターネット俳句ができるようになったことです。世界が大きく広がり、句友の皆様と交流ができ、夢のようでした。これまでの貴重な経験は、私にとっては宝物です。こうして現在、正子先生主宰の「花冠」にお世話になっています。俳句を作ることの楽しさ幸せをかみしめております。これまで長く続けてこれましたのも、信之先生、正子先生のお導きのお蔭です。本当に嬉しく感謝申し上げます。
これからも、「花冠」のますますのご発展をお祈り申し上げ、お祝いのことばと致します。
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自選句10句と私と俳句 (祝恵子)
2013-06-07 13:30:08
花冠30周年おめでとうございます。
信之先生、正子先生の日夜のご努力とご指導に感謝いたします。
私の花冠(水煙)との出会いは、いきなり平成 12年大阪大会の句会から始まりました。ご近所の同人の方の車椅子のお手伝いにいき、参加するようになった時からです。それからインターネットへの勉強を始め、ご指導いただき、投句するようになったのです。
細く長くとの教えで、続けられたような気がいたします。四季の自然、毎年見てきているようで、年を重ねるたびに更に美しく感じ、すべてに感謝ですね。続けていきたいと思います。
「藤棚」という句集も出版させていただき、思わぬ人生に残せるものができ嬉しいことです。
今では時々、孫たちも子ども俳句にお世話になっています。この子らも花冠誌に俳句を載せていただきありがたいことです。
信之先生、正子先生、句友の皆様、これからもご指導をよろしくお願いいたします。
自選句
空堀をのぞけば深し蝉時雨
児は透けし袋に水着持ち帰る
冬瓜の清しき白をサクと切る
がっしりと藤棚作り房あまた
蒲公英の数本は吾が影にあり
オーバーを脱ぎ棄て走る皆走る
春鳥の飛び去り棒の揺れるのみ
噴水のしぶき花にも吾らにも
今の音ぽんがしの音冬広場
水替えて水に挿しおりチューリップ
祝 恵子

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花冠創刊30周年に寄せて (小口泰與)
2013-06-07 15:28:02
高橋信之先生、正子先生
花冠創刊30周年おめでとう御座います。
 水煙創刊は昭和58年9月1日とお聞きし、その長きに渡っての両先生のご指導に感謝申し上げます。
 まず、花冠の目指すところは「深くて明るい現代語による俳句」。モットーは「細く長く」「良い生活から良い俳句」という素晴らしさに共感して今日まで会員の皆様とともに両先生のご指導を仰ぐことが出来感謝に堪えません。有難う御座いました。
 さて、私は写真撮影と渓流釣りを長年趣味として行って来ましたが、平成15年5月のある日、渓流釣で浮き石に間違って乗り転びました時から、渓流釣りはそろそろお仕舞いと感じ、何か室内で出来る趣味はないかと本屋さんに行きました所、その本屋さんには俳句の本が沢山並んでおり、その中から五冊の俳句の本を買い求めてきたのが俳句との初めての巡り合わせでした。
 そして暫く独学で試行錯誤しておりましたが、PCで「インターネット俳句」を検索しますと高橋信之先生の主宰の『水煙』を存在を知り、毎日投稿して添削をして頂けるとの事でしたので、何もわからない私には最高の場となりました。
 まず、三週間投稿して正子先生にご指導を頂き、俳句を作る楽しさを覚えました。
 そして平成16年10月10日に信之先生より「爽やかや志賀高原の雲速し」の句を水煙優秀句にお取り上げ頂き、それ以来、俳句とともに生きる楽しさを教えて頂きました。有難う御座います。
 今後ともよろしくご指導の程よろしくお願い申し上げます。
また、花冠が今後ますますご発展する事を衷心よりお祈り申し上げます。
自選10句
千本の桜わなわな雨降れり
さえずりや和紙に包まる五色豆
火の山のなすび大きく育ちけり
桑の実や子等口染めて家遠し
天高し嬬恋キャベツ育ちけり
爽やかや志賀高原の雲速し
芝栗や野麦峠の空青し
松虫や今朝の浅間の彫り深し
野を分けし坂東太郎霙けり
冬晴や裾野の長き赤城山
嬬恋の凍てつく滝のどんどかな
上州の虎落笛こそ聞きにこよ

よろしくお願い致します。
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