「西遊記」の話１０

「西遊記」第十巻・滅法国（視聴率２０．５％、平均視聴率２２．６％）を観ました。

悟浄「私、サー・悟浄と申します。」
なんてアホウな事言ってるから、女に騙されて頭の皿割られるんだ！
いつ、サーの称号を受けたんだ。誰に貰ったんだ！どこで貰ったんだ！
でも一つ分った事がある。
沙ー悟浄の頭の皿は割れても取りあえずは死なないんだね！

はらはらの実を食べた八戒は男のくせに子を身ごもっちゃったりして…。
しかも母乳が出るって…気持ちワル！（父乳だって話もあるが）
どっから生まれてくるのかな？どこ？帝王切開？（え～！お尻からなの！）
どこに身ごもるの？胃？腸？子宮が出来るの？
父親は誰になるの？あれ、母親か？（まさか悟浄では…）
分かんない事だらけだな！
八戒「おえ。酸っぱいものが食べたい！」
豚が酸っぱいもの食べたいって…酢豚か！

凛凛の正体は、羅刹女（大地真央）の娘で滅法国の姫だった。
凛凛「その方は私の夫となり、この国の王となる斉天大聖孫悟空様である。」
凛凛は結婚を見返りに、三蔵法師一行を守る為に混成魔王の軍隊を引き上げさせたのだ。
しかし母親の決めた犬魔将軍（デビット伊東）との結婚は嫌なので悟空を結婚相手として選んだという訳だった。（ラーメン屋だからね！）
凛凛「私は犬が嫌いなの！」
犬魔将軍「私は犬じゃありません。」（ラーメン屋だからね！）
凛凛「伏せ。お手。オカワリ。犬じゃん！」
お前は犬夜叉か！？（ラーメン屋だからね！）
悟空と犬魔将軍。犬猿の仲と言いたいのだろうけど。

大変な事が判明します。
悟空たち妖怪は天竺には入る事が出来ない。
”熱烈歓迎・乳祭”に騙された老子は滅法国までやって来ちゃう所は凄いね。
老子「不満があるなら今すぐ旅を辞めなさい。新しい弟子を使わす。」
真面目な顔が似合わない老子が真面目に答えました。（説得力ねぇー！八戒の乳でも吸わせとけ！）
妖怪は天竺には入れない。それが天竺の掟なのだと。

惚れ薬の混じった紅を塗った唇で頬っぺたにキスをされた悟空は、凛凛の虜になってしまいます。
好きと嫌いを行ったり来たりする悟空の表情と凛凛の誘惑があまりにもバカっぽくて…。
そのあまりのバカさ加減は、下らなさを通り越して、ここまでやれば立派でしょう。

羅刹女はなんと人間でした。
娘と悟空との結婚を認めた羅刹女は、犬魔将軍に王の印である杯を返すように言います。
犬魔将軍は羅刹女を襲い、操られた三蔵はナイフで悟空を殺そうとします。
とっさにかばい、倒れる凛凛。
怒りに打ち震える悟空は、犬魔将軍を一振りで倒します。
とまあ簡単に流れを追いましたが、犬魔将軍は強そうと言うよりかわいい系のデザインで、案の定あっと言う間に倒されました。（ラーメン屋だからね！）
結果的に悟空は牛魔王、混成魔王、犬魔将軍と言う、滅法国の王の座を狙う妖怪たちを片付けた事になりますね。

八戒「必ず帰ってきます。それまで僕の息子をお願いします。」
豚だ！子豚だ！完全な子豚だ！
悟空・八戒・悟浄も三蔵のお供をして天竺に行く決心がついたようだ。
しかし一人悩む三蔵法師。
凛凛「なっさけないわね。」
やはり生きてたか！
凛凛「何があるのか分からないから面白いんじゃない。何が起こるか分からないから生きてるんじゃない。運命の星はここにあるんでしょ！」

凛凛「いってらっしゃい。」
三蔵「いってきます。」
悟浄「いってきます。」
八戒「いってきます。」
悟空「いざ、天竺へ！」
次週、三蔵法師一行の ROAD to TENJIKU の旅もいよいよ最終回です。

追記：最終回を前にして２０％超え。これで全話２０％超えは、ほぼ確実でしょう。
子供が見るような内容に批判も多い「西遊記」ですが、実際には親子で見ているのが高視聴率に結びついたようです。「西遊記」の成功は今後の月９枠の在り方に波紋を投ずるでしょうね。
（もしかして知らない人の為の補足：デビット伊東さんは「でびっと」と言うラーメン屋さんを開いています。詳細は自分で調べてね！）