電車男 スペシャル・エディション[劇場版](初回生産分のみ限定仕様) TDV-15372D
あらすじ
主人公はシステムエンジニアをしている22歳のヲタク青年。ある日彼は秋葉原へ行った帰りの電車で酔っ払いに絡まれていた美女を助けます。その日の出来事をネットに書き込む青年。ネット上の名前は電車男(山田孝之)。後日その女性からエルメスのティーカップが送られてきます。どうしたらいいか分からない彼、電車男は、送り主の女性、エルメス(中谷美紀)とデートすべく、ネットの住人達に助けを求める。
いやぁ、良い映画でした。正直ドラマを観ちゃったので期待せずに観たのですが、期待を裏切る面白さ!ドラマと話は(当然)さして変わらないのですが、充分楽しめました。前半がコメディで後半がラブストーリーと考えれば間違い無いかな?
コメディーとしても(ちょっと変わった)ラブストーリーとしても素晴らしい出来だと思います。
キャストに関しては「電車男があんなにかっこいいはずはないだろう」とか「エルメスはもっとかわいくないと」とかあるのですが…。
(エルメス役の中谷美紀さんは、電車男自身が似てると書いているのでしょうがないかなとも思うのですが・・・。)
観終わった後、あったかい感覚が残ったのが何とも良かったですね。
以下ネタバレ含む
電車男とエルメス2人の結末が、”名無し”さん達まで全員ハッピーにしたのが何とも言えず好きですね。
看護婦の”りか”(国仲涼子)さんは、自分の事を振った彼氏を吹っ切る事が出来たし、引きこもりの青年”ひろふみ”(瑛太)は外に出てバスに乗る事が出来た。しかも恋の予感付き。
サラリーマンの”ひさし”(佐々木蔵之介)とその妻”みちこ”(木村多江)も愛情が戻ったようです。
問題のヲタク3人組ですが、こちらは特典に入っていたショートムービー「戦車男」の方で語られていました。観ていない人に結果だけ言えば、1人だけハッピーエンドに終わるという事ですね。
電車に乗っていた電車男が小さな女の子に寄りかかられるシーンは当初、観ていて何の意味があるのかなと違和感を感じていたんですが、まさかさらに隣にエルメスがいて、電車男が拾った定期がエルメスのものだったなんて。
運命の輪は皆が考えていたよりも、もっと早くから回っていたんだよ的なのが、とても私のツボにハマってしまって!一番好きなシーンになりました。
あとエルメスが、角砂糖がピラミッド型に積み上がっているのを観ているシーンかな。
これはちょっとあったかいよね。
自分の彼女か何かに置き換えて考えたら、笑ったあとで惚れなおすかなと思ったんだよね。
何となく聞いてはいたけど、ホントにドラマ版「電車男」(と言うのもおかしいが)の伊藤&伊東が出てきた。妙に嬉しかった!
ちょっと甘いかなとも思ったのですが、私の評価はこうなりました。
評価(100点):
電車男 スタンダード・エディション[劇場版] TDV-15344D
追記:「電車男」の前にドラマ「スタートライン」を観たのですが、この日はくしくも山田孝之デーとなりました。
そうそう、あの定期券を拾うシーン。
二人は出会うべくして出会ったって感じですよね。
あたたかい映画でしたね。