「政治家のお歳暮」(36-45)
A「先生 地元ぃ配るお歳暮な 今年などげんしたら
よござすかいな」
B「そうやねぇ パーティ券の裏金問題で 世間の目な
厳しかもんの あるけんねぇ」
A「配る範囲もせばめな ならんでっしょうが どげな風ぃ
包みますかいな」
B「そらぁモチ論 配るたぁ、金持ち(金餅)だけ」
「詐欺被害防止」(36-44)
A「福岡空港でくさ 県警の警察官が 特殊詐欺被害防止ば
呼び掛くる チラシば配ったげなばい」
B「なして 空港な?」
A「これから 若い人達が実家ぃ里帰りしなるけん 親御さんと
ニセ電話詐欺のことば 話題にして欲しかとげなたい」
B「いつ迄も 詐欺被害な無くならんが 来年こそな、
絶つ年(辰年)やなぁ」
「御身拭い(おみぬぐい)」(36-43)
A「篠栗の南蔵院でくさ 今年の厄落しと新年の無病息災ば願うて
『御身拭い』が 行われたげなばい」
B「大竹の葉で全身ば撫でられて 涅槃像さんも
寝ておられんごと くすぐったかったろうたい」
A「そらぁ 恒例の行事やけん 慣れてなおんなろうが
寝仏様だけぃ寝ぼけ眼で 言ぃなったげなばい」
B「なんて 言いなったな?」
A「来年な、立つ(辰)」
「税務署員の夜の仕事」(36-42)
A「東京の税務署の 20代の女性職員3人がくさ
風俗店で兼業しとって 停職ぃなったげなばい」
B「何んてな 国家公務員が夜な 風俗店で働きよったとな」
A「そうたい 3人共遊ぶ金が欲しかったげなが
あたきぃな なんとも理解できんたい」
B「そらぁ 今の若いもんな 女も男も 自由ば、
履き違い(穿き違い)しとる」
「梅ぐるめ試食会」(36-41)
A「大宰府市役所でくさ 梅ば使うた『ふるさと納税返礼品』の
試食会のあったげなばい」
B「梅ば使うたスイーツもあるげなが 他いどげなとがあるとな」
A「まずな梅酒 そして『うめぇたれ』、『梅五勝(胡椒)』
大宰府な うめい(梅ぃ)もんにな 事欠かんたい」
B「そらぁ 他の地域の物と比べても 引けな取らん、
ばい(梅)」