ピラティススタジオ”フェルマータ”

2014年より板橋区・高島平および三鷹でピラティスクラスを開催。充実感のあるクラスを実践しています。

2017-11-03 13:19:26 | 日記
こんにちは!文化の日、気持ちの良い秋晴れに恵まれました。
さて、この時期になると思い出す一篇の詩がありますのでご紹介します。
オーストリアの詩人、リルケの「秋」という詩です。


木の葉が落ちる 落ちる 遠くからのように
空はるかにある庭が枯れたように
いやいやの身ぶりをしながらも 落ちる

そして この重い地球も 夜々に
ほかの星たちからはなれて さびしいところへ落ちる
ぼくらはみんな 落ちる このぼくの手も落ちる
まわりをごらん なにもかもが落ちる

でも ただひとり この落ちるみんなを
両方の手でこよなくやさしくうけとめるひとがいる


木の葉から地球まで、ひいてはそこに立っている私まで、落下という物理現象には
誰しも逆らえないものですが、そこに身を委ねきった時、初めて出会える「手」が
あるのだと思います。

 簡単な言葉を重ねて、読むひとの心の深いところにしっかりと根を張る、素敵な詩
だなあと思います。

 今日の写真はこちら!

先日お花屋さんで買ったケイトウ。
燃えるような色が綺麗ですね