韓国との戦争【ストーンデスク新報】

我々はすでに戦争状態である

我々はすでに戦争状態にある

2017-06-20 00:33:30 | 日記
戦争の形にも色々とある
国際連合が出来てから表立っての武力による戦争という物は抑えられて来た

武力を保持し、実際に主体的に実力行使に出る国というのは
長年アフリカに部隊を駐留させるフランスや、NATOを保持するアメリカ、ロシアといった国連の経済制裁を無効化出来る国々に限られている

現代では、数々の内戦や虐殺、粛清を経ながら
自由陣営と呼ばれる西側の国々はそれを抑える選挙制度、民主主義によって国を安定させているものの
それすらも、世論の揺らぎという不安定な要素が動き出す事で亀裂が起き始めている

民主主義、資本主義の限界という言葉さえ聞こえてきた昨今
世論を操る事は武器と化し、ナチスを排除しようとした欧州のズレた勘違いによって、あの時代と同形の戦争と呼ばれた物が姿を現し始めて来ている

この戦争の形で今日本が相対している国とは何処だ?と言えば、大概の人間が中国、もしくはロシアと言うだろうが
現実に攻勢と撤退を双方が繰り返している国は韓国であると言える

それを言うのであれば、実際の戦況はどうなんだろうか?と言う話になるが
2017年6月末に至って膠着状態に近い

2015年韓国は韓国のカードとして慰安婦合意を手に入れた
これによって韓国世論は勃興し、パククネ政権は安泰に見えたが、2016年4月には選挙で野党に敗北し
2016年5月末サード問題を自らの手で掘り起こして、中国の制裁を受けた後に、見る見る権勢を失って最後には逮捕されている

AIIBの設立後、即座に加入した韓国がサード問題で内部の席を外されたのもこの間の時期だ

この2016年の上半期に中国と韓国に何があったのか?

それは十中八九、アメリカ合衆国大統領選挙である

この時、ほぼ確実に当選すると思われたヒラリークリントンや相対する有力な保守派の議員達はTPPを推進している
IDS条項と呼ばれる強権がひとたび知的財産権を堅守し、加入者の類似商品をシャットアウトすれば、ブロック経済化によって
中韓が大打撃を受ける事がほぼ確定していた

慰安婦合意を公然と米国主導で行った2015年の段階から2016年の中頃に至るまでに、この事を二国は読めていなかったのだろうか?
中を端折って結論を言えば読めていたが、ひとつ予想外な事が起きていたようだ

数々の予想を覆して当選したのはヒラリークリントンではなく、保守派の主流派でもなく、一般人ドナルド・トランプで
彼は当選後、実際にTPPを廃止し、個別に貿易すればいいと主張して盤面をひっくり返している

この選挙期間中にはたから見れば中国と韓国は仲間割れを起こしているように見えるが
米国が日本と韓国を引き合わせ、慰安婦合意内で日本に韓国の経済支援を確約させている事から
既定路線であった事が伺える

韓国は少なくとも米側に誘われていた、その上で韓国は自ら問題を表面化させて中国と亀裂を作った
これは中国との離間を演出し、TPPに入る理想的な状況を作ると共に日本から経済支援を受け
さらに、後日米国にとって、なし崩し的に意味のなくなった慰安合意の破棄すら見えてくる方策に見える
ここから先の場面に対しても中国との協約が存在するのであれば、アメリカと中国の橋渡しすら可能になり

日本に対しては更に効果的で、国際的な合意を得た状態で戦後賠償の再度要求が可能になるわけで
これによって少なくとも韓国の左派は10年は安泰になると見ていたことだろうし
上手く行けば日本政府の転覆すら韓国中国の思うがままになっていた可能性すらあった

さて、ではここから、ここまでの出来事を日本の目線で見て行くと、どうなるだろうか?という話をしよう

TPPに加入するとなった時に、担当した民主自民両政府は賛成に回り、その価値を高く評価していたようだった
勿論、慰安婦合意に関しても内心でどう思っているかは別にして実利を取るべく動いていた事だろう
慰安婦合意の破棄に目を瞑る代わりに経済的に優位に立つという選択を持って、そこには
場合が場合であれば政権すら犠牲するという考えが透けて見える

しかしその場合は来なかった、TPPという存在が立ち枯れし、まだ生きているのかどうなのかもわからないという状況になって
中国が韓国への制裁を少しずつ無くして行き、彼らは本性を現し始めている

私感ではあるが韓国が本当に信用出来る国であるのかをトランプは試そうとしているように見える
米国経済の事だけを考えるのであれば、TPPを即座に復活し、日本を犠牲にしたとしても中韓を従えるという方法が一番いいだろう
それをしない事は、アメリカの左派だけでなく、輸出業界寄りの右派すら敵に回す行為でしかない

しかもこれは日本も同様の話だ、安倍政権に至って、本人の言動が必ずも一致しない事が明らかになっている現在
安倍とトランプの蜜月は、TPPの立ち枯れ継続を意味し、日本主体で考えれば韓国の排除と中国のけん制が同時に起こせているものの
実際の所を考えればTPPを立ち上げる事をまるでなかった事のようにされる事は、保守も左派も敵に回す事になる

兵糧を失い、武器を買っている、実際の戦闘で考えるのであればこういうふうに例えられるだろうか
食べ物を失う富む者は、ただ嫌だ嫌だと言うだけで、戦場の全体が見えているわけではない
例えば、武器と金を持った人間が門の前に立っているだけで入れろと騒ぎ、入れてやれと糾弾するのは危険でしかないが
今の現実の世界とあまり変わらない

日米の政財界に個別の違いはあれど唯一の一致点を上げるならば、二将を支える兵士達が誰も離れようとしない事だろうか

兵らの士気を見て、将らが蜜月関係に至る事に違和感はない

ただ彼らが負ける所や、敗残の兵となって散る様は見たくないと切に願うし
将に至ってはその気持ちに限りがないだろうと思うので、ただ懸命に全うして欲しいと考える

一言、最後に付け加えるのであれば、健闘を祈る、と名もない漫画家は思う