「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。
昨年の3月は消費税増税の直前ということもあり、PS4本体をはじめとしたハードの需要が好調でした。ハード市場は3月としては異常値ともいえる実績でしたが、ソフト市場は例年並み。PS4の高いスペックを堪能できるタイトルとして「メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロズ」(コナミデジタルエンタテインメント)がよかったですね。
さて、今年の3月は一転してソフト主体の展開でしょう。今のところ昨年と同じぐらいの売り上げでみていますが、新作はかなり豪華なラインアップなので、もっと上をねらえるのではと期待しています。また、「龍が如く0 誓いの場所」(セガ)をはじめ、PS3とPS4で同時発売されるタイトルがいくつかありますが、PS4の普及に伴い、PS4版の方が売れるタイトルも出てくるのではないでしょうか。
トップと予想しているのは人気シリーズの最新作「龍が如く0 誓いの場所」のPS3版。これまでのシリーズの前日譚にあたり、おなじみのキャラクターの過去がわかるファン必携のタイトルといえそう。また、バブル期の80年代を舞台にしていることもあり、当時の曲や風景を楽しむユーザーもいるのでは。PS4版は昨年の「龍が如く 維新!」と同様、本体のけん引も期待できそうです。
続くのはアニメも人気を博した「ソードアート・オンライン-ロスト・ソング-」(Vita、バンダイナムコゲームス)と予想。前作「ホロウ・フラグメント」は現在も売れているロングセラー商品で、今回も期待できそう。意外とライトユーザーが多いのも好材料でしょう。好調のフィギュア「amiibo(アミーボ)」との連動も魅力の「マリオパーティ10」(WiiU、任天堂)や、おなじみの曲でリズムアクションが楽しめる「シアトリズム ドラゴンクエスト」(3DS、スクウェア・エニックス)もかなりよさそうです。
個人的に注目しているのは「バトルフィールドハードライン」(PS4・PS3・XboxOne・Xbox 360、エレクトロニック・アーツ)。前作にあたる「バトルフィールド4」のPS4版は発売時から昨年の秋ごろまでずっと売れ続け、本体の販売にも一役買ったたタイトルでした。グラフィックの美しさがゲームの楽しさを左右するジャンルだけに今回もかなり期待できそうです。
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