大分市の英語教室 英語3D~ 英語だれでもできる !

大分の英検・夏休み英語セミナー・TOEFL・海外併願・SAT・エッセイ・センター満点・東大・医学部・研修・講演会

TPP環太平洋経済連携協定と自殺する種子

2010年11月08日 | 日記
TPPへの参加か不参加か~で日本はもめています;

日本の農業を守るためにも貿易自由化だ、とする意見と、関税の撤廃により日本の農業は壊滅する、という意見。

前者は、産業競争力を高めるためにはもはや関税撤廃は不可欠、という主張。
後者は食料というのは資源であり、昨今の獲得の国際競争の激化はひいては国の安全保障を脅かす、という主張です。

英検にterminator genes という長文がありました。
それは、「自殺する種子」のことで、作物に実った二世代目の種に毒ができ自殺してしまうように故意に作られた種子のことです。

これを売るのは多国籍アグリビジネス企業ですが、これによって農家の自家採種は無意味になり、毎年その企業から種子を買わざるを得なくなります。その種子のための特別の除草剤もセット販売です。

じゃあそんな種子を初めから買わなければ良いのでは、と思うかもしれません。
が、話はもっと複雑です。

パーシー・シュマイザーさんというカナダのナタネ農家の方が、
「風に飛ばされたGM種子が自分の農場に生えたことによって、その種子を発売した多国籍企業から訴えられ、裁判で敗訴した」

という事実があります。特許侵害の罪にあたるそうです。

ご本人はGM種子を使うつもりは毛頭無かったので、大反論したわけですが、多国籍企業側は風で運ばれたのでも鳥が運んだのでもなく、本人が意図的に無料で種子を栽培したのだ、と主張しています。

私はどちらがどうこう、というつもりはなく、この件に代表されるように、私たちはすでにあらゆることを知らないでは済まされない世界に住んでいる、という現実を痛感しています。

生物多様性の記事でも書きましたが、COP10ではこういう議題は盛り上がったのでしょうか。

グローバル社会になり選択肢が広がることは、知らないことがとてつもない損害を生んでしまう、リテラシーつまり社会情勢を読み解く力が無いものにはきわめて不利な世界である、ということです。

日本語能力を磨き、外国語がせめて2カ国語はできるようにする、それだけでも若い世代はこのリテラシーをある程度保てるのではないでしょうか。

 東大、英検、TOEFL、幼児小学生英語/kuma_wel/}入会お問い合わせはこちらへ stella001@mail.goo.ne.jp
人気ブログランキングへ

最新の画像もっと見る