産業・経済そのほか速

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日米同盟「世界の平和に貢献」…両首脳が強調

2015-04-29 04:13:00 | 政治

 日米同盟「世界の平和に貢献」…両首脳が強調


 【ワシントン=志磨力】安倍首相は28日午前(日本時間28日深夜)、米ホワイトハウスでオバマ大統領と会談した。


  両首脳は記者会見し、日米同盟が、世界の平和に貢献しているとの考えを強調した。会談に合わせてまとめた「日米共同ビジョン声明」では、戦後の和解から始まった日米両国は、70年間にわたって世界の平和や繁栄に貢献するなど、模範的な2国間関係を築き上げたとの歴史観を共有していることも打ち出した。


  首脳会談は予定の時間を30分超え、2時間近くに及んだ。両首脳の会談は昨年11月以来で、今回は岸田外相、中谷防衛相も同席した。


  会談後、安倍首相とオバマ氏はホワイトハウスで共同記者会見を行った。


  オバマ氏は冒頭、「日米同盟を通じ、これからも未来を築いていきたい」と述べ、新たな日米防衛協力の指針(ガイドライン)によって同盟関係を強化していく考えを強調した。首相は「日米は新たな時代を切り開いていく。強い決意をオバマ大統領と確認することができた」と応じた。


  オバマ氏は、東・南シナ海で問題となっている中国による強引な海洋進出について、「中国は東アジアや東南アジアで力を拡大しようとしている。中国のやり方は間違っている」と批判した。


  沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について、オバマ氏は「より柔軟に対応したい」と述べ、首相は「負担軽減を日米の強い信頼関係のもとで進める」と日米の連携を強調した。



米欧豪との戦後の和解努力評価

2015-04-22 22:12:47 | 政治

 米欧豪との戦後の和解努力評価


  安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話に向けて設置した私的諮問機関「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三日本郵政社長)は22日夕、4回目の会合を官邸で開いた。先の大戦後、日本による米国や欧州、オーストラリアとの和解の努力について評価する意見が相次いだ。


  5月に予定される次回会合では、中国や韓国との戦後の和解について議論する。戦時中の強制連行の被害者への補償などが議題になるとみられ、注目を集めそうだ。


  会合冒頭では、外部有識者として参加した東大の久保文明教授と慶大の細谷雄一教授の2人が、戦後日本が旧敵対国と和解に至った経緯を説明。



全国の電子カルテ集約、ビッグデータ化し活用へ

2015-04-01 04:15:34 | 政治

 全国の電子カルテ集約、ビッグデータ化し活用へ


 政府は31日、2020年までに全国の医療機関から電子カルテなどの医療情報を集めて、「ビッグデータ」として活用する新制度を創設する方針を固めた。


  電子カルテの活用は各地で進んでいるが、全国規模で利用する試みは初めて。治療方法の効率化に役立てるだけでなく、研究機関や民間企業による難病治療や新薬開発などにつなげたい考え。夏にまとめる政府の成長戦略にも盛り込む方向だ。


  新制度は、国が新設する機関が、各地の医療機関から集めた電子カルテなどの情報を、個人が特定できないよう削除・加工した上で、医療機関のほか、大学など研究機関や製薬会社など民間企業に提供する仕組みだ。


  電子カルテには、投薬の記録や病理検査の結果、患者の回復経過などの情報が記録されている。ビッグデータとして活用すれば、高額な医薬品が統計的に治療に結びついているかといった費用対効果の分析や、最も効果的な治療法を導くことが期待される。医療機関がこうした情報を基に効率的な医療を行うことで、医療費の抑制にもつながるとみられる。



米国防長官、安保法制整備を評価

2015-03-27 12:08:47 | 政治

米国防長官、安保法制整備を評価 

  【ワシントン共同】自民党の高村正彦副総裁は26日午後(日本時間27日未明)、カーター米国防長官と訪問先のワシントンで会談した。カーター氏は集団的自衛権行使を可能とする日本側の安全保障法制整備の動きに関し「歴史的取り組みだ」と評価。双方は日米同盟を深化させていく方針を確認した。高村氏は会談後、6月24日までの今国会の会期を延長し、関連法案を成立させたいとの意向を記者団に表明した。


  会談でカーター氏は、安倍晋三首相が4月下旬に訪米し、オバマ大統領と会談することに関し「同盟の堅固さを世界にアピールする場にしなければならない。米側もしっかり協力する」とした。


 【共同通信】



共存共栄へ尽力=ケネディ元米大統領の偉業たたえる-クリントン氏

2015-03-19 03:20:42 | 政治

 共存共栄へ尽力=ケネディ元米大統領の偉業たたえる-クリントン氏


  講演するクリントン元米大統領=18日午後、東京都新宿区の早稲田大学

   クリントン元米大統領は18日、早稲田大学で開かれた「ケネディ大統領のトーチ 引き継がれる遺産」と題して行われたシンポジウムで講演、ソ連との冷戦まっただ中で部分的核実験禁止条約(PTBT)を締結するなど、人類の共存共栄に向け尽力したと述べ、ケネディ元大統領の偉業をたたえた。
  クリントン氏はケネディ元大統領の功績として、PTBTのほか宇宙開発計画、開発途上国の発展に貢献する技術協力ボランティアら「平和部隊」の創設を挙げ、「ケネディ氏は地球上のすべての人に平和を享受する権利があると信じていた」と強調した。