派遣にまつわるエトセトラ

人材派遣コーディネーターより、
派遣のお仕事についてお知らせします。

派遣が役立つのに・・・

2010年07月01日 | 人材派遣について
気になるニュースが2つあります。

1つめ【経費節減 苦悩の各選管】人材派遣や開票所減らし対応
 参院選(7月11日投開票)の経費節減に、各市町村選管が頭を悩ませている。昨年秋の政府の事業仕分けを受け、今回の参院選で国が負担する県全体の費用は前回の2007年参院選より約16%少ない26億3000万円になる見込みで、総務省は都道府県選管に経費圧縮を求めてきている。「削減できなかった費用はどうなるのか」。そんな不安を募らせる担当者もいる。
 全国一の有権者を抱える横浜市では約1億3000万円の圧縮が必要。約6000人で行う投開票作業で人件費を浮かせるため、480人を人材派遣でまかなう。啓発用ポスターも独自には作成せず、県のポスターを使用している。それでも約1億円分しか削減できていない。政令市になり、開票区が全市1区から3区になった相模原市は、通常、各区に設ける開票所を南区と緑区の2か所のみにした。中央区は南区で開票する。
 川崎市は、時間外手当が出ない管理職職員に出勤を求めた。横須賀市では投開票日を記載したうちわなどを配る事業を廃止した。しかし、各自治体とも削減目標を達成できていない。
 本来、国政選挙費用は国の負担だが、ある市選管関係者は「目標が達成できず、国費も出なければ、市の持ち出しでやるしかない」と漏らした。
(2010年7月1日 読売新聞)

継続審議になった改正案が本当に成立してしまったら、
上記業務は派遣禁止されるものでしょう。
おそらく日雇い派遣だし専門26業務以外だし・・・。

困ったとき、人材派遣が役立つケースがまだまだあります。
民主党のマニフェストからこっそり消えている派遣法改正ですが、
中身を考え直して欲しいものです。

2つめ【古文書整理の人手不足 金沢の玉川図書館】
 金沢市立玉川図書館と契約した市内の人材派遣会社が、同館に7月から派遣する予定だった古文書のファイリング経験者を確保できず、古文書整理の人手が不足する事態となっている。当面は正規職員が兼務するが、同館では「業務が滞らないようにしたい」として新たに派遣業者選定へ入札を実施する方針だ。
 同館では近世史料館での古文書のファイリング業務で、3人の派遣職員を雇用している。契約期間は3年。今年6月末に契約が終了することから、新たに派遣業者を選定するため、5月に制約付き一般競争入札を行い、市内の4業者が応札した。
 派遣職員は、古文書のファイリング経験が1年以上あることが前提で、かつ図書館司書または公立・大学図書館で3年以上の勤務経験が条件だった。しかし、落札した業者は当初、条件を満たす契約社員の確保にめどがついていたものの、その後本人の都合で勤務できなくなるなどし、6月に入って図書館側に契約の辞退を申し入れた。
 落札業者によると、玉川図書館での仕事に対し、25人ほどの応募があったが、図書館司書の資格は有していても、古文書のファイリング経験がある人は少なく、確保が難しかったという。市では今回の契約解除が、指名停止の対象となる「不誠実な行為」に当たるか今後判断するとしている。
 市では再度の入札を検討しており、玉川図書館の森田勝館長は「古文書のファイリングは専門性の高い仕事。早く経験のある人に来てほしい」と話している。
(2010年7月1日 富山新聞)

この派遣会社さんの苦労が分かる・・・
(派遣職員の条件が厳しすぎませんか)
こんなに専門的だというファイリング業務は
もちろん専門26業務(派遣期間制限無し)。
業者との契約が3年だったから仕方ないんでしょうけど、
前の業者からの3人の派遣社員さんはどうなるんでしょうか。

以上、気になるニュースでした。

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