ビゼン設備・スピカショールームです。
介護保険を利用した住宅改修の進め方
①アセスメント(何が問題か?)
↓
②プランニング
↓
③現場調査・見積
↓
④事前申請
↓
⑤施工業者への依頼・施工
↓
⑥住宅改修費支給申請
↓
⑦モニタリング(住宅改修をして生活がどのように変わったかを知る)
このように進めて行くといいでしょう。
では、詳しく説明いたします。
①アセスメント(問題点を把握する)
・日常生活活動(ADL)を確認
動作を行っている環境を改めて把握する
起居動作 布団ですかベッドですか。寝返りしたり、起きあがってから立ち上げれますか。見守りや介助が必要ですか。
色々な姿勢(長座位・端座位・正座・いす座など)での座位は安定していますか。
その姿勢から立ち座りは何も掴まらないで出来ますか。
支えがないと不安定で尻餅をついたり立ち上がれないないことはないですか。
移乗動作 姿勢や位置を別の姿勢や位置に移動できますか。
例えば、ベッドから車イス、車イスから居室のいすやシャワーチェアなどへの移乗は自立していますか。
見守りや介助は必要ですか。用具を使ったり工夫したりしていますか。
移動動作 行きたい場所に歩いて行けますか。どのような姿勢で移動しますか。壁伝いに行ったり、柱や棚や取っ手を頼りにしていませんか。
階段や段差の昇降に不便はないですか。敷居はまたげますか。車イスや歩行器を使ってますか。自分で使いこなしていますか。
場面によって見守りや介助が必要ですか。
食事動作 食事内容は家族と一緒ですか。摂食は自立していますか。使っている道具(箸・スプーン・自助具など)は何ですか。
道具を使いこなせますか。食事姿勢を保っていられますか。むせたり、飲み込むタイミングが悪かったりしていませんか。
見守りや介助が必要な場面がありますか。
更衣動作 様々な種類の衣服を手伝いなく一人で着脱できますか。
ボタンのかけはずしやチャックの開け閉め、靴下や靴の脱ぎ履きなど見守りや介助が必要ですか。
改良や工夫で容易に着脱出来るようにしていますか。
排泄動作 トイレを使用していますか。どのようなトイレ(和式・汽車式・洋式)ですか。
オムツやポータブルトイレを使っていますか。失敗はないですか。
後始末は自分で出来ますか。介助や見守りは必要ですか。
家事動作 炊事・洗濯・掃除・買い物など自分で行っていますか。家庭内の役割として分担していますか。
何か援助が必要ですか。出来る事と出来ない事がありますか。援助サービスが入っていますか。
整容動作 歯磨きや洗濯、髪の手入れ、髭剃り、爪切り、化粧、耳掃除などしていますか。姿勢を保って道具を使用できますか。
入浴動作 自宅で入浴していますか。入浴サービスを利用していますか。浴室までの移動はどうしていますか。
衣服の着脱はどの時点でどのように行っていますか。洗い場への出入りはどうですか。
洗身や洗髪は自分で行っていますか。浴槽への出入りはどうですか。姿勢は保っていられますか。工夫や介助が必要ですか。
その他 電気をつけたり消したり、施錠や開錠が出来ますか。電話をかけたり用件を伝えられますか。
字を書いたり、メモを取ったり出来ますか。
上記の事をなぜ行えないのか?
どのような解決策、方法が有効なのか?
プランニングを立てていきましょう。
②プランニング
・本人・家族の希望にも配慮して、問題解決に向けて計画を立てていきましよう。
住宅改修後の生活動線も踏まえて、改修のプランを・・・・・
↓
本人の生活動作を円滑及び安全に行えること
介助負担も軽減させること。
・住宅改修以外にも
ヘルパーさん等の人的支援、デイサービスなどの生活範囲を広げること
福祉用具の導入
動作の仕方を変えてみる
部屋のレイアウトを変えてみる(テーブルを伝い歩きできるようになど)
③現場調査・見積
・問題解決に向けられたプランニングは、本人・家族の同意の下で進められます。
住宅の専門の方も交え、具体的な施工方法、使用する材料、費用などの検討を進めます。
④事前申請
・介護保険の住宅改修は、不適切な施工内容によってトラブルが生じていることや
本人の状態にあった適切な改修工事を行うよう、改修工事の質の向上をさせる観点から、施工前に審査を受ける
事前申請制度を導入しています
事前申請で必要な書類
・住宅改修費支給申請書
・住宅改修が必要な理由書
ケアマネージャーさんなどに記入して頂く(福祉住環境コーディネータ2級以上の有資格者も申請できます)
・住宅改修前の写真(トイレ、浴室、廊下等の箇所ごとの改修前の写真で、撮影日が入っているもの)
・改修前後の状態が分かる住宅平面図等
・住宅の所有者の承諾書(住宅の所有者が当該利用者でない場合)
・工事費見積書
・被保険者証
注:由利本荘市の場合になります
⑤施工業者への依頼・施工
・工事着工時の打合せは重要です。
打合せをした担当が直接工事施工にあたるとは限りません。
改修の詳細(手すりの位置や最終的な仕上げなど)細かく伝達されているか確認して下さい。
工事終了後には、計画(見積)通りに施工しているかだけでなく、
身体状況(使い勝手、動作の安定など)と合っているかの確認も必要です。
⑥住宅改修費支給申請
・住宅改修の支給は償還払いになります。
工事代金の全額を施工業者にお支払い後、保険者に必要な申請書類を提出し審査を経て支給となります。
支給申請で必要な書類
・住宅改修費支給申請書
・領収証(被保険者名義、介護保険対象外部分を含んでもよい)
・住宅改修完了後の状態が確認できる書類(トイレ、浴室、廊下等の箇所ごとの改修後の写真で、撮影日が入っているもの)
・工事費内訳書(事前申請時の見積書と領収証の金額が異なる場合、領収証の内訳)
・委任状(被保険者本人と振込口座の名義人が異なる場合)
支給は口座振込になり、申請した月の26日頃になります。支給前に通知書が届きますので確認下さい。
注:由利本荘市の場合になります
⑦モニタリング
・工事完了の時点では、身体状況と適合していたとしても、実際に生活を始めてみると新たな問題が表れてくることもあります。
また、本人の動作がスムーズになり安全に行動出来る範囲が広がる事で新たな課題が生まれてくることもあり、
逆に身体状況の変化によって環境と合わないことが課題になることがあります。
新たなアセスメント(何が問題か?)に向けて状況を把握(生活がどのように変化したか)しておくことが重要です。
こうやって書きましたが
お客様のご予算もありますよね。
そのご予算内に出来る事を工事する方法もあると思っています。
なお、由利本荘市福祉用具購入の指定販売業者になっており、
住宅改修と福祉用具を上手く組み合わせて安心して暮らせる住宅を作っていけたらと考えています。
お気軽にご相談ください。
介護保険を利用した住宅改修の進め方
①アセスメント(何が問題か?)
↓
②プランニング
↓
③現場調査・見積
↓
④事前申請
↓
⑤施工業者への依頼・施工
↓
⑥住宅改修費支給申請
↓
⑦モニタリング(住宅改修をして生活がどのように変わったかを知る)
このように進めて行くといいでしょう。
では、詳しく説明いたします。
①アセスメント(問題点を把握する)
・日常生活活動(ADL)を確認
動作を行っている環境を改めて把握する
起居動作 布団ですかベッドですか。寝返りしたり、起きあがってから立ち上げれますか。見守りや介助が必要ですか。
色々な姿勢(長座位・端座位・正座・いす座など)での座位は安定していますか。
その姿勢から立ち座りは何も掴まらないで出来ますか。
支えがないと不安定で尻餅をついたり立ち上がれないないことはないですか。
移乗動作 姿勢や位置を別の姿勢や位置に移動できますか。
例えば、ベッドから車イス、車イスから居室のいすやシャワーチェアなどへの移乗は自立していますか。
見守りや介助は必要ですか。用具を使ったり工夫したりしていますか。
移動動作 行きたい場所に歩いて行けますか。どのような姿勢で移動しますか。壁伝いに行ったり、柱や棚や取っ手を頼りにしていませんか。
階段や段差の昇降に不便はないですか。敷居はまたげますか。車イスや歩行器を使ってますか。自分で使いこなしていますか。
場面によって見守りや介助が必要ですか。
食事動作 食事内容は家族と一緒ですか。摂食は自立していますか。使っている道具(箸・スプーン・自助具など)は何ですか。
道具を使いこなせますか。食事姿勢を保っていられますか。むせたり、飲み込むタイミングが悪かったりしていませんか。
見守りや介助が必要な場面がありますか。
更衣動作 様々な種類の衣服を手伝いなく一人で着脱できますか。
ボタンのかけはずしやチャックの開け閉め、靴下や靴の脱ぎ履きなど見守りや介助が必要ですか。
改良や工夫で容易に着脱出来るようにしていますか。
排泄動作 トイレを使用していますか。どのようなトイレ(和式・汽車式・洋式)ですか。
オムツやポータブルトイレを使っていますか。失敗はないですか。
後始末は自分で出来ますか。介助や見守りは必要ですか。
家事動作 炊事・洗濯・掃除・買い物など自分で行っていますか。家庭内の役割として分担していますか。
何か援助が必要ですか。出来る事と出来ない事がありますか。援助サービスが入っていますか。
整容動作 歯磨きや洗濯、髪の手入れ、髭剃り、爪切り、化粧、耳掃除などしていますか。姿勢を保って道具を使用できますか。
入浴動作 自宅で入浴していますか。入浴サービスを利用していますか。浴室までの移動はどうしていますか。
衣服の着脱はどの時点でどのように行っていますか。洗い場への出入りはどうですか。
洗身や洗髪は自分で行っていますか。浴槽への出入りはどうですか。姿勢は保っていられますか。工夫や介助が必要ですか。
その他 電気をつけたり消したり、施錠や開錠が出来ますか。電話をかけたり用件を伝えられますか。
字を書いたり、メモを取ったり出来ますか。
上記の事をなぜ行えないのか?
どのような解決策、方法が有効なのか?
プランニングを立てていきましょう。
②プランニング
・本人・家族の希望にも配慮して、問題解決に向けて計画を立てていきましよう。
住宅改修後の生活動線も踏まえて、改修のプランを・・・・・
↓
本人の生活動作を円滑及び安全に行えること
介助負担も軽減させること。
・住宅改修以外にも
ヘルパーさん等の人的支援、デイサービスなどの生活範囲を広げること
福祉用具の導入
動作の仕方を変えてみる
部屋のレイアウトを変えてみる(テーブルを伝い歩きできるようになど)
③現場調査・見積
・問題解決に向けられたプランニングは、本人・家族の同意の下で進められます。
住宅の専門の方も交え、具体的な施工方法、使用する材料、費用などの検討を進めます。
④事前申請
・介護保険の住宅改修は、不適切な施工内容によってトラブルが生じていることや
本人の状態にあった適切な改修工事を行うよう、改修工事の質の向上をさせる観点から、施工前に審査を受ける
事前申請制度を導入しています
事前申請で必要な書類
・住宅改修費支給申請書
・住宅改修が必要な理由書
ケアマネージャーさんなどに記入して頂く(福祉住環境コーディネータ2級以上の有資格者も申請できます)
・住宅改修前の写真(トイレ、浴室、廊下等の箇所ごとの改修前の写真で、撮影日が入っているもの)
・改修前後の状態が分かる住宅平面図等
・住宅の所有者の承諾書(住宅の所有者が当該利用者でない場合)
・工事費見積書
・被保険者証
注:由利本荘市の場合になります
⑤施工業者への依頼・施工
・工事着工時の打合せは重要です。
打合せをした担当が直接工事施工にあたるとは限りません。
改修の詳細(手すりの位置や最終的な仕上げなど)細かく伝達されているか確認して下さい。
工事終了後には、計画(見積)通りに施工しているかだけでなく、
身体状況(使い勝手、動作の安定など)と合っているかの確認も必要です。
⑥住宅改修費支給申請
・住宅改修の支給は償還払いになります。
工事代金の全額を施工業者にお支払い後、保険者に必要な申請書類を提出し審査を経て支給となります。
支給申請で必要な書類
・住宅改修費支給申請書
・領収証(被保険者名義、介護保険対象外部分を含んでもよい)
・住宅改修完了後の状態が確認できる書類(トイレ、浴室、廊下等の箇所ごとの改修後の写真で、撮影日が入っているもの)
・工事費内訳書(事前申請時の見積書と領収証の金額が異なる場合、領収証の内訳)
・委任状(被保険者本人と振込口座の名義人が異なる場合)
支給は口座振込になり、申請した月の26日頃になります。支給前に通知書が届きますので確認下さい。
注:由利本荘市の場合になります
⑦モニタリング
・工事完了の時点では、身体状況と適合していたとしても、実際に生活を始めてみると新たな問題が表れてくることもあります。
また、本人の動作がスムーズになり安全に行動出来る範囲が広がる事で新たな課題が生まれてくることもあり、
逆に身体状況の変化によって環境と合わないことが課題になることがあります。
新たなアセスメント(何が問題か?)に向けて状況を把握(生活がどのように変化したか)しておくことが重要です。
こうやって書きましたが
お客様のご予算もありますよね。
そのご予算内に出来る事を工事する方法もあると思っています。
なお、由利本荘市福祉用具購入の指定販売業者になっており、
住宅改修と福祉用具を上手く組み合わせて安心して暮らせる住宅を作っていけたらと考えています。
お気軽にご相談ください。