ずっと注目しているミュージシャンがいます。中国の左小祖咒(左小祖呪)です。
艾未未らと活動をともにするなどして、発言、行動するミュージシャンです。
そのCDを北京で買おうとしても、通常の店では購入できませんでした。
「検閲をパスしていない『地下電影』が、映画館では上映できないのと同じこと」と、北京人は説明します。
アンダーグラウンドの音楽や美術、映画といった分野に明るい北京人が、何人かの友人や知り合いに頼んで左小祖咒のCDを扱っている店を探してくれたのですが、やはり見つかりませんでした。
正直、中国のロックには今ひとつ関心をそそられなかったのですが、ルー・リードらにも通じる左小祖咒の歌唱力、さらには彼のバックバンドの音楽性は、じゅうぶんに聞きごたえがあります。
左小祖咒がこれまでどのような音楽活動を行ってきたのか、まだよくわかりません。しかし、ルー・リードが先日、亡くなったさいに左小祖咒は『ベルリン』が好きだったと、twitterで発信していました。
やはり左小祖咒もルー・リードを以前から聞いていたようです。
近々、左小祖咒に会えるようにコンタクトをとってみようと考えています。