159・160・161・2007年7月28・29・30日
せっかく晴れた日が続いていたが、28日はものすごい雨が降った。それからと言うもの、曇りや小雨が降る天気が続き、やや肌寒い日に逆戻りしてしまった。本当に天気が移ろいやすい、夜窓を開けているとすごく寒くなってしまう。窓を閉めたところで、上に一枚着ないと確実に風邪を引きそうなくらいに寒い。
28日は朝方にこれまでで一番強い雨が降った。もちろん河童をきたが、びしょぬれで仕事をすることとなった。少しズボンに穴が開いているので、そこから大量の雨が入り込み、長靴は浸水状態になってしまった。また、宿舎の窓を開けてしまっており、床が水浸しになってしまった。埃がたまって汚かったので、ちょうどいい掃除代わりになったと考えよう。
当然、雨が強く振っているので、急いで馬房を作り、子つきをいれた。雨のなか、子つきを引くのは予想以上にしんどい作業だ。雨で視界、足場が悪くなるし、こっ子のテンションも少し上がってしまうのもいる。厳しい状況の中での仕事となり、大変きびしいものだった。朝に子つきを入れたので、午前・午後とも仕事は逆に減り、競馬を見る時間を長くとれた。馬房掃除も雨が降っておりできないので、ボロ拾いと、固まった寝藁を解して整えるのみに終わった。昼過ぎからは雨が止んだので、なんとか子つきを放す事ができた。朝はしんどく、雨に打たれまくって仕事をしたが、その後はたいした仕事もなくてすみよかった。
29日はこれまた特に仕事もなく、淡々と終わった。競馬もゆっくりと見ることができた。最近、仕事の合間の小休憩に寝ることが多い。大事なメインレースの間も気づいたら寝てしまい、起きたらジャスパーが外から差して来るところだった。まぁ、いろいろと疲れているのだろう。
30日も子つきを入れるまでは普段どおりで仕事が終わっていった。そして、こっ子の検温をしたときのことである。検温し終わると、熱が39度以上のこっ子が多発してしまった。おそらく、28日に雨に打たれてその時に体が冷えてしまったのが原因だろう。それしか考えられないが、2日たってそのツテがきてしまったのだろう。
昼からは近くのパドックに放し、特に熱の高いものは馬房内で療養することになった。最終的には9頭ものこっ子が夕方から馬房に入ることになった。その分馬房をつくらないといけないし、ボロ拾い、草などの付随する作業が増えてしまうので大変である。おまけに今日の見回りは自分である。いろいろと面倒なことが多いが、愛するこっ子のため頑張らねばならない。幸い、明らかに様子が変わったこっ子はおらず、草も乳も普通に食べているので時期に回復していくことだろう。早く良くなって昼夜放牧に出せるようになって、私達の仕事を減らして欲しい。