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ヒロー

疲労はいけない(こんな詩の夜もある)
ヒローはいけない(はぁ。)
なにを思い出しているんだ(どうしよもない遮断)
いけない ツライよ ただミジメだよ
タダさみしいダケジャナイカ
ツイテナイ眠りの覚め方だ(真っ白な方がマシだ)
タダノのひとりぼっちジャナイカ
あの日の言葉 あの日のおもい 
あの日の キミのきみ(アノ日ノ ぼくのボク)
うちのめされたヒローは
いまでもど真ん中で泣き狂って
鎮める言葉の決定打すらない(コンナ詩ノ夜モアル)
そしてひとつの疲労が過ぎ去って
ポツンと さみしく(やっと独りにナッタ)

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ドコカ

ノートルダム なわけがない
〈考えるひと〉は 時の間隙にチラッと
欲望の間隙にスウッと
遙かなる手帖ぐらいでちょうど
いいのかもしれない
メモすらうまく書けたことはないけれど
つぎに進むのに嘘はつけない
ことばの花は
ことばの音楽は
ことばの静まりは
ことばのニューヨークは
扉をしめて窓辺に立ち
普通の上階と寒さの夢をみる
遙かなるニホン 遙かなるココ
遙かなるキミ
遙かなる〈考えるひと〉
公園と廻廊とコーヒーと水と机と椅子と
スポーツ紙と手帖とスマートフォン
さて 何ガ起コル
無防備なのは孤独の歴史だ
〈考えるひと〉は
祈るものと添い寝すらできない
祈りは間隙に 空虚は祈りに
さて 何ガデキル
失われた時は ドウナル
キミニハボクノ信仰ガ視エルノダロウカ
〈考えるひと〉は間隙を漂って
とっかかりのドコカを探し続ける

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未来の瞳

失われたものばかり
時間のことばかり
考えてしまう
夢から覚めた朝の部屋でも
家にたどりついた夜景の中でも
答えがわかったとしても
どうにもなりはしない
唯一神と唯一人のかなしみ
答えを生きているわけではなくて
問い続けるものではないのかもしれない
未来の四季があって
未来の恐竜が空を見上げ
未来の哺乳類が木の実の手をとめて
未来の恋する瞳がじっとしている

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沈黙の心

深いたくらみがあるわけではない
だれであっても
じぶんのことが一番ちかい
だれにしても
あかりの路は流れる
ものの路は流れる
なんとなく不安な心は流れる
だれでもなく わたしであって
此処なのに遠くを視ているような
だれでもないような
いま一日の夜
しきりに心が喋りたがっている
ふりむいた顔がやさしくて
沈黙した心の涙が喋りたがっている

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心の手前

つかれること おりること
かるくしてみること 間抜けになってみること
それぞれの暮らし
それぞれの一体 それぞれの心
一体のうそ はぐれてしまった心
じぶんの絶対の味方を思って
からっぽになりかけそうな
心の手前で我慢している
あれは不思議なスカートと眼鏡だった
不思議な生活内のやりとりだった
それぞれの心の手前があって
手前に立っている真ん中のシーンがある
からっぽになりはしない
神の裸眼の心は絶対に視ているから

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時の庭

十年が経ち
また十年が経ち
またまた十年が経ち
またまたまた十年が経ち
寒い夜があり あかるい朝があり
寺の墓地にハナミズキが咲いて
一匹の老いた猫がお辞儀をしてくれて
そしてまた 十年がたった
マタマタ何ヲ言ッテイルンダカ
よく視れば十年は怪しい
前の生も死も 後の生も死も
垣根の向こう側に漂泊者が歩いている
こちら側のヒキコモリが土を掘っていたら
時の庭の怪しいものたちがザワツキはじめる

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季節の逆

季節は逆だ
思い思いの逆だ
あしたは視えないが
あしたへとは進む
んーと ナンダ 季節は逆だ
物語は逆だ 祈りの言葉は逆だ
これから どう生きる
孤独は逆だ この夢は逆だ
通勤電車は逆だ この国は逆だ
きみが愛しい過去も逆だ
とまれ しずまれ たのむ なんとか
逆の逆の逆の逆 思いの思いの思い
逆さまになったのはナンノ時間だ
「時に情けはない」ト 歌ガ聴コエテキタ

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階段の時

今朝 階段をのぼって
おなじ駈ける光景をみた(ソレハカツテ確かに見たものだ)
見たくても二度と見ることができなくなった
キミガ駈ける光景はあるけれど
(はるか遠くの朝に キミガとまる キミがたちつくす
 キミノ瞳がしずまる)
まったく違うのに(ソレハ誰ノモノデハナイケレド)
おなじ駈ける光景をミルコトになった
うつむいてしまった(その瞬間ハ視エナカッタ)
それは判断だったのか 決断だったのか
それとも油断だったのか
モハヤ時ヲ駈けることはできない
どんなに今朝が急いでも
タトエ世界ノ終リガ速クナロウトモ

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時の笊

いつもの夜とは ちょっと違う
きっと無意識に棄てているものが
この時の流れにアルノダロウ
そういえば今朝
なにか汚れているような壁に寄りかかっても
それはあとから気づいたことで
すぐにまた躊躇いもなく寄りかかっていた
ナニヲ 棄テテイルノカ
まわりには老人たちのライフスタイルが
一人 一人 二人(おそらく夫婦)と
おバカそうな(僕もおバカだが)
若者の5人組がスマホゲームをしている
ナニヲ 棄テテシマッテイルノカ
(忘れている)
そうか 忘レテシマッテイル
はじめから無いものだって アルシ
欲シイモノハ(あるよ アルアル)
ちゃんと所有シテイルモノハ
調子よくアヤシクシクシテイルけれど
神さまはこの時空の裏側にイルノカ
しきりに視ようとして無言だ ト思ウ(そうだろう)
わかりきったようには言わないでくれ
きっと独りはワカッテイナイノダ
イツモノ夜トハ チョット違ウ
もうすこし 頑張ってミル(こぼれ落ちても)
挨拶はイラナイ(すれ違うだけだから)
こんな底のコトバたちを
時の笊ですくっていくカラ

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下流の心

上流の桜が群をなして漂流してきた
真夜中の水の面に広がって
静かにとまっている
いま哀しみはないけれど
彼らからの親愛もない
いまは何処にも往かないケレド
彼ラモ消エテイク
哀しみは明日に
哀しみは時間の向こうに
〈親愛〉のゆくえは
心と心の哀しみは
独りずつ下流へと漂流していく
きらきらひかる海が 青空が
視エテイルカ 四月の心よ

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すれ違い

朝 すれ違う おもしろさ
奇跡ではなく 偶然でもなく
それを何分の一かの恋だと言うにしても
奇妙なでかいカラスが
でかい肉片を銜えていたし
老人に撥ねられそうになるし
あらゆるものが崩れてしまう災いは
いつか起こるものなのだろうし
奇跡ではなく 偶然でもない
ただ単に すれ違う 彼女と彼の おもしろさ
階段の手前で 階段の向こう側で
いったい何を視ているのだろう
唯一人の視野の まさに今の空間の焦点は
唯一神なら 何の価値にしてしまうのだろう

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他人の月

リアルな夢から覚めたら
急に何かこみあげてくるように
見知らぬ〈他人のリアル〉が
とても怖くなった
見知らぬ〈他人のリアル〉の その他人が
もう他人なってしまった誰かと
リアルにつながっている意識の底があることが
そんな街の部屋があることが
街の灯りがあることが
街の旅があることが
そして思いやりがあることが
とても怖かった
今夜 他人さまの朧月が
そっとリアルだ

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切れっ端

朧月は何も話をしなかった
夜桜にしても何も話をしなかった
もちろん僕も 何も話をしなかった
なんでもいいから何か話をしてほしい
と 昔の〈存在しない者〉が求めてきた
この〈存在しない者〉が
いったい何を言ってやがるんだ
とは思ったけれど
もう棄ててしまうような
そんな切れっ端の言葉でいいからと
しつこく言うもんだから
僕は切れっ端の詩を書いてみた
それは昔の 〈存在しない僕〉の
部屋の抽斗の中にあった

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はじめの雨音

まだ雨音を 聴いていない
雨の日ばかりなのに(ボクノ休日ハ)
仕方なくネ さんざん歩いたのに
天からの深い水に(深い音に)
ゆだねた時がない
ソウダヨ まだ四月のホントウノ雨は降っていない
なつかしい雨を聴いていない(視ていない)
昔から降っている(ミユキカ)
ホルスト/木星は四月の底に
少年がひそむ雨曇の底に
ひとつの音楽のはじまりをもたらす
ソノ時キミハ
雨音ヲ聴イタコトガアルカイ
雨音ニユダネテタコトガアルカイ
ナツカシイ雨音ヲ ハジマリノヨウナ雨音ヲ
少女の瞳は 校舎の鏡の前で
四月の底の横顔から ひとつの一瞬になる
ゆだねた雨音ハ何処ダロウ
玉座が静まった雨音ハ何処ダロウ
見捨テナイデホシイ
ぼくはいま四月の底にいる
きみの 雨音ノ声ガ聴キタイ
 
バスタブに湯水を落とす
じっと聴くと 意外ニ凡庸デモナイ音ガズル
また休日が終わる
ホルスト/木星はイヤホンの中に
きみは はるか遠く雨音の中に
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スイミング

つぎの国の部屋へ往こうとして
また停滞した(それはナマの感触だったナ)
それは再びめぐる愚カサ
(そういえばサッキ
 オチツカナイ書棚を通り過ぎたッケ)
どうしようもないな
どうしようもない
決定的に失われたものがあるノニ
マダ生きているシ
隣の国の部屋も生きている
きみはキット 無関係ダ
庭を眺める家族の呼吸がある
選ばれしものたちの呼吸がある
〈愛〉に名をツケテイルカモシレナイ
でもナントカ なんとかしないとナ
内臓は勝手に生きやがるカラ
詩を ちゃんとした言葉を
幸いなる沈黙を 小さな孤独トシテ
 
四月の市民プールの隅に立った
スイミング。泳ぎは体がおぼえていた
正しくはない泳ぎ方ダケレド
透明なものに色がある
水にも空気にも色があるト感ジタ
ソコニ名をつけられないケレド
これはひとつの新しい国カモシレナイ
まだまだイクツカノ希望ハアリソウダカラ
悔イ改メテハ深く考える 何度でも考エナヨ
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