照屋江美子 ~ソプラノは一日にして成らず~

ソプラノの照屋江美子のブログで~す!

春をみーっけ!

2012年03月04日 | アンジェリカの事

 

照屋江美子ソプラノリサイタル 2012/7/29 sun. 16:00開演 ¥2,000

 沖縄県八重瀬町 STUDIO T.tutti (スタジオ・手ぃ~とぅってぃ)

ゲスト:伊藤 純(旧姓:黒木 純) バス  ピアノ:外間三千代

 

こんばんわ 

今日は2年に一度のマンション前の駐車場の抽選の日....。

抽選の為、朝出かけると、写真のような梅の花と出会いました。

綺麗ですよね~~。桜のような派手さはありませんが、

しっとりと佇むような咲き方はとても好きです。

私は生まれも育ちも沖縄で、所謂「亜熱帯植物」が普通...。

桜は1月だし....。入学式の時期の桜なんて想像もつきませんでした。

しかも、ソメイヨシノではないので、いろも真っピンクで、

むしろ梅に近い咲き方でした。(確かヒカンザクラって言ってたな?)

 

上京したばかりの時は、本当にいろいろビックリしました。

まず、電車...。駅まで遠い...。実家は最寄りのバス停まで

5分とかからなかったから、15分も歩くなんて、しんどかった~。

3ヶ月は、学校に行って帰ってくるのがやっとって感じ...。

体力無かったな~。そのうち自転車買って...。

ここは「関東平野」だと思った。自転車でどこでも行ける感じ...。

沖縄には....無い。やっぱ車ですよ。または原チャリ。 

 

梅から変な方向に行ってしまいました。

そうそう、びっくりしたのは、「四季」があること。

沖縄は、春と秋は1~2週間くらいで、3ケ月が冬、

あとは夏...。服だって、コートなんてもちろん無いし、

夏は半袖のTシャツ、冬は長袖のTシャツとジャンパーがあれば、

十分だったし。衣替えを知ったのも、東京出て来てからだったな~。  

 

今日は、20ン年前の思い出話で終わっちゃいました。

明日は、ン年ぶりにプロフィール写真を撮影しに行きます。

楽しみ~~~。

では、お休みなさいませ。 


<修道女アンジェリカ>公演 延期のお知らせ

2011年03月19日 | アンジェリカの事

皆様、大震災後は如何お過ごしですか?

お元気になさってますでしょうか?

今回の地震は、本当に本当に、恐ろしいものでした...

私も微力ながら、出来る事を少しでもやっていきたいと思います。

 

ところで、今回のこの地震を受け、来週3月25日の

<修道女アンジェリカ>の公演は延期となりました。

共催である荒川区からの要請と言う事でした。

延期の日取りは4月20日(水)となりました。

チケットをご購入頂いた皆様、本当に申し訳ありません。

また、個々にご連絡させて頂きます。

 

本日は、ご連絡のみ、ご容赦ください。

 

それでは、おやすみなさい。


修道女アンジェリカ 豆知識 その3

2011年02月07日 | アンジェリカの事

様、こんばんわ!

また「ご無沙汰」の悪いクセが出てしまいました

すいません。

ちょっと、アンジェリカが煮詰まって来て、元気のない

日々を過ごしておりました。
やっぱ、プッチーニのヒロイン役は、過酷よね~(尾木ママ風...)
最後、舞台の上で一人で死ぬのって、蝶々夫人やって以来だけど、
とてもキツイです。その点、ヴェルディは誰かが看取ってくれたり、
一緒に死んでくれたり、合唱と一緒だったり、いいわよね~

さてさて、ご無沙汰してた豆知識....。
今日は、「修道女アンジェリカ」の着想となった「煉獄」について...。
この作品は、ご存知のとおり、プッチーニ「三部作」の中の
2番目に上演される演目で、ダンテの神曲「地獄篇=外套」
「煉獄篇=修道女アンジェリカ」「天国篇=ジャンニ・スキッキ」と
なっています。
ここで問題になるのが、「煉獄」という、日本人にはほぼ馴染みのない
概念です。煉獄は、実際に「殺人」や「強盗」などの罪を犯した人たちではなく、
「高慢な人、嫉妬深い人、憤怒にかられる人、怠け者、強欲な人、暴飲暴食をした人、
不純な色欲に耽った人」などが死後に往く所とされています。
「一切の罪の無い天国」に行く為には、死後に上記のような罪を「償い、浄める」必要があり、
「煉獄」で罪を償った人は、聖母マリアや、聖人たちの取りなしにより、「天国」へ行ける...
と言う事です。

 今回のオペラ「修道女アンジェリカ」では、この「煉獄」をテーマとしていますので、
修道院が舞台ですが「神」と言う単語はほとんど使用されておらず、「マドンナ=聖母マリア」
が使用されています。「取りなし役」という訳ですね。
因に、アンジェリカの中の「聖母マリア」の呼び方を列記してみましょう。
Maria (マリア)・Santa Maria(聖なるマリア)・La Vergine(聖処女)・
Nostra Signora(私たちの夫人)・Regina di Clemenza(寛容の女王)・
Madre Vergine(母処女)・Madre delle Madri(母たちの中の母)・
Madre eletta(選ばれし母)・Stella delle Stelle(星々の中の星).... などなど。
かなり沢山あります。しかも、季節は5月に設定されており、
これも「5月=聖母マリアの月」と言う事で、暗示されています。
ふぅ~~、今日は、 結構がんばったので、この辺で....


修道女アンジェリカ 豆知識 その2

2011年01月24日 | アンジェリカの事

こんばんわです 

昨日、アンジェリカのブログを見てくれたイタリア・ボローニャ在住のお友達から

メールが来て、今年の「復活祭」は4月24日とのことでした。(ありがと~

嬉しい反応があったので、調子に乗って、今日も書き連ねたいと思います。

 

「quindena」について (その2)

前回、「復活祭」の日程について書きました。そこで、せっかく今年の復活祭が

いい感じで4月24日(アンジェリカの設定日程と近い…)のでそれになぞらえて見てみましょう。

 

復活祭の前の日曜日から「聖週間」「受難週」と呼ばれる1週間があります。

4月17日(日) 枝の主日(キリストがエルサレムで処刑されるために入城したとき、

          群集がナツメヤシやシュロの葉を振って「ホザンナ。ほめ賛えられるように、

          主の名によって来られる方、イスラエルの王。」と祝福したため)

4月18日(月)

4月19日(火)

4月20日(水)

4月21日(木) 聖木曜日(「洗足木曜日」。弟子の足を洗い、最後の晩餐が行われた日。)

4月22日(金) 聖金曜日(「受難日」。イエス・キリストが磔刑にされた日。)

4月23日(土) 聖土曜日

4月24日(日) 復活祭(イエス・キリストが復活した日)

上記の1週間を「聖週間」といい、毎日特別な礼拝が行われ、イエスのエルサレム

入城から受難を経て、復活するまでのそれぞれの日をかたどり、記憶する。

5月1日(日) 白衣の主日(下記に説明あり)

そしてユダヤ暦が、日没を1日の始まりとしたことから、土曜の夜から復活祭の

祝いが始まる。これを復活徹夜祭といい、この時に洗礼を受ける人が多い。

初代教会の洗礼式は、常に復活徹夜祭の中で行われていた。

水の中に全身を浸し、洗礼の言葉も頭まで水の中に沈める形であった。

水から上がった受洗者は「神の形をかたどって新しい人を身につけた」と

言う意味で、真白い衣を着せて1週間この白衣を着て過ごす。

その白衣を脱ぐ日が「白衣の主日」」といわれている。

 

故に…

「枝の主日」から「復活祭」を経て「白衣の主日」までの15日間は、キリスト教徒にとって、

もちろん修道女たちにとっても、「キリストの受難を深く思う」日々なんですね、きっと。

「修道女アンジェリカ」は、この15日間の中の1日であり、その「夕べの

合唱」に遅刻することは、大変な罪であると理解できます。

 

だから、アンジェリカも助修女2人も、モーレツに反省しないといけない

訳です。(でも、若い二人にとって、この重苦しい日々が、もうすぐ終わる…

と思うのも、理解できるような…

 

では、本日はこのへんで…  

 

 


修道女アンジェリカ 豆知識 その1

2011年01月23日 | アンジェリカの事

皆様、こんばんわ

今日は如何過ごされましたか 

私は午前中、掃除、午後はテニスのスクールに行きました。

結構、充実してましたかね~

ところで、表題が「修道女アンジェリカの豆知識」なんて

偉そうな事書きましたが、私が思った「疑問」と「解決」を

書き連ねてみたいと思います。

(「その2」があるかどうかは....わからない.....

 

 

ギモン その1 

LA SUORA ZELATRICE(修道女長)の「quindena」と言う単語

もちろん、辞書にはありませんでした。で、私の信頼するさるお方に

聞いたら、下記のとおりでした。

「復活祭(必ず日曜日)の前の日曜から復活祭後の最初の日曜までの

15日間を言う」のだそうです。

もちろん、キリスト教徒ではない私にとっては、その「意味」

がわからない。で、調べてみました。

とても、長い説明になるので、今日は「復活祭」の日取りの決め方に

ついてのみ.....

 

「復活祭」は移動祝日で、その日程はグレゴリオ暦(現在日本でも一般的

に使用されている暦)に則って決められ「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」

と定められているそうです。それで、日程の幅は下記のとおりらしい....。

最も早く「復活祭」が祝われる可能性がある日「3月22日」

最も遅く「復活祭」が祝われる可能性がある日「4月25日」

 

そこで、修道女アンジェリカの中に 

「È maggio! È maggio!(5月だわ!5月だわ!)」という修道女達のセリフが

あるので、上記の「15日間」の中で「5月」になるのは、最も遅い復活祭の

4月25日をとっても5月1日か2日という日程になると思います。

だから、アンジェリカの舞台は「春の日没」といっても、

「5月1日か2日の日没」と言う事になるんでしょうね。

 

(「そんな事知ってなんになる!」と言うご意見の方もいらっしゃると

思いますが、私にとって大事なのは「修道女達はそんな事を知ってる人たちである」

という事実です。なので「くだらん」と思う方は読みとばしてくだしゃんせ

 

では、興味を持たれた方は、次回をお楽しみに~~