つつみその子のはぐくみ日記

毎日を大切に、心と縁をはぐくむ日々に。

育ててみようと…

2006-07-18 | Weblog
知り合いの製作会社の方から深夜に電話。
先日、予定あいてるか?と聞かれた日に、なんと舞台監督を頼みたいとのこと。
今回の舞台は仕掛けもあるし、私は1人で舞台監督をした事が無いので、ちょっとご迷惑をかけてもいけないので…とやんわりお断りしようと思ったら。
それをチャンスにやろうと思うかどうかを聞きたいとの頃。

実はその方達は、私を舞台監督に育ててしまおうという気持ちがあるのだとか。

これは技術を身に付けて、経験をつむチャンスだと思ってやったらいいよといってくださる。偶然、そのかたが音響でついて下さっているので、サポートはしてあげるから、とのこと。

前日まで私も師匠と舞台監督をやっているので、いろいろと相談できない事はない。でも、いいのか。うーん、悩みます。なんだかそんな流れも起こりつつあります。どうしようでも、やってみたい、でも出来るかしら。ゆれてます。

しずくまち稽古20

2006-07-18 | Weblog
稽古場で、なんと私は「愛がある人だ」と言われるようになったのです。
それはとても嬉しい事だなと思う。
いつも女の子には非常に愛されるのですが、今回も何だか愛されている予感がします。
私、女の子苦手なのに。

自分としては、他の人を見たり、聞いたり、舞台上では相手のやっていることを拾うように、やりやすいように頑張る事は心がけるようにはしているのですが、「愛を感じる」のだそうです。
でも、これは今までの現場でしてもらってきた事なのです。

「人のことをあれこれ言える立場でもない」と今まで思っていたけれど、言うことにしていました。それ以上に自分も頑張る。逃げ道は作らない。
恥じかいちゃうのも嫌だしとか思わないことにして、やりたいことと出来る事の差を埋める努力をした方がいいもの。

今日、丁寧にやろうとして失敗しました。流れに上手く乗れなくなってしまったのです。仲間は、「私が間違えたせいではないか」と心配して言っていたけれど、でも、どうあれ、自分で立て直して戻れなかったのは私自身の問題。
いや、その前に私のテンポが皆を巻き込んだのかも。

先日の本番から考えていたのだけれど、その人を表現する時に、正確に再現できなかったことだけが問題なのではなくて、テンポとリズムが悪かったのだろうと思う。
今日は、演出から全員に向けて、「後半はテンポが大切です。面白い事をきちんと見せることよりも、感覚はきちんと持ちながら、スピード感を持ってやったほうがいい」といわれました。
自分のことだと思う。
建て直しのポイントももっと沢山作っておかなくては。まだまだ。

なああああいいいい!!!!

2006-07-17 | Weblog
今朝、庭を見たら、増やそうと思って挿し木にしていたハーブが根こそぎなああいいい!!
あまりのショックに庭を眺めたまましばらく立ちすくんでしまいました。ううう。
家のアパートの大家さんは、農家の方で時々やってきては雑草を取り除いてくれたりするのですが、他の雑草と一緒にがりがりと削られて捨てられていました。
あああ、かわいそうに!ごめんね!辛かったわね~。

とりあえず、束になっている中から探せるだけ探して救出したのだけれど、…元気になってくれたらいいなあ。

中には、「これは植えてくれるなよ」という大家さんの意思が感じられる種類のものがあって、なんだかコミュニケーションが取れている気がいました。今度は「私の大事なハーブを抜いてしまわないでね」という意思表示をしておかなくちゃ。


しずくまち作業&自主稽古

2006-07-17 | Weblog
待っていてくれた皆といちごママの店で朝まで過ごし…。
今日は、作業日。
衣装も全部手縫いなのです。
で、私も自分の衣装作りました!(まだ途中…)1針1針愛情込めて作成中です。

やっているうちに楽しくなってきて、アイディアが沸いてきて、最初のナカヤマさんのデザインしたものよりも、過激な衣装になりつつあります。お楽しみに!

その後は、メンバーが手配してくれた稽古場で、自主稽古。
無我夢中でやるぞ!

しずくまち稽古19

2006-07-16 | Weblog
音合わせの日です。
全部で20曲ほど、その20のきっかけ合わせ等を入念に。

作曲家の園田さんは、その場で要求に応えてじゃんじゃん作曲してしまうのです。すごい…。バイオリンのホセこと、小倉さんも凛々しい表情で流れを考えているよう。
これは、芝居の為の音楽だけではとどまらない感じです。
コンサートとしても楽しめてしまうと思います。

シーン一つ一つ、役者たちも水を得たみたいになり、とても幸せな気持ちになりました。
ナカヤマさんからも細かい注文が飛び交います。

本番を終えてから、稽古場には遅れて入ったのですが、同じシーンの共演者達がみんなそれぞれ変更点を伝えに来てくれて、とても感激。
音楽とセッションできるように、頑張るぞ~。

ありがとうございました。

2006-07-16 | Weblog
公開稽古。
午前中から、それぞれ持ち寄った楽器の練習したり、組み立てを考えたりなど。
そこで試してみて面白くなったものもあり、自分はこういう風に見えたとか、いろいろ話をしながら作ってゆくのは、とても楽しかった。
偶然生まれた「優しい時間」を体験することが出来たり。

本番には、ワークショップの仲間が駆け付けてくれたり、私たちを知らない一般の方も何人か来て下さいました。
お茶とお菓子をお出しして、観ていただいたのですが。
1人、2人の芝居をトータル1時間40分。みんな、長い沈黙や停滞にもつきあって下さり、あたたかく見守って下さいました。

来て下さったお客さまが居る以上…思うところがありますが、とても正直に書くと、すごく難しかったです。
きちんと事前の稽古で私たちの準備が出来ていなかったこと、上昇気流を作りきれなかったことも、敗因の一つですが。
みんなで声を入れていたのだけれど、判断するタイミングも遅いし、想像力も足りないのです。
みんなで一緒に作るという意識でやっている以上、その意識が共有できる人とやって行くべきとも感じました。

反省も沢山。
私個人的には、現実を忠実に再現しようとしたものは、あまり飛距離が出ず。
いや、別に笑いが起ってほしいからやっているというのではないので、それに関してはいいのです。
ただ、お客さんの想像力にどれだけ届くものが出来たのかと考えると…。
自分の思っているものと、現実に現れたものの間にはまだ距離があるのを感じました。
「こんな人が居てね」と普通に話をした方が伝わるなんて。

もう一つは、最後にお客さんにプレゼントのつもりでやりました。
現実と、デフォルメと。
こちらは、似たような経験を持っている方が会場にも居たようで、「ああ」という振動みたいなものを感じながらやることが出来ました。

今回は、本当に反省も沢山。
今日来て下さった方には、本当にありがとうと、私たちの力不足に大変申し訳ないという気持ちで一杯。
でも、みんなの中に、「これで懲りずに、またやってみたい」という気持ちが生まれました。
もっと知りたいし、チャレンジしてみたいと思います。

その場に居て下さったみなさんと、応援して下さったみなさん、本当に有り難うございました。
それから、打上げに場所を貸して下さった&格安で翌朝までもてなして下さった、いちごママ。
受付から楽器演奏、ずっと支え続けてくれた、まりねえさん。
新潟より、お菓子を送って頂きました、先生。
企画者の大阪人きんぴらくん、ビデオ担いで岐阜から来てくれた三宅さん、撮影手伝ってくれた小林お父さん。コルセット巻いているのにつくばから来てくれた小貫さん、突然巻き込まれてくれた市原さん、会場手配してくれた、バスガイド佐藤さん、ありがとうございました!

しずくまち稽古18

2006-07-15 | Weblog
生まれて初めて、新宿駅の停電を経験しました。
外は大雨と雷で、駅は混乱状態になっていましたが、でも、皆イライラしたような様子はなくて、「新宿の停電、経験されました?」と仲間意識が芽生えているような、なんだかそわそわワクワクしたような空気を感じました。
人身事故ならイライラも募ったかもしれませんね。
神田川も激流になっていました、橋を渡るのが怖いくらい。
怖い。私きっと前世は水の事故で命を落としたんだわ。そんなことはさておき。

今日は、音あわせ前の最後の稽古なので、流れの滞りがちなシーンをいくつか返したり、練習したり。
夕方からは、はじめて最初から通してみました。
前半後半それぞれの通しはやってみたことはあるのですけれど。
みんな上昇気流に乗っていて、ヒットが出たら次も続くという具合に、いい相乗効果が現れた気がします。こんな通しをどんどん重ねてゆきたいなと思う。
流れの中でどう生きればいいかを掴んだ人は飛躍的によくなったし。

私の課題もまだまだクリアしている段階ではないし。もっとやれそうだなと思う所もあるし。次の通し稽古に向けて、頑張ろう。お~。

しずくまち稽古17

2006-07-14 | Weblog
今回は、全員が役者というわけではなく、舞台の経験も全然違うのです。
ほとんど舞台の経験のない人も。

なので、稽古に対して、進め方や作品への関わり方がそれぞれ全然違うのですね。
そういうのを見ているだけでも、とても勉強になるのです。びっくりすることもあるし。
演出は、「普通のひとは出てこない作品です」という表現をしたのだけれど、それは全員
がもっとキャラクターについて、芝居について、考えないといけないということなのだなと感じました。
役者として、人によっては人として、もっとタフでなければきっと成立しない、そんな危機感を感じました。

今まで私がやってきたこと、先輩達の背中を見ながら感じてきた事、全部思い出しながら、最後まで踏ん張ろうと思います。
やったことないくらいの細かいことまで。チャレンジです。

しずくまち稽古16

2006-07-13 | Weblog
夏バテの予感。
なんだか、ふらふらします。ご飯もあまり食べられないし、水分ばっかり一日に何リットルも飲んでいます…。立て直せねば。

で、今日は食材を大量に開墾で一気に数品料理。
隣の奥さんに貰ったトマトやナスやきゅうりも一緒に、スタミナ料理に。
旬の野菜で元気つけて頑張りましょう。

だんだんと、精度を上げる稽古に切り替わりつつあります。
今までどおりにやっていればいいというわけではないので、演出家の言わない事はOKというのではない、と皆アイディアを盛り込んできています。負けられない~。
音楽合わせを目前に、空気がぴりぴりしてきました。


しずくまち稽古15

2006-07-11 | Weblog
ここで、中番、折り返しです。
今日は非常に印象的なシーンの稽古。

本編の稽古が中心で、共通言語を作り出す稽古がない現場で、全員で場に入る時に、どうやって共通認識を作ったり伝えたらいいのか、とても考えているのです。
どうしたらいいかなあ、どうあればいいかなあ。
全員で空気を作ったり、流したりする事の大切さと、自覚の有無の違いをどうやって伝えたらいいのかなあ。
多分、いつもの劇団公演の時には、当たり前に出来る人たちが集まっているのだと思う。

演出は、今回は、ワークショップ公演だから自主性に任せている所があると感じているのだけれど、もっともっと上がりたいと思う。
ちょっと、煮えています。

悶えるのです…

2006-07-10 | Weblog
心なしか小さくなった気がします。
今日、ダンスのスタジオで鏡を見ていて、感じたのです。
私達の先生は、日本で最初の「New York City Ballet Workout」 公認トレーナー 稲垣領子さんです。先生は、バレエダイエットの推進者で、そのメソッドを使用しているお陰なのかもしれません。

もっと、指先やつま先まで表情を作れたらいいな、とか思う。
自分の身体、見た目も動きも思ったとおりにならないと悶えてしまうんですが。
基礎を終えたとたん、イキイキしてしまう自分がいるのですよ。
ダンス楽しい!っていうエネルギーが放出されっぱなしなのを感じます。

芝居もそのくらいのハッピーな気持ちでいけるといいな。
PECTを離れてから、あの稽古場でのことをとても沢山思い出すし、考え直すし、ひとつよりどころになったりしているのです。
あの現場は本当に幸せな現場でした。
うん、負けないで頑張るぞ。


ゆり

2006-07-08 | Weblog
しずくまち♭「フラワーライブ」@花よろずへ。
ナカヤマさんから、「つつみさんがやったらいいかなと思う短編を読みます」とお誘いを頂いて行って来ました。

ゆりをテーマにした音楽と物語を、ゆりのアレンジメントやオブジェの置かれた、小さな空間で楽しんできました。
ゆりの花の由来や、和歌に詠まれた作品などの紹介も。
ライブの後は、花よろずのオーナー森本さんの「ゆりの生け方ミニ講座」もあり、お土産には、ゆりの花を頂きました。

ナカヤマさんの作品は、とても優しく綺麗に届くのに、不条理や矛盾を抱えていて、じんわり内臓に効く。ゆりの花の可憐さと優雅さ、抱えているひたむきな想い、秘めた情熱を重ねつつ聞きました。

しずくまち稽古14

2006-07-07 | Weblog
演出の休憩中は、稽古場の取り合いです。
で、その練習を劇団員の人達がきちんと見ていて補足をしてくれるのです。
常に3人の劇団員の方(今回出演しない方)が現場についてフォローしているのですよ。

で、だんだん演出も細かくついてくるようになりました。
今回の配役は、みんなにきちんと課題を持ってもらえるように組んだのだそうで、それぞれが真剣です。
人によって必要な事が違うので、メニューも話し方も要求するレベルも違います。
毎回宿題も出ます。

私には場のコントロールと台詞術を。
頑張ります!