競輪しましょ

競輪予想は、推理小説をよんでいるようなもの。
楽しく競輪しましょ。

競輪・豆知識3

2007年02月22日 00時46分42秒 | 豆知識
今回は、競輪レースの流れについて書きます。

1.スタート
9選手がスタートラインに一列に並び、スターターの号砲によってレースが始まります。
スタートの合図がでるまでは、自転車の後輪は発走機に固定されていますので、フライングはありません。

2.周回
競輪は、コースを4周~5周してゴールでの順位を争う競技です。
他の競技ではスタートと同時にゴールまで全力で目指しますが、競輪の場合、まずは先頭誘導員(ペースメーカー)の後ろに9選手が一列に並んで周回します。

3.残り2周~1周
先頭誘導員のペースが徐々に上がり、自力タイプ選手同士での主導権争いが始まります。

4.ジャン~最終4コーナー
ゴールまで残り1周半で打鐘(「ジャン」が鳴るという)となります。
ジャンが鳴ってから、スピードが急激に上がり、白熱する闘いがスタートします。
自力選手は自分のラインが、他のラインよりも早くゴールできるよう、自分の脚質に応じた戦法をとります。

5.最後の直線~ゴール
最終4コーナーまでは、ラインを組んで自分たちのラインが他のラインよりも有利にレースが運ぶよう協力して走りますが、最後の直線に入るとラインは関係なくなり、自分が少しでも上位の着に入るよう最後の力をだします。

大まかなレースの流れは、こんな感じです。

何故ラインを組んで走るのかというと、競輪は時速60km、トップクラスの選手では70kmを越えるスピードになります。競輪は風圧との闘いとも言えます。
先頭を走る選手はもろに風を受けますが、先頭を走る選手の真後ろにいる選手は風を受けずにさらにゴールに近いため、一番有利なポジションとなります。
そうなると、先頭を走る選手が1人いて、その後ろを他の8人の選手が取り合うことになりますが、それではレースになりません。
そのため、9選手はそれぞれの脚質に応じて、自力選手と追い込み選手の組み合わせでラインを組み、自分たちのラインがレースを有利に運べるよう協力しあうのです。

競輪の着を予想する際に重要なのは、どのラインが最終4コーナーを最初に回れるかを予想することです。そのために、自力選手の脚質・ラインの強さなどを十分に検討し、レースの展開を予想しましょう。