日日是“彩”日

毎日の何気ない出来事が人生の彩りになりますように。
そしてそれを忘れないように。

「ツバキ文具店」 小川 糸

2017-05-13 | 
鎌倉の古い小さな文具店で代書屋をしている主人公が、伝えたい想いを本人に代わって手紙にしたためるお話です。

一つの手紙を書くのに、伝えたい内容や、送り主の人となりや、相手との関係などを考えて文面や書体を決めるのはもとより、紙や筆記具、切手や封筒のシーリングまでも色々と考えて選びます。

その中のひとつに、昔の恋人に僕は元気ですとの手紙を依頼する手術を控えた青年の手紙を書くというのがありました。
主人公が選んだのはガラスペンにセピア色のインクで、クリームレイドペーパーに書くというものでした。

なんだかいいなぁ✨

メールやラインは便利だけど。
心を込めて手紙を書く事は、相手を想う気持ちを字や文面だけではなく、手紙そのものの隅々にまで感じられるとても素敵な事なんだと改めて感じました。

あ〜、ガラスペンが欲しくなってしまったくらい💕

そして小説の中にはそうして書かれた手紙たちが手書きの状態で載っていて、それもまた面白いです。

ちょうど今NHKで多部未華子さん主演でドラマをやっています。
読み終わったので途中からですがドラマも観てみようと思います。

NHKのドラマといえば、私の大好きな小説「みをつくし料理帖」が今日から始まります!

主人公の澪役も私のイメージにぴったりの黒木華さんなので楽しみです。

小説の中で作られる料理も今までは想像の中だけでの美味しそうでしたが、ドラマだと美味しそう💕を確認出来るのでほんとにワクワクしています😊