宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

楽しみの書

2017-07-18 12:12:38 | 書道


自主グループで一年半かかって「雁塔聖教序」を書き上げました。

書の先生がお亡くなりになってから有志だけが会を続け、楽しみながら書いています。自宅ではなかなか得られない区民センターでの書の静かな時間・・・とても貴重です。

昨日「雁塔聖教序」を和綴じにしました。主人に得意そうに見せると、「これはお経?」と質問されました。
楷書の字のある教科書として「雁塔聖教序」をみんなで選んだので、内容については恥ずかしながら詳しく知りませんでした。主人はまたたたみかけるように「雁塔って知ってるの?」と聞きます。「うーん???」と私。
「雁塔って中国の何重にも重なって作られた塔だよ」と主人。
早速ネットで検索。ナルホド・・・
菩薩が浄肉を食べた僧を戒めようと雁に化し、空から落ちて死んだ跡に塔が建てられたのが雁塔…とありました。(大唐西域記の故事に由来)

「雁塔聖教序」は唐の三蔵法師がインドより将来した仏典への序文ということが分かりました。
これらの経典・仏像を保存するために雁塔が建てられたそうです。
これで「雁塔聖教序」の何たるかが理解できました。

博学の主人の質問から思いがけなく勉強になりました。
コメント
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