映画、本、たまに舞台。

観たり、読んだりしたものの備忘録。

イシュトバン・バンニャイ『ZOOM』(ブッキング、05年4月)

2006年09月26日 | 
処女作となる絵本。

『ZOOM』という題名の通り、
表紙から開けば、ズーム・アップし、
裏表紙から開ければ、ズーム・インする作り。

真っ赤なにわとりのとさかからはじまり、
真っ黒な宇宙に浮かぶ、ひとつの白い点で終わる、
そのダイナミックな世界の展開/拡がりは、
驚異と言うより他にない。

どこにだって豊かな“世界”はある。
だけど、ぼくらは想像すら巡らさないし、
ましてや気づきもしない。ただ、それだけのこと。

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