気まま 時々 熱心 

日々ストレス社会で必死に生きてる私。自分に向いてることを試行錯誤しながら、そうだ、記録しよう!と時々筆まめになってます。

お向かいの怪談2

2015-08-10 19:58:51 | 不思議なお話・怖いお話
パニックですよ、ええもう大パニック。

怖い、とにかく怖い。もう真っ暗だし、寒いし、おまけに不法侵入してやがる。

おぬしはそこで何をするつもりだったんだ!いつから、そこにいるんだ!

おじちゃんは、懐中電灯の光に照らされたその女の人を発見した時に、『おお、こんばんは』って言ってました。

何その冷静さ。

私なら警察呼びますけど。

ちょっとあの暗闇で寒空でましてやよそのお宅でうずくまろうなんて、絶対に普通じゃない!!

寒すぎるので、おじちゃんのおうちで保護することに。

私なら警察呼びますけど2。



寒かったでしょうって、暖かい飲み物出してくれたのね、おばちゃんが。

そしたらその人、足組んで普通に、もう当たり前のように、何もお礼も言わず、飲みだした。

ますます普通ではない。怖い。

どこに行くつもりだったのか聞かれて、どうやら友達の家にいくつもりだったらしい。

さらに電話を貸せと言い出し、番号案内にかけだして、○○って家の住所を教えろと言い出した。

住所までは分かりかねますって感じでオペレーターがいったみたいで、女、ブチ切れる。

ひーーーーー!!!!やべーもん見つけちまったぜ!!!

そこでようやく、ああ、普通の人ではないんだなと冷静にわかった。どこかの病院から出てきたに違いない。(そうだった)


その女、なぜか、目的地の友人の家に電話をかけだし
(知ってるなら番号案内に聞くな!!)

友人を出せと言っているが、友人は今はいないと説明されてる。どうやら以前からいないと言われてたようだ。
(ひい!どうゆう類の方?見た目は普通なのに)

電話を代わったおじちゃんが説明して、そのご友人のお父様が、迎えに来てくれました。

うちの団地からは随分離れたとこの人でした。

そして女は、病院の許可は得ていたらしいが、精神病院からお出かけしていたらしいです。

これまた当たり前のように後部座席に偉そうに乗り込み、一言も礼を言わずに、代わりに迎えに来た友人のお父様が、深く礼を言いながら帰っていかれました。



今、思うに…

あの女の人…きっとパルコンが無人だと分かってたんだろうな…。人の気配がしないのがわかったんだろうな。

うちのお父さんなんて一人の時、ずっとパチ屋にいたから帰りは11時過ぎてたし、うちが無人と思われたらどーなってたんだろーな。

あ、猫がいるから大丈夫かなw



一連の出来事が終わり、帰宅して父に話すと、あいつ呑気にずっとテレビ見てて、話しに超びっくりしてた。

『おおおお!お前、見に行って正解だったのう!!』っていけしゃしゃあと言いやがった時には刺そうかと思った。

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