ロンドン滞在中、大好きなSaul Steinberg のイラスト展を見に行くことができました。
(この展覧会は現在ヨーロッパツアー中だそうです。)
場所も、Dulwich Picture Gallery なんて、ロンドンの端っこの方にある素敵なところで。
本物の作品を見るのは初めてだったので、前の晩から”遠足前の子供”状態に。
彼の作品は、題材の捉え方や視点が面白く、彼独特の表現にまず目がいきますが、本物を見ることで、印刷物ではわからない、ペン画の線の強弱や勢いを見ることができたのが、今回の最大の収穫。特に、1950年代の線画が美しかったです。
とても多くの細かい線で描かれているのに、線に迷いが無いところがすごい。
きっと、彼にはもう描こうとしているものが見えていたのでしょう。
久々に興奮した展覧会でした。
このあと、嬉しさで胸をいっぱいにして、大きな公園の中を歩いて帰りました。