svala

スウェーデンから、気になる物を少しずつ。

スウェーデンは、短い夏の真っ盛りです

2011-07-04 | 暮らし

短い夏の真っ盛り、のスウェーデンです。
といっても今日のこの天気。
曇り空で湿度が少し高め。
梅雨時の肌寒い東京みたいです。

ブログ、また日にちがあいてしまったけれど、
パソコンの前に座ってああでもない、こうでもない、と文章を考える時間があまりなく、
放置(!)してしまっていました。
そのかわり、Twitterには投稿しています。
スマートフォンに変えたので、電車に乗っているときなんかにちょこっと書き込みしています。

7、8月は遠出の予定もなく、家のことを沢山やる予定です。
家具のペイントが一番の大仕事かも。

今日は、Mのお母さんにもらったシトロンバジリカやトマトの苗の植え替えや、洗濯などをして静かに過ごしています。
再来週はフリーマーケットに出る予定で、その値札付けなんかも。
断捨離とまではいかないけれど、そろそろちょっとすっきりしなくちゃ、と思いまして。
また秋に新しいものが増えていく予定だし。

さて、そろそろ洗濯部屋にいってきます。

ポーランドを食べる

2011-05-08 | 

結局歩き疲れ気味で、たいした観光もできなかった私。 
というか、”ここは絶対に行きたい”っていうところがあまりなかったのです。
行きたかった公園は、花粉症があまりにひどくて断念。お城にも足を伸ばせずじまい。

でもしっかりご飯は頂いたのでした。だってだって、聞いたこともない魅惑のお料理満載だったんですもの。
押し麦の入ったクルプニク、発酵ライ麦のジュレック、スイバのスープなどなど、具沢山のスープ。
アヒルのグリル、猟師風カツレツ、ピローグ。
アイスクリームにバラジャムの入ったドーナツのポンチキ、セルニックというチーズケーキ、サクランボジュース。
↑これ、全部食べてしまった。
スイバ(うちの母がイタドリと言っているのと同じ葉っぱだと思う)のスープは、いま酸っぱいものにはまっているのでかなりヒット。
スイバをフードプロセッサーにかけてペースト状にしたもの(瓶入りが売っているらしいけど)、人参、セロリ、鶏肉(手羽先)、ジャガイモ、ゆで卵等で作ります。(←と、いうか、私がごちそうになったのはこういう具材だった)

あらかじめ食べたいものリストをつくって持っていっていたので、Mの元同僚のPさんに読み上げてあげたら、彼が苦笑しながら一言。

”そんなに食べたらおなか壊すよ。”

でも、食べてみたかったものはだいたい制覇。ははは。

毎日Pさんのところに帰って、今日は何したの?と聞かれ、”えーと、散歩して~、あとOOとXX食べて…”と答える私。最後には

”もうポーランドに住んだら?”

と言われてしまいました。

ポーランドでは、外食がスウェーデンの半額もしくはそれ以下で、しかもボリュームたっぷりなので、レストランに行ってもあまりお財布の中身を気にせずに食べられるのが魅力。
ただ、さすがに冬にはマイナス20度~25度まで気温が下がる国。(ワルシャワはストックホルムよりずっとずっと寒いです)
代表的な料理のラインナップは高カロリーでボリューム大。(みんなレストランで出されるような料理を毎日食べている訳ではないと思うけれど)
住んだら?と言われたけれど、マイナス20度は全く自信がないので、ストックホルムでスープでも食べながらポーランドを思い出すことにします。


写真はポーランド出身のヨハネ・パウロ2世。ポーズが恥じらうおばあちゃんみたいで、とても愛らしい。
ソフトフォーカスをかけて撮ってしまったので、更にメルヘン度が増してしまいました。
お顔からも想像がつくように、とても温和で優しく、多くの人々に慕われる方だったのだそうです。



ワルシャワ!

2011-05-02 | 

5日間の日程で、ワルシャワに行ってきた。
Mと私の共通の友人Gがあちらの大学に通っていて、遊びに行くね~と言いながら早5年。
だけど、”もう今年卒業しちゃうよ”と言われて、焦りまくる。
行かなくちゃ、夏前に!ということで、今年に入って急遽たてられた旅行計画です。
Mの幼なじみ(で、私のロンドンでのクラスメイト)Dと、Dの友達Aの4人旅。
ワルシャワには、Mの元同僚も住んでいるので、私たちはこちらにお世話に。DとAはG夫妻の所に泊まることになった。

ワルシャワには、リーガを経由して昼に到着。至る所にタンポポが咲いていて、春真っ盛りといった感じ。ワルシャワ郊外に住む元同僚のP氏のところへ一旦荷物を置かせてもらってから、待ち合わせした旧市街の広場へ向かう。ストックホルムで言うと、Kistaみたいな位置にあるらしい。
最寄りの駅から、昭和30年代を彷彿とさせる電車(お世話になっている元同僚のP氏は、旧共産主義のなごり、と表現していたけど)にガタゴト揺られながら市の中心地へ。そこからは徒歩で旧市街へ向かう。カフェやブティックが立ち並ぶ大通りを過ぎ、右手左手に教会を眺めながら歩いていくと、皆すでに広場の屋外席に座って、びっくりするぐらい大きなジョッキでビールを飲んでいた。

このあと何をしたかというと、みんな場所を変えながらビールを飲み、話し、ウォッカを飲み、話し、夕飯を食べ、一日が終わってしまった。Mと私はかなり”うーん”という感じだったけれど、男だらけのグループってこんなものなのか?(Mも男だけど)皆でどこか見学に行くかと思ってたんだけど。私はとにかくすぐに疲れがたまってしまうし、飲めないし、夜遅くまで外にいるのは心配だったので、夕食後Mといっしょにすぐ帰宅。明日は観光するぞ~、と思いながら。

写真は、ワルシャワの中心地に建つ文化科学宮殿。スターリンによってポーランドに寄贈、というかたちで建てられたらしく、そのせいかワルシャワ市民にはすこぶる評判が悪いのだとか。共産主義、ソビエト支配の象徴ということで。石(か、コンクリートだと思う)でできているので、とにかく重そうだし、大きさからしていかにも”権力の象徴”っぽくていい感じはしないのだけど。今、周囲にモダンなショッピングセンターがいくつも建っていて、まるで”詰み(チェックメイト)”状態の文化科学宮殿です。










Långfredagとヨハネ受難曲

2011-04-22 | 暮らし

ヨハネ受難曲(バッハ)を聞きにいってきました。
高校の同級生で結成したボーカルグループのコーラスで、Mも歌っています。

今回は、ボーカルグループ独自の視点で曲を解釈し、誰がキリストを殺したか?というテーマを前面に出した芝居仕立ての演出でした。
群衆が、あるときは一緒になって誰かを責めたて、
またあるときは手のひらを返したように、また一緒になって同じ人をあがめる。
そんな、キリストの時代も、現代にも共通する人の心理に焦点を当てていました。
キリストを十字架にかけたのは、他でもない私たち。
誰かの嘘や裏切りといった特定の出来事ではなく、
我々、普通の人々が、ある一つの方向性を持った”群衆”として動き始めたことが、キリストを殺す結果を導いたのではないか?という問いです。

最後はスタンディングオベーション。
教会のコンサートでスタンディングオベーションは経験したことがない、とみんな感動。
会場全体が笑顔で包まれて終わった、とても気持ちのよいコンサートでした。



…しかし、教会のベンチは固い。マティアスだったら座っていられなかったかも!



リスとくま

2011-04-17 | 雑貨

スウェーデンでは、童謡をモチーフにしたテキスタイルがよく見つかります。
(大好きなので、見つけるとすぐ買ってしまう。)

最近見つけたのがこれ。他に2つの歌が描かれているのだけれど、このリスの歌は個人的な思い入れが。

こっちに引っ越してきて間もなく、あまりにもスウェーデン語が伸びないので、楽しく覚える為にMに歌を教えてもらいました。それがこの歌。

リスがもみの木に座って松ぼっくりをむこうとしていたら、子供の声が聞こえた。
あわてて松の木に飛びうつったら、ちっちゃな足と長くてふわふわのしっぽをぶっつけた。

といった内容です。メロディーが可愛らしいので、私の鼻歌の定番。

そして、お返しにMに教えてあげたのが、雨降りくまの子。
かなり気に入った様子で、今でもたまに歌っています。

”おーやまーにあーめがふーりました~、あっとかーらあっとかーらふってきて~、なーんとかなーんとーかなんとかなんとか~。”

たまに、”あめ”じゃなくて”まめ”が降ってるけど。
”なんとか”も”便利~”といって気に入っています。

このテキスタイルはそのうちrytasさんに向かいます。