ハハ、乳腺炎になる

夜、なんかおっぱいが痛いなーと思って何度か目が覚めたんだけど、
眠くてそのままほっといたら、朝になってみると、えらいことになっていた。

左のおっぱいがいたーい！！！

触ってみると熱をもっていて、でっかい岩みたいなぐりぐりが
できている。あー。やってしまった・・・・

乳腺炎だわ・・・

今までにも時々痛くなってたんだけど、それとは明らかに違う
激痛に「こりゃ病院行かなきゃやばいな」って感じで。

たまたま、その日の朝、義母が娘と遊びたい！と言ってくれて
たので、眼科に行こうと思っていたから、産婦人科にも
行くことにした。

乳腺炎って、授乳時期に気をつけなければいけないおっぱいの炎症
なのです。あたしの場合、今回それになった原因は、振り返って
みると明らか。夫が先日沖縄出張でお土産に買ってきてくれた、
ソーキだろうなぁ・・・あたしはあれが大好きなのです。

ソーキって豚のかく煮みたいなやつで、コラーゲンたっぷりで
チョーうまいのだ。骨が煮込まれてプルプルのゼリーみたいに
なってて、そこがまたうまい（夫は気持ち悪くて食べられません）。
食べたら翌日、お肌ぷりぷり！

ま、それはさておき、病院に行くまでに、あまりにもおっぱいが
痛くてがまんできず、ヒエピタを貼ってみた。でも娘が
おっぱいを欲しがったので、ヒエピタを取ってあげると、
ヒエピタのにおいがきつかったのか、びえーん！！と絶叫・・・

そりゃあんなハッカくさいにおい、いやだよねぇ・・・

あらら・・・困ったなぁ・・・。そういえば、母乳育児サークルに
傾倒している友達が「キャベツのしっぷがいいよ！」と言っていたなー、
と思い出し、あたしはこの際その民間療法を試してみることにした。

冷蔵庫からキャベツの古いほうを取り出し、芯を切っておっぱいに
あててみる。ひんやり～（そりゃ冷蔵庫に入ってたんだから
当然といえば当然？）。

お、けっこういい感じやん。キャベツの葉の曲線がまたいい感じに
フィットしている。しかしブラの間にキャベツを挟む姿って、
かなりこっけいなんですけどね。

とりあえず、キャベツをはさんだまま、娘を義母に預け、産婦人科へ。
あー、おっぱいを絞ってもらうのって痛いんだろうなぁ・・・なんて
思いながら待合でぼんやりと雑誌を眺めていた。

先にきている人がつぎつぎ診察室に向かっているのを見て、あたしは
そこでハッ！！！と思い出し、思わず立ち上がったよ。

あたし、おっぱいにキャベツはさんだままやーん！！！

このままキャベツのことを忘れて診察室に行ったりしたら、
「左のおっぱいが痛いのー？じゃちょっとみせて～」なんて
先生に言われて、ぺろっとめくったらキャベツの葉っぱが
ポトリと床に落ちちゃうじゃないですか。

それはいくらなんでもかっこ悪すぎる・・・

あわてて人けのない場所に行き、おっぱいからしんなりした
キャベツを取り出し、見つからないようにキュっと小さく
にぎりつぶし、「燃えるごみ」に入れた。

あー、診察に呼ばれる前でよかったぁ。看護婦さんと先生に
「きゃべつぅ？野菜炒めの下ごしらえ？」なんていわれたら
顔から火がでるわ。ほんまに。