わたしは小学6年から中学3年まで書道部に所属していたのだが、まさか書道部という経験からこんな仕事が入るとは思わなかった。
それは筆ペンによる封筒の宛名書き。
中学を卒業してからは筆を握る機会はほとんどなく、ブランクが長い。
そのためきれいに書ける自信はなかったのだが、本人はそれでも構わないと言う。
招待状の内容によっては、印刷したものではなく筆による手書きが望ましいようなのだが、専門業者に依頼すると1通当たり300円位するらしいという。
筆ペンを握るしばらくぶりの緊張感。
しかし筆で横書きや算用数字なんて書いたことあったかな...?
何種類かの筆ペンをどれが書きやすいかと替えながらしばらく書いていると、ある1本の筆ペンがだんだん手になじんできた。
専門業者には負けてしまうが、味わいのあるまずまずの出来栄えだ。
依頼: 2011.12.19
完成: 2011.12.21
そしてこの写真。
このミルクティーは「給料」でございます。
給料受け取り: 2011.12.23
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筆ペンって書きにくいけど、いいものもあるんですね。
何枚書いたかはわからないけど、ちゃんとお給料もでて悪くない「バイト」だわね。^^
住所がわからず訊いたところ、欠席の返事まで来てしまったとか、いろいろあったようです。
自宅にあった筆ペンは毛のようなものでできたもの、ゴムでできたもの、太いもの、細いものといろいろあったのですが、住所の長い人には細いペン、短い人には太いペンを使うなど工夫してみました。
また長い住所は途中で改行する必要がある訳ですが、どこで改行してどこから書き始めればきれいに見えるか考えながら書きました。
一番難しかったのは住所が長い上に家族4人連名のもの。
今のわたしには字を小さく書くことができず、切手を貼るスペースを確保するのが大変でした。