小のつぶやき

数年前つけてた日記、開けなくなってこちらで再開。
日々口に出せない心の叫びをつらつらと・・・。

記念日

2017-07-08 13:33:31 | 日記
わたしは二年前の春、30代半ばで突然脳の病気になった。
車も運転できなくなり、動き回るのが好きだったわたしは困惑しつつもそれなりに日常を過ごしていたが、そんなときに高校時代から20年来の友人と職場で数年ぶりに再会した。
お互い近況を話すうちに、「相談してるうちに好きになりました~とか、うちら絶対ないよね(笑)」とか言うくらいお互いに恋愛対象じゃなかったのに、久々に会うと彼は今までと全然感じが違ってて、人が変わったかと思うくらい穏やかで優しくなっていた。
そして友達として突然発病したわたしを支えてくれていた彼のことを、また、彼がわたしを必要としてくれることに時間はかからなかった。

彼とはよく一緒にスノーボードに行っていた。
スノーボードは彼に習っていた。
その時彼には彼女がいてその後奥さんになり、わたしにもカレシがいたりいなかったり、わたしも一度結婚したりとかで、何よりお互い好きなタイプではないし、考え方も噛み合わないので、二人で滑りに行っても変な関係になることも、好意を抱くこともなかった。

でも数年前彼が不倫を始めてからは、不倫相手の女の束縛が激しくとてつもなくめんどくさいので、もう彼とは連絡とることもやめていた。
するとそのうち、彼の友人から奥さんが亡くなったことを聞いた。
何で!?
・・・奥さんは自死だった。
まだ二歳にならない彼との娘を連れて。

彼が不倫をした理由はこうだ。
「結婚して子供も作らず、このまま夫婦関係を続ける意味があるのか」
また、不倫がバレたときは、
「不倫したおかげでこの子ができたので、自分は不倫したことを悪いとは思わない」
それを聞いたとき彼とは友達だったが、何て自分勝手な理屈なんだ。愛人もめんどくさいしもうこの人たちと関わるのはやめよう~そう思って、暫く連絡もとってはいなかったが、たまたま短期で勤め出した派遣先の会社に彼の職場もあって、偶然再会したのだ。

彼:「なんでここにいんの!?」
わたし:「あたし明日からここで働くんだよね~。じゃまた♪」
みたいな会話をして数週間会わなかったが、次出会ったとき
彼:「俺今離婚調停中なんだよね~(笑)」
わたし:「はっ!?こないだ結婚したんじゃなかった!?」
そう。
奥さんたちが亡くなったあと、子供ができて愛人と結婚したらしいと言う話は風の便りで聞いていた。
わたし:「めんどくさいあの女がいないならいいや、面白そうだからまた聞かせて(笑)」
と、勤務が合う日はお弁当を一緒に食べるようになった。

わたしは前のカレシと別れて3ヶ月経ったくらいで、仕事も今の派遣終わったらどこかちゃんと正社員で働こう!
とわりと前向きに生きていたが、慣れない職場と夜のバイトの掛け持ちのストレスと寝不足でか、ある日朝食中に発作を起こしてしまった。
そんなの初めてで、搬送先の病院でいろんな検査もしたが原因不明と言われ、疲れが溜まった一過性のものだろう~との診断も虚しく、その後遠方の大学病院で検査し直すと、なんと病名は癲癇だった。

診断されるまでに意識がなくなる発作が何度かあり、もしかすると癲癇かもしれない~とは言われていたが、知らない間にこけて肋骨を折ったりもしたが、意識もないし何の実感もなかったが、決定的に癲癇と診断されたときは、涙が出てきた。
そんなとき、検査の前日に「もし癲癇でも俺がいてやる」と言ってくれたのが彼だった。

彼は愛人と結婚するために子供を作ったと言った。
そうでもしなければ親に結婚を認めてはもらえないから。
でも結局調停までして離婚した。
束縛の激しかった愛人が、結婚後さらに酷いことになり自ら家を出ていき、その女が離婚調停を起こしたそうだ。
それでとてつもなくしんどい目に遭い、周りの人に凄く助けられたので、自分も人の役に立ちたいと思うようになって、急に生活環境が変わって困っているわたしを助けてくれて、そのうちお互いがお互いの存在の大きさに気付き、離婚が成立した二年前正式に付き合うことになったのだ。
結婚前提に付き合うと言われたが、勿論離婚が成立するまで体の関係はなかった。

それなのに、元嫁(愛人)は昔からよく遊んでいたわたしとの関係を不倫のときから疑っていたようで、自分が不倫だったからとわたしとも不倫をしていたと勝手に被害妄想で思い込み、それをさらに周りに言いふらしていた。
離婚後すぐにわたしと付き合い始めたのがさぞ面白くなかったのだろう。
自分が結婚生活を破綻させたくせに、調停を起こしたくせに、子供のこと以外でやたらと彼に連絡してきた。
わたしたちを車屋で見かければ、「仲良さそうですね。車変えるんですか?この時期にですか?」といちいち彼にラインをして来る。
・・・変えないし、例え変えたとしてもオマエには関係ない。
妊娠もしていないのに、自分が結婚するために子供を先に作ったから
「結婚妊娠おめでとう♪」
と彼に送ってきた。妄想癖も甚だしい。
彼も彼でブロック削除すればいいのに、その女はやたら連絡してくる。
ほとほと困って「これ以上子供のこと以外で連絡するのはやめていただけませんか」と彼に転送してもらうと、それはそれは火に油を注ぐことになった。

なんともめんどくさい元嫁は、いつまでもいつまでも元ダンに執着するのであった。
あの手この手で元ダンを取り込もうと、わたしたちが付き合いだして4ヶ月後にはまた『人の男』に手を出してきた。
あんなにいがみ合ってた二人は浮気をしていた。
自分達の子供をダシに。
結局彼は元嫁とやり直す気はなく、わたしのところに戻ってきたのが元嫁はまた気に入らない。
そして元嫁と大喧嘩をした彼が言ったセリフは
「あの女の性格の悪さがわかった。もう二度と会いたくない。」
・・・他の人は皆知ってたけどね。あの女のひん曲がった根性、性格の悪さ。

本当に書き出せばキリがないほど元嫁から嫌がらせを受けたが、彼は「俺らが幸せになるのがアイツにとって一番の仕返しじゃないか」と言ったが、結局『仕返し』されたのはこのわたしだった。

別れを切り出したのは自分だったし、実子がいる以上二人はいつ戻ってもおかしくはない。
彼が元嫁を選んでも、それで彼が幸せならそれでいい~そう思ったし彼にもそう伝えたが、まさか別れて二ヶ月もしないうちに戻ってるなんて、わたしには理解できないし、現状も受け入れられなかった。
一ヶ月くらい食事もまともに食べられず、激やせしてあまりのグッタリした姿に周りが心配していた。

彼にとってわたしとのこの二年は何だったんだろう。
わたしはあの女との絆を深めるためのただの踏台だったのだろうか。
わたしの存在意義はあるのだろうか・・・と、毎朝早朝に目が覚め、たまに寝れたと思っても二人が夢にまで現れて、寝るときですらゆっくり休ませてはもらえない日々を過ごしてきた。


そして二人が離婚した7月7日、二人は仲良く一緒に過ごしているだろう。
そう思うと、昨日はなんとも言えない気持ちになった。
そして今日も朝目が覚めると、いつものように朝から虚無感でいっぱいになる。


奥さんたちが亡くなっても学ばない彼は、元嫁とまた同じことを繰り返すだろう。
彼らが周りから祝福されることはきっとない。
でも、元嫁にされた数々の嫌がらせや、彼に裏切られたことを、未だに忘れることができない。
わたしが生きている意味も感じられない。
もう40前の病気持ちのわたしを必要としてくれる人が今後現れるとは、とても思えない。

自力で自由に出掛けることもできず、休みの日も引きこもり。
いつも頭が痛くて微熱があって、何もする気にならない。
ただ、どんなに身体がしんどくても、『死んだら終わり』じゃないらしいから生きてる。
だから、自死はしない。

コイツらほんとに腹立つし、こんなしょうもないヤツらのことで振り回される自分にも腹が立つし呆れる。
でもそんなわたしを誰かが救ってくれるわけではないし、自分で抜け出すしかないのだけれど。


最近わたしを気にかけてくれる仲の良い高校の同級生は、週末は彼女が来るからわたしの相手はできない。
週末は一人で気を紛らすしかない。


思いを吐き出せば、多少は楽になるだろうか。
・・・そんなわけで、また『日記』を始めてみた。