助ぶ六゛

楽しかったこと、おいしかったもの、忘れられないこと

黄金のかっぱ

2005年10月30日 | 助六のここ行った
今日はハッピーハロウィン。
西洋のお化け達が一年に一度の大騒ぎをする日。
そんな折、僕とレオが体を張って東洋の妖怪との遭遇を試みたので報告しよう。

場所は台東区浅草のほど近くにある、食器や調理器具の問屋さんが建て並ぶ区画。
通称「合羽橋商店街」。
レオが「皿が欲しい、皿が欲しい」とうわごとのように言うので、自称街の水先案内人の僕が、合羽橋を案内してあげたのである。
出発前にレオに注意したことはたったひとつ。
「もし、本物の河童を見つけても、決してお尻を見せぬこと」
河童に「尻子玉」を抜かれると、腑抜けになってしまうからだ。
レオは「あい、わかったよ」と、気のない返事。
こいつ、河童の本当の恐ろしさを知らないな。。。

まずは近くのお寿司屋さんで腹ごしらえ。
旬のさんまにふたりで舌鼓を打つ。
「やっぱ旬のものはうまいね~」
「うん、うまい」
これですっかり気を抜いてしまったのか、ふたりは河童の恐ろしさも忘れて、商店街のめぼしい店を見つけてはお目当ての皿を物色する始末。
しかし、なかなか気に入った皿は見つからない。
するとレオが突然、「こっちに途轍もなく素敵なお皿がある気がする」と、自慢の嗅覚を駆使して走り出した。
慌てて追いかける僕。
着いたところは、商店街のメインストリートに面しながらも、そこだけエアポケットのように重苦しい空気が漲る一画。
「レオ、ここはなんだか嫌なカンジがする……」
レオに追いついた僕は息を整えつつ、顔をあげた。
すると、そこには……。



半裸で金粉ショーをしているエロガッパが!!
レオ「あの皿ほしー!!」
その時、黄金かっぱの右手がレオの臀部に伸びる……。
「あっ、危ない!」
僕は危機一髪のところで、レオをその場から引きずり出すことに成功したのだった。

みんなも街中に潜む妖怪たちには気をつけようね☆

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