マーサの昔話

デジカメでの景色や花、動物などの写真
海外体験談、今日の一品、糖分控えめ?なおやつ等‥‥‥

『 UN HOMME ET UNE FEMME 』

2010年02月28日 | Una pelicula favorita
  男と女

 出演 アヌーク・エーメ アンヌ
 ジャン=ルイ・トランティニャン ジャン・ルイ
 ピエール・バルー
 ヴァレリー・ラグランジェ

 スタッフ
 監督 クロード・ルルーシュ
 製作 クロード・ルルーシュ
 脚本 ピエール・ユイッテルヘーベン
    クロード・ルルーシュ
 撮映 クロード・ルルーシュ
    パトリス・プージェ
 編集 クロード・バロア
 音楽 フランシス・レイ

 公開年 1966年
 製作国 フランス


 ある日の土曜日もアンヌは、ドービルの寄宿学校へ娘を訪ねた。
 スタントマンの夫を事故で亡くしてパリで独り暮らしのアンヌにとって娘に会うことが
唯一の楽しみになっていた。
 楽しい時を過ごし、帰りの終列車に乗り遅れ途方に暮れているアンヌに、同じ学校に
息子を訪ねて来たレーシング・ドライバーのジャンが遠慮がちに声をかけ、車に乗せてくれた。

            

 以来ジャンはアンヌを誘うようになり、いつしか好意以上の感情が芽生えているのに
気がつく。
 しかし、ジャンはかつてルマン24時間耐久レースで瀕死を重症をおった際、妻が
そのショックで自殺するという経験をしており、そのショックからぬけられずにいました。
 ジャンがモンテカルロ・ラリーに出場した際、アンヌもまた同じような強烈な不安感に
襲われてしまい、二人の関係に危機が訪れます。
 深い沈黙が支配する中、二人は身動きもできなかった。
 もはやお互いの愛は隠すすべもなかったが、激情に身を任せるには二人は大人でありすぎた・・・。

 ジャンはアンヌの愛をもう一度つかむため、彼女の元へ車を飛ばします。二人の愛の行先は・・・。
 


 

 ダバダバダ~ダバダバダ~これが有名な「男と女」のテーマ曲。
 妻に自殺されたレーサーと、スタントマンの夫を目の前で失った女。寄宿学校にいる
互いの子供を通じて知り合った男と女は、次第に惹かれ合い恋に落ちていく……。
 ドキュメンタリータッチな感覚の映画と申しましょうか。ノスタルジックな雰囲気に浸り
私達の心にあるかもしれない郷愁を誘ってみては如何ですか。

 好きなシーンは、2人がホテルで食事をしている時、ボーイが「他に何かご注文は?」と
聞くシーンはあまりにも有名ですね。答えは「部屋を一つ。」でしたね。
 それと、アンヌの生前の旦那との甘い結婚生活での回想シーン。
 ボサ・ノヴァ・サラヴァのリズムがとても素敵でしたね。
 最後のシーンは、ジャンが車で先回りして、駅でアンヌを待つシーン。 私も誰かに
待っていて欲しいですけど・・・ああ~世界のどこかで、私を待ってる人がいない(TT)


 カンヌ映画祭グランプリに輝き、C・ルルーシュの名を一躍世界に知らしめた傑作。
 モノクロームとセピアトーンの映像、流れるようなカメラワーク、F・レイの甘美な
メロディ、渾然一体となった映像と音楽によって“過去を捨てきれぬ”二人の恋が
甘く切なく描かれる。寡黙なキャラクターを演じさせたら並ぶ者のないトランティニャンと
薄幸な美くしさがよく似合うエーメ、二人の有り余る魅力も忘れ難い。

 男と女の心理を描いて永遠に心ゆるがす作品です。

 オールディーズファンの方は、一度は見ている作品かな。





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