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新オフィスLIVING業務日誌

建築設計事務所の日々の業務から住宅や街並みに関することを取り上げています。

3.11から16日

2011年03月27日 21時44分00秒 | オフィスLIVINGの日々
東北関東大震災から16日目です。

震災被災地では、今も混乱の中にあることがうかがえます。

頑張っている方々に「頑張ろう!」と、云うのはいつも意識して避けています。
なぜ?
頑張るエネルギーは、有限で限りがあるからです。

あれから16日・・・・・
今まで頑張った状態は、例えれば手漕ぎボートを漕いでいた感じです。

手漕ぎボードを漕ぐためには後ろ向きになります。
見えるのは、自分が進んできた光景です。変わってしまった住み慣れた街並み。
まして、進む先が見えない・・・・・

前を見ながらボートを進めるには、船尾に船外機を付けることが一つの手段です。
それも、なるべく大きな船外機が必要です。






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「武士道」より、その5

2011年02月01日 08時19分23秒 | 読書メモ
この「武士道」は、封建社会が舞台です。
士農工商の社会制度の中でのサムライ、武士道はどうあったか、を語っています。

これを踏まえて読んでいくと、

「誠」は、
うそをつかないこと
ごまかさないこと
であり、うそをつかないのであるから証文も書かない。
この、証文を書くことは、不名誉なこととされていました。
誠=真実であり、士農工商の士がいった一言は、農工商とは違う概念を持っていました。

ただ、「あまり大したものではありませが」と、贈り物をするときにへりくだって(真実でない)
うそをつくこととは、礼をつくすことでありOKでした。

うそをつかない真実が武士道であり、商人は経済活動で財をなす不実な階級に見えたのでしょう。
が、武士は不労所得があり立場があまりにもちがいます。
誠は哲学でこそ成り立つ。と、ありますが不労所得があればこそでしょう。

サムライがいなくなり産業の時代を迎えると、誠=真実は商人に受け継がれました。
誰もが経済活動を必要とする時代、今の時代もそうですが、誠=真実はビジネスがうまくいく重要な要素です。

「正直者は儲かる」

武士道の誠は、哲学的であり自分や主君に対してのものだったと思います。
対し、商人道の誠は、お客さまに対してに進化したんだ。と思います。


まだまだ続く





基本データー
書名:武士道
著者:新渡戸稲造
訳・解説:奈良本辰也
発行所:株式会社三笠書房

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設計事務所の取説 その1

2011年01月26日 11時49分01秒 | 設計事務所の取説
何が得意な設計事務所なのか?

設計事務所の規模は、大きな事務所さんだと500名以上の事務所さんもおいでです(デカ!)。
小さいと、私のように建築設計士=経営者になります。

小さな事務所は、何かに特化しているケースが多いと思います。
その多くは、住宅設計かつ木造在来工法です。

中には、医院、ガソリンスタンド、飲食店に特化した設計事務所さんもおいでです。

マイホームの場合、どんなマイホームにしたいか?
まず、第一にここをある程度絞ることが必要です。

絶対これ。と、まで決まらなくても
これかこれかこっちかも?
くらいには家族でイメージを創りましょう!

中には、ご主人と奥様でイメージが全く違うこともあります。
この場合、多くは奥様の意見が通るようです。

設計事務所も得意不得意、やってないできない、もありますので、
最初の情報収集で確認した方がその後の打ち合わせがスムーズにおこなわれます。

実は、このブログを書くにあたって私もうちの得意はなに?と、考えました。
そして三つをみつけました。一つ目は、二世帯住宅が得意、です。
社会人二年目で、初めて本格的に設計したのが二世帯住宅でした。

施主は、私の父です。自宅が二世帯住宅でした!
当時独身だった私ですが、
結婚後もちゃんと自宅で二世帯の生活を送っておます。

実生活で、ここはこうした方がと学習でき、その後は二世帯住宅の設計があると
二世帯住宅の先輩としての提案もさせていただいてます。

去年も、洋風(親世帯のお父様はなんと高校時代の体育の先生でした!)と和風の二世帯住宅(天然素材住宅)を一棟づつ。
二年前になりますが長屋型の二世帯住宅を設計させていただきました。

二つ目は・・・続く



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「武士道」より、その4

2011年01月21日 16時53分57秒 | 読書メモ
「礼」

礼とは、

他人の気持ちに対する思いやりを目に見える形で表現すこと。

なるほど。よく理解できます。

新渡戸先生は、孔子を引用して、
見せかけの作法は、ほんとの礼儀作法のほんの一部にすぎない。と説いています。

礼儀作法は、その人をどんなに思っているかを伝えるためのルールであり、
ある一定の決まりがそこにはあったわけです。
うーん確かに、

さらい礼の追及は、高い精神的境地に達する。とあります。
茶道や華道その他の体を鍛えることを必ずしも極めない「何々道」を極めた達人たちの
その立ち振る舞い、生き方を知ると、すごく納得します。

礼は、慈愛と謙遜から生じ、他人を思いやる感受性に現れる。と説きます。
実に、日本的な感情です。

この章の最後に先生は、ある問題提起をして、先の章で
その解答を証明しているようです。
読み進めると、わかると思います。

詳しくは、その時に。



次は、「誠」
そう、新選組の旗で有名な「誠」です。

武士の誠は真であり、絶対的な真実である必要がありました。
それは、命以上であり名誉でした。

武士の一言・・・
一度口にしたことは、命を掛けても守らなければいけない。

まさに、武士道とは死ぬことと見つけたり

新選組の生き方そのもののように見えます。


まだまだ続く・・・


基本データー
書名:武士道
著者:新渡戸稲造
訳・解説:奈良本辰也
発行所:株式会社三笠書房

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設計事務所の取扱説明書 その0

2011年01月17日 16時42分30秒 | 設計事務所の取説
さて、2011年を迎えてはや17日目です。

今年は少し設計事務所なるものの話しをUPしていこうと思います。
そこで、わが事務所の内実では全然つまらなさそうなので、
マイホームの設計を依頼いただくオーナー様へ情報を発信する感じで書いていこうと思います。

想定する設計事務所は、街の小さな設計事務所(=わが事務所)で「アトリエ系」とか云われます。
私としては「SOHO系」と思っています。

「いざ、マイホームを」で「設計事務所」が浮かぶ方は少数派だと思います。
設計事務所側もあんまり「うちでやりませんか」と、宣伝活動をしていることも少ないようです。
この頃は、TVでリフォーム番組があって設計事務所の仕事の一面を知っていただいてますが、まだまだ「未知の職業」のようです。

実は、設計事務所は結構多いのです。ためしにイエローページを開いてみてください。結構乗ってますでしょう。
そこで、
住宅設計のプロとどうやってかかわれるのか?
どうマイホーム設計に関わったらいいのか?
そこら辺を書いていく予定です。

よろしければ、お付き合いを。




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