篠崎博見ミュージアム

篠崎博見作品ギャラリー、受賞歴、活動歴は「カテゴリー」から!

まだまだだな

2017-05-12 23:22:56 | アート・文化
度々告知していた支部展が、明日から始まります。
そして、今回は「同人努力賞」
腕前はまだまだだけど、努力だけは認めてもらった感じ。
嬉しいけど、なんか複雑な気分の努力賞・・・
でも、前向きに考えて、東京の本展に向けてバリバリやるのだ!!

さて、今回の作品の解説。
まだ本展が残っているし、もっと描き直すので、作品の写真は載せません。

今回の作品タイトル 「御年-78 OJISAN」

この作品は、機動戦士ガンダムを作ってくれた人達と、我々40代前半を子に持つ親世代への返答です。
ちょうど私たちは、ガンダムを小学校の低学年のころに夢中になって見ていた世代。
幼いながらも、機動戦士ガンダムの中で繰り広げられる人間関係や政治的な話にも興味を持ちつつ、しかし、モビルスーツのカッコ良さ魅了されていた世代。

モビルスーツのカッコよさ:複雑な人間関係 = 7:3 

くらいの割合で見ていたんじゃないかな?
そんな当時の我々を見た大人達に「これでは戦争を肯定する人間になってしまう!」と危惧されました。
しかし、心配ご無用!!
立派な大人に育ちましたよ(たぶん)!
そんなことを、我々の親世代に伝えたくて描いた作品です。

ということはもちろん、今回の絵は、大人になってから見たガンダムではなく、子供の頃に見たガンダムがモチーフ。
子供の頃から絵を描くのが大好きだった私は、ワクワクしながらモビルスーツの絵を描いたものだ。
友達にも「ザク」とか「ジオング」とかをリクエストされて描くこともしばしば。
その際に、関節などの、よりメカニカルな部分の仕組みを想像しながら描くのも楽しかった。
この、子供の頃のワクワクした感覚を思い起こしながら描いたのが今回の絵。
かっこいいなぁと、ワクワクしながらプラモを作ったり、シールを集めたり。
プラモの箱の絵を見ながらシチュエーションを想像するのも楽しかったなぁ。
そして、そのワクワクが我々世代を作り上げたのです。

20代の若者は、我々40代の男達を、ファーストガンダムの話をすれば機嫌が良くなるくだらない世代と考えているかもしれない。
図星です!
多くは「ガンダム」もしくは「ザク」という言葉に食いつきます。
だって、そうやって育っちゃったんだもの。
20代のフレッシュな諸君。
40代の中間管理職(男性)を手玉に取りたかったらファーストガンダムを勉強するのは有効かもしれません!!
でも、たまにガンダムにちっとも興味のない人もいるから注意してね。

そして、そうやって育った我々も、今では次世代を育てる世代になっています。
これは責任重大。
身の引き締まる思いなのです。

さて、作品解説はこれくらいにして、もう、早く絵を描き直したくて仕方ないのである。
やはり、本物がたくさんいる所に一緒に作品を並べると、自分の作品の欠点が次々と見えてきてしまうのである。
まだ展覧会が始まってもいないのに、すでにあの状態で展示されているのが恥ずかしい。
今日もいろいろ注意されたが、技術的な勉強をもっとしないといけないと言われてしまった。
自分でもわかっちゃいるけど、これがなかなかうまくいかなくてもどかしい!!!!

努力賞は、もっと努力しろという意味だと思うので、もっとやるしかないなこりゃ。
コメント
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