ちょっと前の話になるけど、6/19~6/24にかけて、宮古島へ一人で旅をしてきた。
冬が終わるころの旅の帰り道、ふと一人で旅がしたくなった。
旅に出る理由はたくさんあるけれど、
自分が一人のとき、自分一人の力で何ができるか。
ちょっと試したくなった。
それからはあっという間に時は過ぎた。
準備にも集中できないくらい気持ちが高ぶっていた。
旅の初日からして、刺激的だった。
宿泊したゲストハウスのスタッフと、そのスタッフが前日に知り合った男性とご飯を食べに行った。初めてのオリオンビール、初めての島豆腐、はじめてのおとーり。楽しく飲んで、笑って、食べて。
みんな知り合ってすぐに打ち解けてしまう。素敵な夜。
翌日はその男性と、その男性と同じゲストハウスの女性と3人で観光へ。
男性が宮古島には詳しいので、コンスタントに観光地をまわった。
美しい海にただただ見とれるばかりで、ため息すらためらってしまう。
ゲストハウスに戻って、現地に居た友人と会う準備をしていたら、
宿のスタッフが『ちょっとまって』と。
すると部屋が暗くなり、
そこにはろうそくにともされたバースデーケーキが。
宿のスタッフ、宿泊しているゲスト、みんなで私の誕生日を祝ってくれた。
涙があふれて、ケーキの味がしょっぱかったけど、最高でした。
昨日まで私のことなんて一切知らない人たちが最高の笑顔で祝ってくれている。
みんなありがとう。
翌日は、宿のゲストとスタッフ総勢7人でMIYAKO ISLAND ROCK FESTIVALへ。
これ目的の旅ではなかったけれど、楽しい雰囲気に誘われていざ。
たくさんのアーティストが参加していたけれど、ここで始めて知ったRickey-Gにはすごく感動した。いいです、彼。
晩まで踊って、そのままみんなで島おでんを食べた。
私は風邪で声が出なかったけど、そんなの不自由に感じないくらいたくさんのコミュニケーションがとれた。心で通じるものってあるんだね。
次の日からは別の宿に泊まり、各地を転々とした。
一人でドライブがしたかったので、まだ巡ってない観光地へ。
灯台をふらっと登ったら、そこに居た男性2人組と話が合い、海岸へ。
二人は昨日のFESに参加していたらしくてちょっとびっくり。
台風が近づく海岸は遊泳禁止の為、浜辺で遊んだ。
何を話すでもなく、何をするのでもないけれど、過ごした時間は思い出になったよ。楽しかった。
最終日の宿は来間島のゲストハウス。
到着してすぐに海岸で行なわれていた前日のfesの後夜祭へ。
また友人と、友人が宿で知り合った人たちと合流。
fesに参加したアーティストがDJをして、夜の海岸を心地良く体が、心が揺れた。
最終日は、同じ宿のゲスト2人を空港まで送った。
出発までは時間があったから、ドライブして宮古そばを食べた。
2人とも、夢ややりたいことをしながら生活しているからか、とっても生き生きしていてパワーをもらったよ。
1人に戻ってから行った展望台で、なんと最終日同にじ部屋に泊まった人とばったり。
驚きながらも、『またどこかで会いそうだよね』なんて話して別れた。
旅に出る前は、こんなにもある出会いを、知らぬ間にスルーしていた。
でも、宮古島でとってもたくさんの人と出会って、別れて、ありがとうをもらった。
この前、空港へ送った人から、手紙が届いた。
なんだかそれがすごく嬉しくて、今になってやっと
旅に出てよかったな って思った。
私を生き返らせてくれて、ありがとう。