駅へ続く階段室。通勤時間はともかく、ここを利用する人は決して多くはない。四方は窓で日中は明るいが、天井の灯りは終日点いたままだった。最近、必要な時にだけ点灯されているのは、原発事故での節電意識の高まりだろうか。しかし、エスカレーターはノンストップのままだ。
未だ先の見えない福島原発事故。初めて耳にする数値や単位に振り回されている。そして被災地の東北や北関東が、日本の物作りや食料の供給基地だったことを改めて知った。しかしそこに住む人や生産された農産物などが、風評被害に苦しんでいる。近所のスーパーで、佐賀県産と栃木県産のイチゴが売られていた。安さもあったが、栃木県産を買った。
震災地近県の農産物などに、放射能の風評被害が広まっている。北海道でも外国からの観光客が激減している。ふだんは台湾、中国、韓国などの観光客で賑わっているのに、道の駅ウトナイ湖(苫小牧市)は閑散としていた。
ついに水道水にまで影響が出た!これまで「原発は絶対に安全だ」と、思いこまされていた。設計に甘さがあったことを、認めざるを得ない電力会社。これほどの事故があっても、日本の原発はこれからも推進されるだろう。だから発電する側も消費する側も、原発の評価基準を「原発は絶対安全ではない!」と真逆に転換し、そこからエネルギーのあり方を再構築すべきだ。
ふだんから自転車を使いやすい環境にしておくと、災害時など電気や化石燃料に頼らなくても行動範囲を広げることが出来る。デジタル化された社会ほど、どこかにアナログシステムを残しておかないと、快適生活の暴走を止めることは出来ない。
(コペンハーゲン 自転車ゾーン)
(コペンハーゲン ストロイエフの自転車置き場)
(コペンハーゲン 自転車ゾーン)
(コペンハーゲン ストロイエフの自転車置き場)
便利で快適な生活のために原発を容認するか、多少不自由でも安心できる自然エネルギー発電を推進するか。原発は究極のエコでないことが証明された。
ノルウエー フィヨルド地区 滝の流れを利用した小さな水力発電。(2010.5.31撮影)
デンマーク コペンハーゲン 海上の風力発電。(2010.5.29撮影)
アメリカ カリフォルニア州 荒野の風力発電。(2008.4.3撮影)
ノルウエー フィヨルド地区 滝の流れを利用した小さな水力発電。(2010.5.31撮影)
デンマーク コペンハーゲン 海上の風力発電。(2010.5.29撮影)
アメリカ カリフォルニア州 荒野の風力発電。(2008.4.3撮影)