先日自宅に届いたLCX-37CにIKKI-RSを接続してMSASの補正状況を確認してみた。が・・・MSASの補正電波を全く受けない・・・何で???
そのまま我慢して30~40分放置も全くダメ。1度電源を切って再度コネクタ類の接続をやり直し電源を入れてみるがダメ・・・MSAS以外の衛星電波はバリバリ受けているのに肝心な補正電波(衛星42番、50番)だけ一切受けないのだ。魚探側の設定に間違いがあれば他の衛星の電波も受けないはずだから魚探側の設定は絶対に間違っていないはず・・・噂ではIKKI-RSは通常使用ならMSASが途切れる事はないとの事。途切れるどころか全く受けない。これは何故だ???
そこでもう1個のIKKI-RS(実はリヤ用のLCX-27もD MAGIC NEOからIKKI-RSに変更するため俺はIKKI-RSを2個買った)をLCX-37Cに接続してみた。すると接続後15秒ほどでMSASによる補正電波をキャッチ!その状態で最初のIKKI-RSに戻すとこっちは全く補正を受けない・・・2個のIKKI-RSで入れ替え接続を実に6回繰り返したが、IKKI-RS①は補正率100%、もう1個のIKKI-RS②は補正率0%と異常と疑わずにいられない結果だった。でも補正以外の衛星電波は補足していうので故障ではなさそう・・・
これは見通しの悪いベランダでの結果。購入店にIKKI-RSの状況を的確に説明するにはより説得力のある結果が必要だと考え、魚探(LCX-37C、27C)とバッテリー、IKKI-RS2個、データパワーケーブル1本を持って車へ乗り込んだ。見通しの良い場所という事で360度周りには全く何もないかなり広い畑のド真ん中で車の屋根に2台のIKKI-RSを置いてケーブルを車の中へ引きこみ車内でバッテリーとデータパワーケーブル、魚探を接続した。
Ⅰ.LCX-37C + IKKI-RS① 場所:2Fベランダ 接続回数 6回 補正電波受信率 100%
Ⅱ.LCX-37C + IKKI-RS② 場所:2Fベランダ 接続回数 6回 補正電波受信率 0%
Ⅲ.LCX-37C + IKKI-RS① 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 100%
Ⅳ.LCX-37C + IKKI-RS② 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 0%
Ⅴ.LCX-27C + IKKI-RS① 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 100%
Ⅵ.LCX-27C + IKKI-RS② 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 0%
IKKI-RS以外は全て同じにしたほうがいいだろうという事で、IKKI-RS以外は全て同じ機器・ケーブルを使用。つまりデータパワーケーブルにあるコネクタ部でIKKI-RSを切り離し、IKKI-RSのみ①と②を入れ替えるだけ。①は全く問題ない。②だけど、補正電波以外の衛星電波はしっかり受けているのにMSASの補正電波だけ受けない状況だった。
これがIKKI-RS①によるGPSサテライト画面。「WAAS」「アスタリスク」が点灯し、常時補正電波を受けている。
これがIKKI-RS②によるGPSサテライト画面。衛星の補正状況は上のIKKI-RS①と全く同じ。なのに肝心のMSASの補正だけ受けてない。
これだけ明確すぎる結果が出れば、俺のIKKI-RS②は【異常】と言い切っていいだろうと判断し、購入店にこの内容を説明すると初期クレーム対応という回答。購入したばかりなんだから初期クレームは当然だよね・・・ジムクォーツから「IKKI-RSを2個とも送ってほしい」との事でIKKI-RS2個を直接ジムクォーツに送った。
さて、IKKI-RS①のサテライト画面を見て「アレッ?」って思った人は多いんじゃないかな???
俺もこんな状況のサテライト画面は初めて見た。「WAAS」は点灯し、黄色のアスタリスクマークも各衛星のバーグラフについている。つまりMT-SATから送られる補正電波を受けている事になるが、衛星の受信状況を示す円形の図にもバーグラフにもMT-SATの衛星番号「42番」と「50番」がない!でも、これ正常なんです。
LOWRANCE純正アンテナを含めこれまで発売されている社外品GPSアンテナは12チャンネルになる。何故12チャンネルなのか?これは地球上を周回するGPS衛星は24個あるが、理論上、地表で12個以上の衛星から信号を受信する事がないためロランス本体のプログラムも当然これを想定して組まれている。だからサテライト画面の衛星バーグラフも12本しかない。でもIKKI-RSは受信感度が純正アンテナよりも30dBmも高いため、地平線スレスレに位置するような本来受けれない衛星電波も電離層の乱反射によって受信してしまうので、本来12個しか受けれないはずの衛星信号を12個以上補足する場合があるのだ。
だからIKKI-RSは一般的な「12チャンネルレシーバー」ではなく理論上受けないであろう12個以上の衛星から電波を受ける事があるから「20チャンネルレシーバー」仕様になっているんだと思う。だから本来12チャンネルを想定しているLOWRANCEで20チャンネル仕様のIKKI-RSを使い、12個以上の衛星を補足すればバーグラフは12本しかないからMSAS(42番,50番)の衛星表示はサテライト画面バーグラフの右端から外に追い出されてしまうわけ。円形の衛星図は下のバーグラフとリンクしているのでバーグラフにない衛星情報は円形の図にも載らない。でも20チャンネルレシーバーだから42番、50番の補正表示が画面から追い出され画面上にないだけで補正はされているから「WAAS」や「アスタリスク」のみが点灯しこのような画面になる。
上のサテライト画面をみるとバーグラフ右端の「29番」はIKKI-RSじゃないと補足しない衛星だと思う。この29番を補足する事で12個の衛星から電波を補足するのでMSASの42番、50番がバーグラフから右に追い出されている。この29番を補足しなければバーグラフの右端に42番か50番のどちらかがここに入るわけやね。これが20チャンネルレシーバーの大きな特徴だがこれはIKKI-RSの持っている2つの欠点の中の1つらしい。これって欠点なのかな・・・???
一般的に自船位置を計測するには3個の衛星が最低限必要で2次元+高度(つまり3次元)の位置を計測するには最低4個の衛星電波が必要との事。IKKI-RSのような高感度GPSレシーバーは水平線近くに位置する本来なら受信する事の出来ない衛星を複数受信できるので12チャンネルを越える。だから見晴らしの良い場所ならMSASによる補正無しでも半径2m程度の精度が確認できる。つまり言い方を変えれば沢山の衛星を充分な感度で捕らえていれば、いくらMSASによる補正信号を受けても精度の向上はほとんどないという事になる。でも常に12個以上の衛星電波を補足できるとも限らないのでMSASの補正は必要です。
もう1つの欠点って何??? あるHPでこんな文面を見た。
ポジションエラーのセンテンスが完了していないため、地図画面の最大縮尺で
劣化信号によるトレイルを描かせて確認して頂くことになります。
俺には意味がサッパリ解らん・・・(汗)で、色々調べてみた。これについては俺も正直なところしっかり把握できているわけではないが、これは国防総省が挿入している強制劣化信号(SA)に関する事のようだ。本来GPSは軍事用に開発された衛星システムが民間に開放されたのは有名な話。この民間用の衛星電波は「強制劣化信号」が意図的に挿入されており、この強制劣化信号によって誤差が100mレベルとか・・・俺がシーニンフをカートップしていた10年くらい前のGPS魚探って誤差100mとか普通にあった。当時JBのTOPプロがバスボートの後ろに高いポールの先にアンテナつけてたが、ポールの先にアンテナをつけて高く上げる事で各沿岸部にあるGPS補正局から発信される地上波補正信号(いわゆるD信号)を受けないと話にならん・・・って事。そりゃ誤差100mレベルじゃねぇ・・・でも今は必死になって地上波補正電波を受けなくてもMSASがあるからこんな高いポールは立てなくてOKって事やね。
この民間用に開放された電波には強制劣化信号が含まれるが、軍事用に使用する衛星電波は高精度なシークレット電波を使用しているようで精度が高い。何故あえて民間用の信号にわざわざSAを挿入しやがるのか?これは戦争で敵国に民間用のGPSを利用されないようにするためのようで、湾岸戦争の時だったか忘れたが事実、敵国は民間用のGPSを使用していたようだ。民間用GPSが高精度だと、敵国に高精度なGPSが使われてしまう事になるから強制劣化信号をいれて誤差を大きくしている。でも今のGPSは昔のGPSみたいにMSASを受けなくても100mなんて誤差は出ない。これは2005年クリントン大統領辞任時の置き土産(?)としてSA値は従来の1/10と大幅に縮小されたとの事。従ってMSAS未使用でも100mから十数mレベルまで誤差は改善された。これがGPS魚探が飛躍的に普及した大きな理由の1つでもあるね。
でも、強制劣化信号は縮小はされたものの完全に排除されたわけではないから、劣化信号の影響は少なからず受けているようで、それを最も体感する現象としてアンテナが常時固定されて位置が動いていないにも関わらず、自船位置が動いているかのようにランダムに航跡が描かれる事がある。どうもこれがSAによるものだという事だ。
この「動いていないはずのアンテナがGPS画面はランダムに航跡を描いている点」については俺も疑問に思った事があったのでプラ○○インにメールで問い合わせた事があったが、今回自分で調べたような内容は教えてもらえず「GPSは船が動いていないと正確な位置は出せないから完全にアンテナが停止している場合はそうなります」くらいの回答しかもらえなかった。だからこの現象は「GPSの特徴」だと思っており、この現象が劣化信号によるものという事を今回初めて知った。この劣化信号による航跡は50m四方以上に画面を拡大しないと確認できない。あまりGPS画面を縮小してしまうと航跡は点状になるため「地図画面の最大縮尺で劣化信号によるトレイルを描かせて確認」という事のようだ。
でも!俺達にはMSASがある!瞬間的に大きなSA値が挿入されたときはMSASによる補正でデーターの暴れを抑える事が出来ると思うし、一般的にGPSの測位精度は95%の確立で定位できる予想円の直径で表示されるけど、こういった劣化信号もある程度考慮したうえで「精度」を各メーカー発表しているんだと思う。この俺の定義(?)が正解ならD M○G○Cの【最小誤差90cm】ってのが付け加えられている表記は何だか疑問・・・
まぁ・・・この強制劣化信号はIKKI-RSに限っての事じゃなく全てのアンテナにいえる事。こんな自分の力ではどうにもらなん事を欠点だとか何とか言い出したら正直キリがないので、やはりこれまでどおり「GPS魚探の特徴」と思っておけばいいかな。ってのが最終的な結論。2005年以降国防総省の挿入しているSA値は縮小された状態だが、この先どこかでモメ事・ドンパチが起こり国防総省が再び大きなSA値を挿入するような事態にならない事を祈ります・・・世界平和はGPS魚探の性能を持続するのであります。世界平和万歳ッ!
そのまま我慢して30~40分放置も全くダメ。1度電源を切って再度コネクタ類の接続をやり直し電源を入れてみるがダメ・・・MSAS以外の衛星電波はバリバリ受けているのに肝心な補正電波(衛星42番、50番)だけ一切受けないのだ。魚探側の設定に間違いがあれば他の衛星の電波も受けないはずだから魚探側の設定は絶対に間違っていないはず・・・噂ではIKKI-RSは通常使用ならMSASが途切れる事はないとの事。途切れるどころか全く受けない。これは何故だ???
そこでもう1個のIKKI-RS(実はリヤ用のLCX-27もD MAGIC NEOからIKKI-RSに変更するため俺はIKKI-RSを2個買った)をLCX-37Cに接続してみた。すると接続後15秒ほどでMSASによる補正電波をキャッチ!その状態で最初のIKKI-RSに戻すとこっちは全く補正を受けない・・・2個のIKKI-RSで入れ替え接続を実に6回繰り返したが、IKKI-RS①は補正率100%、もう1個のIKKI-RS②は補正率0%と異常と疑わずにいられない結果だった。でも補正以外の衛星電波は補足していうので故障ではなさそう・・・
これは見通しの悪いベランダでの結果。購入店にIKKI-RSの状況を的確に説明するにはより説得力のある結果が必要だと考え、魚探(LCX-37C、27C)とバッテリー、IKKI-RS2個、データパワーケーブル1本を持って車へ乗り込んだ。見通しの良い場所という事で360度周りには全く何もないかなり広い畑のド真ん中で車の屋根に2台のIKKI-RSを置いてケーブルを車の中へ引きこみ車内でバッテリーとデータパワーケーブル、魚探を接続した。
Ⅰ.LCX-37C + IKKI-RS① 場所:2Fベランダ 接続回数 6回 補正電波受信率 100%
Ⅱ.LCX-37C + IKKI-RS② 場所:2Fベランダ 接続回数 6回 補正電波受信率 0%
Ⅲ.LCX-37C + IKKI-RS① 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 100%
Ⅳ.LCX-37C + IKKI-RS② 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 0%
Ⅴ.LCX-27C + IKKI-RS① 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 100%
Ⅵ.LCX-27C + IKKI-RS② 場所:見通しのよい屋外 接続回数 8回 補正電波受信率 0%
IKKI-RS以外は全て同じにしたほうがいいだろうという事で、IKKI-RS以外は全て同じ機器・ケーブルを使用。つまりデータパワーケーブルにあるコネクタ部でIKKI-RSを切り離し、IKKI-RSのみ①と②を入れ替えるだけ。①は全く問題ない。②だけど、補正電波以外の衛星電波はしっかり受けているのにMSASの補正電波だけ受けない状況だった。
これがIKKI-RS①によるGPSサテライト画面。「WAAS」「アスタリスク」が点灯し、常時補正電波を受けている。
これがIKKI-RS②によるGPSサテライト画面。衛星の補正状況は上のIKKI-RS①と全く同じ。なのに肝心のMSASの補正だけ受けてない。
これだけ明確すぎる結果が出れば、俺のIKKI-RS②は【異常】と言い切っていいだろうと判断し、購入店にこの内容を説明すると初期クレーム対応という回答。購入したばかりなんだから初期クレームは当然だよね・・・ジムクォーツから「IKKI-RSを2個とも送ってほしい」との事でIKKI-RS2個を直接ジムクォーツに送った。
さて、IKKI-RS①のサテライト画面を見て「アレッ?」って思った人は多いんじゃないかな???
俺もこんな状況のサテライト画面は初めて見た。「WAAS」は点灯し、黄色のアスタリスクマークも各衛星のバーグラフについている。つまりMT-SATから送られる補正電波を受けている事になるが、衛星の受信状況を示す円形の図にもバーグラフにもMT-SATの衛星番号「42番」と「50番」がない!でも、これ正常なんです。
LOWRANCE純正アンテナを含めこれまで発売されている社外品GPSアンテナは12チャンネルになる。何故12チャンネルなのか?これは地球上を周回するGPS衛星は24個あるが、理論上、地表で12個以上の衛星から信号を受信する事がないためロランス本体のプログラムも当然これを想定して組まれている。だからサテライト画面の衛星バーグラフも12本しかない。でもIKKI-RSは受信感度が純正アンテナよりも30dBmも高いため、地平線スレスレに位置するような本来受けれない衛星電波も電離層の乱反射によって受信してしまうので、本来12個しか受けれないはずの衛星信号を12個以上補足する場合があるのだ。
だからIKKI-RSは一般的な「12チャンネルレシーバー」ではなく理論上受けないであろう12個以上の衛星から電波を受ける事があるから「20チャンネルレシーバー」仕様になっているんだと思う。だから本来12チャンネルを想定しているLOWRANCEで20チャンネル仕様のIKKI-RSを使い、12個以上の衛星を補足すればバーグラフは12本しかないからMSAS(42番,50番)の衛星表示はサテライト画面バーグラフの右端から外に追い出されてしまうわけ。円形の衛星図は下のバーグラフとリンクしているのでバーグラフにない衛星情報は円形の図にも載らない。でも20チャンネルレシーバーだから42番、50番の補正表示が画面から追い出され画面上にないだけで補正はされているから「WAAS」や「アスタリスク」のみが点灯しこのような画面になる。
上のサテライト画面をみるとバーグラフ右端の「29番」はIKKI-RSじゃないと補足しない衛星だと思う。この29番を補足する事で12個の衛星から電波を補足するのでMSASの42番、50番がバーグラフから右に追い出されている。この29番を補足しなければバーグラフの右端に42番か50番のどちらかがここに入るわけやね。これが20チャンネルレシーバーの大きな特徴だがこれはIKKI-RSの持っている2つの欠点の中の1つらしい。これって欠点なのかな・・・???
一般的に自船位置を計測するには3個の衛星が最低限必要で2次元+高度(つまり3次元)の位置を計測するには最低4個の衛星電波が必要との事。IKKI-RSのような高感度GPSレシーバーは水平線近くに位置する本来なら受信する事の出来ない衛星を複数受信できるので12チャンネルを越える。だから見晴らしの良い場所ならMSASによる補正無しでも半径2m程度の精度が確認できる。つまり言い方を変えれば沢山の衛星を充分な感度で捕らえていれば、いくらMSASによる補正信号を受けても精度の向上はほとんどないという事になる。でも常に12個以上の衛星電波を補足できるとも限らないのでMSASの補正は必要です。
もう1つの欠点って何??? あるHPでこんな文面を見た。
ポジションエラーのセンテンスが完了していないため、地図画面の最大縮尺で
劣化信号によるトレイルを描かせて確認して頂くことになります。
俺には意味がサッパリ解らん・・・(汗)で、色々調べてみた。これについては俺も正直なところしっかり把握できているわけではないが、これは国防総省が挿入している強制劣化信号(SA)に関する事のようだ。本来GPSは軍事用に開発された衛星システムが民間に開放されたのは有名な話。この民間用の衛星電波は「強制劣化信号」が意図的に挿入されており、この強制劣化信号によって誤差が100mレベルとか・・・俺がシーニンフをカートップしていた10年くらい前のGPS魚探って誤差100mとか普通にあった。当時JBのTOPプロがバスボートの後ろに高いポールの先にアンテナつけてたが、ポールの先にアンテナをつけて高く上げる事で各沿岸部にあるGPS補正局から発信される地上波補正信号(いわゆるD信号)を受けないと話にならん・・・って事。そりゃ誤差100mレベルじゃねぇ・・・でも今は必死になって地上波補正電波を受けなくてもMSASがあるからこんな高いポールは立てなくてOKって事やね。
この民間用に開放された電波には強制劣化信号が含まれるが、軍事用に使用する衛星電波は高精度なシークレット電波を使用しているようで精度が高い。何故あえて民間用の信号にわざわざSAを挿入しやがるのか?これは戦争で敵国に民間用のGPSを利用されないようにするためのようで、湾岸戦争の時だったか忘れたが事実、敵国は民間用のGPSを使用していたようだ。民間用GPSが高精度だと、敵国に高精度なGPSが使われてしまう事になるから強制劣化信号をいれて誤差を大きくしている。でも今のGPSは昔のGPSみたいにMSASを受けなくても100mなんて誤差は出ない。これは2005年クリントン大統領辞任時の置き土産(?)としてSA値は従来の1/10と大幅に縮小されたとの事。従ってMSAS未使用でも100mから十数mレベルまで誤差は改善された。これがGPS魚探が飛躍的に普及した大きな理由の1つでもあるね。
でも、強制劣化信号は縮小はされたものの完全に排除されたわけではないから、劣化信号の影響は少なからず受けているようで、それを最も体感する現象としてアンテナが常時固定されて位置が動いていないにも関わらず、自船位置が動いているかのようにランダムに航跡が描かれる事がある。どうもこれがSAによるものだという事だ。
この「動いていないはずのアンテナがGPS画面はランダムに航跡を描いている点」については俺も疑問に思った事があったのでプラ○○インにメールで問い合わせた事があったが、今回自分で調べたような内容は教えてもらえず「GPSは船が動いていないと正確な位置は出せないから完全にアンテナが停止している場合はそうなります」くらいの回答しかもらえなかった。だからこの現象は「GPSの特徴」だと思っており、この現象が劣化信号によるものという事を今回初めて知った。この劣化信号による航跡は50m四方以上に画面を拡大しないと確認できない。あまりGPS画面を縮小してしまうと航跡は点状になるため「地図画面の最大縮尺で劣化信号によるトレイルを描かせて確認」という事のようだ。
でも!俺達にはMSASがある!瞬間的に大きなSA値が挿入されたときはMSASによる補正でデーターの暴れを抑える事が出来ると思うし、一般的にGPSの測位精度は95%の確立で定位できる予想円の直径で表示されるけど、こういった劣化信号もある程度考慮したうえで「精度」を各メーカー発表しているんだと思う。この俺の定義(?)が正解ならD M○G○Cの【最小誤差90cm】ってのが付け加えられている表記は何だか疑問・・・
まぁ・・・この強制劣化信号はIKKI-RSに限っての事じゃなく全てのアンテナにいえる事。こんな自分の力ではどうにもらなん事を欠点だとか何とか言い出したら正直キリがないので、やはりこれまでどおり「GPS魚探の特徴」と思っておけばいいかな。ってのが最終的な結論。2005年以降国防総省の挿入しているSA値は縮小された状態だが、この先どこかでモメ事・ドンパチが起こり国防総省が再び大きなSA値を挿入するような事態にならない事を祈ります・・・世界平和はGPS魚探の性能を持続するのであります。世界平和万歳ッ!
LOWRANCE&Eagleの情報ありがとうございます。
IKKI-RS GPSアンテナいいですね!私も凄く気になっていた商品です。
私はガーミンのGPS16HVSを使用していますが、29番を補足した覚えがないように思えます。
今度確認してみます。
私事ですいませんが、私は現在12のVハルでステーサー360に乗っています。エンジンはホンダの9.9です。
最近車両を買い替えたので、キャリアの準備が出来ていないので、出撃出来ないカートッパーです。
現在トレーラーに変更しようか?カートップのまま行こうか悩んでいます。
でも、最近は地元のおかっぱやフローターにての出撃も多いので、使用回数は減っています。
このような私ですが、また当方のブログに遊びに来ていただければ幸いです。
今後のしょうやさんのIKKI-RS・LOWRANCE情報更新をワクワクしながらお待ちしています。
それでは、失礼致します。
PS:宜しければリンクを貼らせていただきたいと思いますが、宜しいでしょうか?
あと、私の友人が長野のBooってお店をやっています。
ここの夫婦も琵琶湖好きのノリーズプロスタッフです。
本日ジムクォーツに連絡したら、アンテナ交換ということになりました。
アンテナの到着が楽しみです。
それにしても徹底的にイジリたおしていますね。
このエントリーも興味深く読ませていただきました。
GPSアンテナですが、IKKI-RSもガーミンも値段が安いのがいいですね。(安いというか某ショップの出しているアンテナが高すぎるだけって気もしますが・・・)今となってはMSASが使えるので無理して高いアンテナ買う必要ないですもんね。(有名なDアンテナも中身は・・・ですから)
ガーミンからも新しいGPSアンテナ「GPS16xHVS」が発売されましたね!12チャンネル仕様ですが感度が185dBWですから国内最強ですよ!IKKI-RSで160dBWですからね。ちなみに純正は130dBWです。アンテナのチャンネル数と感度については開発者の見解の違いによるところが大きいと思います。12チャンネル補足出来れば十分という人や感度を上げて12チャンネル以上補足できるならチャンネル数を上げる場合、爆裂高感度にすれば12チャンネルでOKなど・・・どれがいいか?って部分では優劣はつけれないと思いますね。より閉塞されたフィールドではチャンネル数より感度を重視したほうがいいだろうし、琵琶湖のような開けた場所なら160dBWあれば十分だと思います。
トレーラーにするには3つの問題がありますよね。1つは当然ですが、置き場所です。これが確保できなければどうにもなりませんもんね。でも「迷ってる」って事は置き場所の問題はクリア出来るんでしょうね。2つ目は行く先のフィールドでトレーラーが使えるか?って部分。つまり「スロ-プがあるか?」って問題ですよね。3つめは車です。コンクリートに舗装されているスロープを使うなら12ftクラスのボートなら二駆でも全然問題ないですが、砂浜のスロープや遠浅の天然スロープでランチングする場合はやはり四駆じゃないと厳しいと思いますからね。トレーラー車検は1年に1回受ける必要があります(軽トレーラーなら車検は2年。でもエンジン乗せた状態で運搬するなら延長キットでトレーラーを改造する必要がありますが、これは違法改造になります)12ftクラスのアルミならエンジンは自分で外せるし、ボートをトレーラーから降ろす作業ももう1人誰かに手伝ってもらえるアテがあれば解決する問題ですよね。トレーラーからボートさえ降ろせれば車検は自分で受けれますから、費用はさほどかかりませんので12ftをトレーラーで使用する人は圧倒的に増えてますよね。僕はトレーラーに慣れてしまっているので今はもうカートップは無理ですね(苦笑)
塩尻市のBooには1度行った事ありますよ!店長と知り合いなんですね!今後行ったときは話しかけてみようと思います。ブログのリンクの件ですが、ご迷惑でなければ是非お願いいたします!僕も気に入っているブログを自分のブログに添付したいのですが、このブログの編集って下手に触ると妙な記号が出現したりして元に戻せなくなるので慎重にやってます。リンクに載せるときはグチさんのブログも載せさせて頂こうと思います!
IKKI-RSですが、交換になって良かったですね!僕の場合は交換じゃなくて内部のプログラム再設定でOKでしたので、こはらさんの場合は内部に欠陥があったんですかね・・・僕はIKKI-RSから直接出てるケーブルが1mでは長すぎなので、クレーム処理してもらう時にジムクォーツにお願いしてケーブルを10cmくらいに短くしてもらいました。おかげでスッキリしましたよ!