いやーおひさしぶりです。
「将棋と将棋界について考える」
というタイトルのこのブログですが、あんまり考えたくないことばかり起こるものですから(笑)、しばらく放置しておりました。
でもひさしぶりに書きましょう。もちろん、以下の件です。
名人戦契約問題についていろいろ(30)
あれだけすったもんだして、スタートラインに戻っただけというのがあまりにもアレですよね。それに対して、失ったものは大きすぎます。
前にも書きましたが、現理事会の経営センスのなさは想像を絶するものがあります。
理事会の方々(と理事会を承認した方々)は、将棋連盟が新聞社に何億円も出してもらえるのは、歴史や伝統といったブランド価値があるからであって、現状の棋士や棋譜の魅力だけでもらえているのではないことを自覚しておくべきでしょう。
今回は、まさしくそのブランド部分に大きな傷がつきました。これがどれくらい大きな損失であるか、気づいてほしいと思います。渡辺竜王や大平四段は気づいておられるようですが、他のみなさんはどうなのでしょうか。
わかりやすい例を出すと、今回の騒動を見て我が子を奨励会に入れようと思う親はいるでしょうか(反語)。入ってくる子供がいなくなると、将棋界は終わりです。
この局面を乗り切るには、もう「羽生会長」しかないと私は思います。
私は羽生さんが大好きです。そんな汚れ役は絶対にしてほしくないと思います。でも、ここまでくると解決策はそれくらいしか思いつきませんね。
1.羽生さんが会長になって、各新聞社に頭を下げてとりあえずことを納める。
2.経営改革委員会を棋士、職員、外部の専門家で結成する。
3.経営のプロに会長を依頼して羽生さんは退任、経営改革をすすめる
くらいしないともうだめなんじゃないですかね。このまま各社に禍根を残したまま適当に話を終えたら、未来はないと思いますよ。
今のままでは「そっちが金の話をするならば、俺たちも金の話をしよう」ということになります。将棋の経済効果って新聞にとってあると思いますか? あったとしても今よりもケタが1つか2つ減るでしょう。例を出しましょうか。
たとえば、
将棋の代わりに、数独パズルを掲載することにします。これにかかる費用は年間でおそらく数百万円でしょう(将棋は数億)。そして、うれしく思う読者はどっちが多いでしょう?
将棋の代わりに、マンガを掲載することにします。超一流の人を使ったとしても1年間に1千万~2千万円程度ですむでしょう。対して、将棋は数億。どっちがうれしい読者が多いと思いますか?
あるいは将棋の代わりに、あの場所に広告を掲載してもいいのです。単純に、お金が入ります。新聞によって違いますが、あの大きさだと1回100万円~200万円くらい入ります。年間に直すと、3億円~6億円以上の黒字になります。
いかがでしょう。新聞に将棋を載せる意味って、ほんとうにありますか?
僕は将棋の大ファンですが、経営側から見たら「ない」と言えますよ。断言できます。
現理事会は、ものすごいピンチをわざわざ招いてしまったことを自覚すべきです。
それと、これはあまり言う人はいませんが、羽生さん、森内さん、佐藤さんあたりのメンバーがだらしないと思います。もしかすると今いろいろやっていたらごめんなさい。でも、現状は渡辺さんだけにがんばっているように見えます。
将棋界の未来は、棋士のみなさんにかかってます。今までが幸運すぎたのです。羽生世代のみなさんの奮起を期待します。
「将棋と将棋界について考える」
というタイトルのこのブログですが、あんまり考えたくないことばかり起こるものですから(笑)、しばらく放置しておりました。
でもひさしぶりに書きましょう。もちろん、以下の件です。
名人戦契約問題についていろいろ(30)
あれだけすったもんだして、スタートラインに戻っただけというのがあまりにもアレですよね。それに対して、失ったものは大きすぎます。
前にも書きましたが、現理事会の経営センスのなさは想像を絶するものがあります。
理事会の方々(と理事会を承認した方々)は、将棋連盟が新聞社に何億円も出してもらえるのは、歴史や伝統といったブランド価値があるからであって、現状の棋士や棋譜の魅力だけでもらえているのではないことを自覚しておくべきでしょう。
今回は、まさしくそのブランド部分に大きな傷がつきました。これがどれくらい大きな損失であるか、気づいてほしいと思います。渡辺竜王や大平四段は気づいておられるようですが、他のみなさんはどうなのでしょうか。
わかりやすい例を出すと、今回の騒動を見て我が子を奨励会に入れようと思う親はいるでしょうか(反語)。入ってくる子供がいなくなると、将棋界は終わりです。
この局面を乗り切るには、もう「羽生会長」しかないと私は思います。
私は羽生さんが大好きです。そんな汚れ役は絶対にしてほしくないと思います。でも、ここまでくると解決策はそれくらいしか思いつきませんね。
1.羽生さんが会長になって、各新聞社に頭を下げてとりあえずことを納める。
2.経営改革委員会を棋士、職員、外部の専門家で結成する。
3.経営のプロに会長を依頼して羽生さんは退任、経営改革をすすめる
くらいしないともうだめなんじゃないですかね。このまま各社に禍根を残したまま適当に話を終えたら、未来はないと思いますよ。
今のままでは「そっちが金の話をするならば、俺たちも金の話をしよう」ということになります。将棋の経済効果って新聞にとってあると思いますか? あったとしても今よりもケタが1つか2つ減るでしょう。例を出しましょうか。
たとえば、
将棋の代わりに、数独パズルを掲載することにします。これにかかる費用は年間でおそらく数百万円でしょう(将棋は数億)。そして、うれしく思う読者はどっちが多いでしょう?
将棋の代わりに、マンガを掲載することにします。超一流の人を使ったとしても1年間に1千万~2千万円程度ですむでしょう。対して、将棋は数億。どっちがうれしい読者が多いと思いますか?
あるいは将棋の代わりに、あの場所に広告を掲載してもいいのです。単純に、お金が入ります。新聞によって違いますが、あの大きさだと1回100万円~200万円くらい入ります。年間に直すと、3億円~6億円以上の黒字になります。
いかがでしょう。新聞に将棋を載せる意味って、ほんとうにありますか?
僕は将棋の大ファンですが、経営側から見たら「ない」と言えますよ。断言できます。
現理事会は、ものすごいピンチをわざわざ招いてしまったことを自覚すべきです。
それと、これはあまり言う人はいませんが、羽生さん、森内さん、佐藤さんあたりのメンバーがだらしないと思います。もしかすると今いろいろやっていたらごめんなさい。でも、現状は渡辺さんだけにがんばっているように見えます。
将棋界の未来は、棋士のみなさんにかかってます。今までが幸運すぎたのです。羽生世代のみなさんの奮起を期待します。
はっきりいって、新聞社に儲けはあまりないんですよね。
新聞社は、将棋連盟にしがみついてるのではなく、文化的な背景だとか歴史だとか、そういう価値観で動いていると思うので、将棋連盟があまり大上段に構えるのはいかがなものかと。。勘違いしてはいけませんね。
米長先生のブログも、ビックリするほど強気発言だし・・
あまりマスコミを敵に回すと、1社だけでなく他からもそっぽ向かれますよ。新聞は放送ともつながってるし、こんな姿勢見せてたら、他の業界からも敬遠されますよ。せっかく瀬川四段が企業棋士になって、今からってときに。。
あくまでも自分たちがお金をいただく立場なのを、忘れないほうがいいと思いますよ。連盟はお客様じゃなくて、お金もらうんだから、新聞社がお客様でしょ?それが民間の感覚です。
スタートラインに戻ったなどというものではないですよね。明らかにマイナススタートを切ったと思います。なのに、棋士総会で賛成票が149でしたか?もう、あきれて物が言いたい。
次の総会で、毎日に決まったとして、平穏に済むとでも思ってるんですかね、棋士のセンセー方は。いっその事、朝日に決まってもいいかもね。我々の言ってることの正しさが、その時になってようやく分るでしょう。もう遅いけど。
いずれにせよ、今の順位戦の制度では、限界なのだし、好むと好まざるとにかかわらず、プロ棋界は大改革せざるを得ないでしょう。まあ、これは、わが日本国も同じことなのですがね。将棋界以上に日本の将来のことを本当は考えないといけないのですが・・・。
順位戦の制度そのものを見直す時期なのでしょうね。毎年毎年、棋士は増えるのに、引退する人は一向に増えない。この人たち全員を養っていくなんてことは、朝日だろうが、読売だろうが、できっこない。
長々とすいませんでした。
サービス業の基本理念は「お客様は神様」です。
クレームは腹立つけど、おおかたの場合、クレーム付けられる理由が少しはあるもの。
だからイヤなこと言われても、まずは「イヤな思いをさせたことを謝る」→非を認めたくなくても、弁解と説明はその次なんです。
腹立ってても、何とかことをおさめたとき、次の仕事につながるってもんです。
連盟は文書で「一応」謝ってるけど、一般人の誰から見ても、形式的なのがアリアリなんですよね。反省の色まったくナシ。
さらに米長会長の数々の発言、十分に事態を悪化させてますよ。印象は悪くなる一方です。
一若手棋士じゃないんだから、記者に怒りを剥きだしにしないで、少しはこらえればいいのに。。
まともな棋士の方々、誰か彼を止めてあげてください。
>だらしないと思います。
この点に非常に共感しました。理事の辞職勧告ぐらいできなかったのでしょうか(していたらごめんなさい)
とにかく、前日発表した理事会案を変更するという非常識な理事会を、なんとも思わず賛成する149人もの棋士がいることには非常に幻滅しました。もう提案の中身を賛成するしない以前の問題ではないかと賛成した人たちは、疑問に思わなかったのでしょうか。
僕も渡辺竜王のブログから飛んできました。向こうでも書いたことですが、毎日との交渉はすでに始まっています。
3/28の通知書なるものが、結局理事会の交渉開始、事実上の値上げ要求とみなされ、それに対し毎日は、「これまで本社はじめ棋戦を主催する新聞各社はみな経済動向を踏まえて契約金の上積みをしてきたではないか。なのになぜ財政難が生じたのか。またそれをどう克服しようというのか。」と対応しています。この問いかけは社説でなされており、毎日の公称読者約1千万人の意向を背景にしていますから、それなりの重みがあります。それに対して今度は連盟側が答える番だと思うのですが、先日の棋士総会では、この毎日の問いかけにどう答えるかはまったく討議されなかったようです。それで毎日の提案待ちとのことですが、毎日も答えようがないですよね。連盟が答えないのなら、毎日も現状維持の数字しか出せないのが普通です。
もし、そういった経過で、現状維持の数字が出てきた場合は、今度は棋士総会ではどういう結論を出すのでしょうね。毎日は、当然問いかけに答えない連盟の非を指摘してキャンペーンを張ってくるでしょう。またそのとき、連盟内部で理事会派とアンチ理事会派が対立していれば、それもついてくるでしょう。
僕が毎日の立場なら順位戦の矛盾を指摘します。棋士が多すぎるのです。A1が10名、B1が13名、B2が23名、C1が29名、C2が47名で、名人戦やプレーオフを除いて、全部で年間618局の対局があります。このうち売り物になる棋譜はどれくらいあるのでしょうか。各クラスで予選をやって、順位戦を指せるのは上位10名くらいにしたらどうですかね。そうすると順位戦総数は225局になります。そうなれば経費を押さえたり、対局料を増やしたりすることが可能ですね。でも、こういったことは棋士総会の多数決では絶対決まりませんね。
その結果、結局現状維持、もしくは若干の上積み程度で妥協しなければならくなるんじゃないでしょうかね。
連盟にとっては最良の解決策である可能性は高いと思いますが、将棋という文化をより高める上では現役棋士としての羽生三冠はまだまだ不可欠だと思いますし、理事会会長となる事は、現役棋士としての羽生先生の能力を最大限に発揮する邪魔になりこそすれ、何の役にも立たないと思います。
二立さんも書かれている通り、商品価値のないプロ棋士が多過ぎるのです。
ですから、その解決策としては二立さんの案も一つだと思いますが、タイトル戦や一般棋戦の決勝を別にして、勝敗に無関係に支払われる対局料を廃して勝利金にする、というのも手だと思います。(そうすれば降級点を取っては翌期に消すを繰り返しているぶら下がり棋士は自動的に食いつめて排除される)
更には、瀬川さんが先鞭を付けた棋士への個人スポンサー制度に移行する、というのが最終的な解決策だと思います。
個人スポンサーとなれば、連盟の存在意義と役割は、将棋の普及といった至極一般的かつ下支え的なものとなり、将棋で食えるかどうかは個々の棋士の実力&人気&営業努力で決まります。そうなれば、従来のように、連盟が弱小棋士を食わせなければならない、という互助会的な役割を果す必要がなくなり、連盟会長は本質的には将棋に愛情さえあれば、棋士出身者である必要さえなくなります。
ですから、連盟の立て直しの為に、まだまだ実力トップの羽生先生を人身御供とするかの如き羽生会長案には反対なのです。
将棋の未来の為には、従来の互助会的な連盟の存続よりも羽生先生がタイトルホルダーとして御活躍を続けられ、例えば、将棋ファンの大多数の夢のカードである羽生-渡辺戦を実現して熱戦を繰り広げる方が遥かに意義があると思うのですよ。
そもそも、商品価値もなくやる気もなさそうな棋士(だって新四段になってフリーランクに急行なんて棋士も実際に存在する訳ですし)を食わせる為の互助会なんかに存続意義がありますか? 将棋が圧倒的人気を誇っていた時代ならともかく、趣味も多様化してしまっている現在となっては。
ならば、毎日新聞社はあっさりと朝日に
譲るのではないでしょうか。というより、
朝日新聞社が名乗りを挙げることもない
のではないでしょうか。名人戦を
主催することが新聞社にとって、何か
おいしいことがあるに違いありません。
おそらく、補助金がらみか、政府による
既得権益の保護かなんかの類。調べてみる
価値がありそうですなあ。
なぜ、新聞社がそんなに大金を使って、
名人戦をほしがるのか???
フフフ。
裏があるぞよ。きっと・・・
以前将棋界の経営について書かれていた時も拝見してました。
新聞社にとって利益はない・・・。
多分ないんでしょうね。ただ、新聞社としてみれば将棋文化を棋戦を立ち上げて、紙面掲載やその他の活動(段・級位認定など)で継承してきた訳です。新聞社って利益も大事だけどそれだけじゃないっていうところがあるでしょう?竹橋にしてみれば、ここ何十年と契約金を毎年上げながらやってきた訳だし(過去にいざこざがあったとはいえ)、それをいきなり勝手に売り買いされたら頭にくるのも当然じゃないですかね。
タイトル戦の金額って毎年新聞社が提示して契約が成り立ってきてるじゃないですか。聞いた話によると、大手町は必ず竹橋より何千万円か上乗せして棋戦第1位を保ってきているそうです。
この騒ぎが起きる前は「金でタイトル第1位保持かぁ」って思ってましたけど、大手町は新たに棋戦を立ち上げただけ偉いなぁって思うようになりました。
明さんのブログでなるべくあれこれ言うのはやめようと思いつつ、意見を述べてますが、あちらでははっきり言うとまずいかと思ってたので、こちらで言いたいことを言わせていただこうと思います。
まず、皆さんと同じく会長・副会長・理事は退陣だと思いますね。個人的な醜聞は別にして、今の幹部は時代錯誤もいいところです。ひと昔前の好き勝手に殿様商売出来ていた時代とは違っている自覚もないですもんね。(多分ですが、明さんのブログに米長さんらしき人がカキコしてたでしょう。将棋指しは子供が大きくなっただけ、うんぬん書いていた人です。)経営諮問委員会も物事の契約も指南できない人達の集まりだから意味無いですしね。
今回の問題も棋士会員からの理事会リコール要求をかわす為に、棋士総会直前に前日提案を変更したらしいですよ。本当は理事案なんて否決、会長以下総退陣要求が筋だと思うんですが、将棋会は狭い世界なんで、そうはいかなかったらしいです。
ただ次の会長人事が問題ですよね。個人的には谷川さんにやってもらいたいと思うんですが、諸事情があって無理みたいなんで、竹橋との契約や築地に謝りに行くのに、二上さん暫定復活か青野さんかと考えます。ただこの代の方達だと灰汁の強い現会長に対抗できるかどうかが問題ですよね。本当は世代交代の為にも谷川さんあたりがいいと思うんですが…。なんかやってくれそうな島さんも今回のことでみそついちゃったですしね。
羽生さんは先々は会長になられると思いますが、谷川世代を抜いていきなりはないんじゃないですか。
連盟の赤字はネット事業が大きいらしいですね。それを改めもしないで契約金の吊り上げでしのごうなんで安直すぎませんか?職員に払う退職金だとかなんだとか言ってましたがそれよりも赤字事業の見直しがあって当然ですよね。社会常識です。
それからリストラですよね。リストラについては個人的には棋士の門戸を広げることはいいと思うんです。ただ順位戦の給料体系の見直しが必要なのと成績の上がらない棋士はもっと早く淘汰されるべきだと思います。(まだ具体的にどうしたらいいか自分でも詰めきれていませんが。)
あとは普及ですよね。プロ棋士が各将棋大会には必ず顔を出したり、学校の将棋部などに年に1度くらいは顔を出してもいいんじゃないですか。(文部科学省との兼ね合いもあるとは思いますが)そして淘汰されたプロ棋士や指導棋士の人達や将棋道場等に日常の普及をお願いするとか。連盟は指導棋士とか認定しても認定しただけでほっときっぱなしみたいです。普及のために協力してもらうんだから盤・駒の提供(プラスチックでOK)くらいしてくださいよ。裾野を広げないと話にならないですよ。
改革は一度に無理です。でもやっていかないと終わっちゃいます。特に普及はもう間に合わないくらいのところまできてると思います。「昔は将棋っていうゲームがあったんだ」なーんてことにはして欲しくないと思うから、皆さん、明さんのブログでも一生懸命意見を述べているのに、今の会長は言うだけならなんでも出来るとしか思っていないんでしょう。ご自分たちで出来ることを何にもしてないからこうして回りが考えて意見を言ってるのに、聞く耳持たずなんですね。ご自分の行動を検証する能力がないから、意見をいう人を非難しか出来ない。恐怖政治ですよ。
今回の問題で新しいスポンサー探しも難しくなっちゃっただろうし、常識外のことを平然とやっているからファンも呆れているし、踏んだり蹴ったりですね。こんなことをしちゃった会長以下理事会には経営は無理(米長さん本人らしき人も無理なんだってひらきなおってたみたいだし)なんだから退陣して新たな契約をし、事業内容の見なおしをするほうがいいですよね。経営の見直しにはその道のプロにやっていただいて欲しいです。さもなきゃいつまでも泥沼です。
ええ、書かれてる通り、明竜王のところでは、余り連盟批判を書けないなぁ、と私も最近感じています。明竜王を反理事派と決めつけたり、米長氏の対局掲示板で明らかに明竜王への攻撃を意図しての変な投稿がされたり、それをわざわざ竜王ブログにコピペしたりと、陰湿な攻撃が始まってると感じています。私個人へのUnknown攻撃も出てきましたし。まぁ、私自身は平気ですが、結局、明先生に御迷惑をお掛けしてしまうので。
正に恐怖政治の世界です。
ところで、実は、今日、私は毎日新聞から失望させられました。御存知の通り、毎日は名人戦問題のページで意見を募ってますが、昨日、そこに以下の2つの提案を出した(それぞれ説明も加えると長いので、1つずつ別々の投稿をした)のですが、結局、チェックの段階でマズイと見なされたのでしょうが、最終的に表示されず終いでした。
その2つの提案とは
(1)読売と協調しての連盟理事会への理事派遣
企業でも経営危機の際、大口債権者の銀行だけでなく大口取引先も役員を派遣して経営改善に協力する事が珍しくありません。連盟の場合は、何と言っても最大の取引先は毎日で次が読売ですから、この2社が協調して、連盟に理事を派遣して経営の指導や監視を行う事を求めれば、連盟もむげには断れない(何しろ2社合せて8億円近い拠出を受けているのだから)と思うのですよ。
そして、そういった外部の理事の目があれば、一部で言われている著名棋士の息のかかった印刷所に仕事を頼むといった不透明さ(とそれによる余計な支出)は減らせます。
(2)朝日への王将戦の移管
王将戦は対局する棋士の負担の割に契約額も最低に甘んじているのは良く知られていますが、これを毎日から朝日に「引き受けて3大棋戦と呼ばれる様に育てて欲しい」と移管交渉をすれば良いと思うのです。
明らかに、現在の王将戦は毎日にとってお荷物扱いですし、それが3大棋戦と呼ばれるスケール(契約金3億円台)に復活すれば、新しい王将戦の契約額は今までの王将戦と朝日OPの契約額との合計よりもかなり増額になります。そうすれば、名人戦の契約額を上げるかどうかなんて話をせずに、ここ数年の財政問題は解決できるのです。
こうして毎日と朝日とで王将戦の移管を纏めた上で、連盟に2社から共同で提案すれば、連盟も呑むしかないでしょう。
それに、朝日が王将戦を引き受けて3大棋戦にする際に、例えば連盟への条件として、(A)3番指し込み制の復活、(B)名人戦・竜王戦と揃って3大棋戦として昇級での扱いを同じにする、といった要求を連盟に呑ませる事も可能でしょう。特に(A)はファンにとって嬉しいと思います。実際、その制度があれば、昨期は佐藤先生が羽生先生に香車を落とされた訳ですし。(見てみたかったなぁ)
もちろん、朝日が引き受けた場合、(1)の理事派遣は3社という事になります。つまり、連盟は3大新聞の監督下に置かれる、という事でもあります。(その位しないと、今の連盟や連盟理事会では全く問題解決が出来そうにありません)
この(1)と(2)は、毎日が主導して、各々の新聞社と交渉して、共同戦線を張った上で連盟と交渉するのがベストだと思うのですが、毎日は無視するだけでなく公表を拒否しました。
わざわざ社説で取り上げ、将棋界をマトモな状況にしようと真剣に考えるのであれば、少なくとも(1)の理事派遣による経営指導は考えるべきだと思いますし、面子や経緯を捨てれば、実質お荷物状態の王将戦を伝統に相応しい大型棋戦として復活させる財力がある会社に復活を頼み将棋連盟の経済状態の改善にも寄与しようと考えると思うのですが、どうも毎日の人々はそうは考えないようです。