漢方処方と漢方の証の相違

漢方的病理の把握の仕方により漢方処方が違います。

67.躁 煩躁 躁煩 起臥不安 反覆転倒

2011年09月14日 | weblog
躁煩は躁を主とし、煩を客とす。煩躁は煩を主とし、躁を客とす。起臥不安は躁の軽証のもので、反覆転倒は躁の甚だしいものを云う。躁は騒であり、手足疾く動く、擾であります。 煠は乾であり津液尽きる証であります。 . . . 本文を読む

66.煩 心煩・虚煩・煩驚

2011年07月05日 | weblog
成無己曰く「煩とは熱なり」と。『山因方』に云う「外熱を躁と曰い、内熱を煩と曰う」三陽三陰に皆、煩の証があります。煩痛、疼煩、煩渇、煩逆、煩悸の類が此れであります。 吐後の心煩は、内煩であり、下後の心煩は虚煩であります。虚煩は心胸に結実無くして煩するのを謂い、虚は陽虚の虚ではありません。 . . . 本文を読む