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Air convenience

不定期気まぐれ更新。仕事関係者も閲覧している為、あえて匿名など使いますが、基本ノンフィクションです。

仕入

2010年08月19日 | 仕事のこと

本日、主要仕入先様から空調機器の価格応援のご連絡を頂きました。
現時点で当社が要望していた仕入れ値になり、本来ならば喜ばしいことでもあるのですが、複雑な心境でもあります。

本来、商取引において、価格を応援するとか協賛するとかは基本お互い更なる発展のために決断実施するものだと思っています。
しかし、今回私の取引先に対する要望は、更なる発展というより現状を乗り切るために力を貸してくれという一方的な要望だったのかもしれません。
また、今回私から発する情報もブログが主だったと思います。
その発言行為はとても正攻法とは言えず、卑怯という感じすら思わせる気も自身では感じていました。
しかし所詮私達は力なき零細企業、時には勝負的に仕掛けるしかないことも御理解していただきたいと思います。

今回、問屋様、メーカー様には単純に商取引という事ではなく、気持ちと思いだけで条件を受けて頂いたこと、本当に感謝いたします。
また、単なる応援や協賛になったと言われないように努力していこうと思います。

為替

2010年08月16日 | 経済

突然ですが為替。
大変なことになっていますか?
なるようになった出来事だと思っています。

1ヵ月ほど前でしょうか、某メーカー販社のカメルーン君が商談の時、ドル建てのファンドか何かをやっていると聞きました。
その時に私は散々罵りました。
「米ドル?まだまだ下がるのにバカだねー、俺はもっと安くなってから円建てで買うよ」と自慢げに話しました。
当時はドル円90円台、今日は85円台後半です。先日は84円台に突入してニュースや新聞を賑やかにしていました。
はい、これ、予想が当たっただけの小さな自慢です。

民主党政府は「口先介入」などで円高阻止をしていますが所詮口先だけで、注視するとも言ってますが見るだけなら誰でも出来ること。
実際に為替介入しようとしても、米ドル安やユーロ安で恩恵を受けているアメリカやEU諸国は協力してくれない。
日本だけで数兆円の介入をしたところで一旦リバウンドするものの結果的には円高は止めれないと思う。
それなら「日銀に期待」する声もあるけど実はおかしな話。
本来日銀はインフレ率をコントロールすることの方が重要な仕事、だからこそ日銀は必死になっていつも金利コントロールをしている。
日銀の仕事は通貨価値を守ること、それだけであって、それはつまりインフレになったときに出番がある訳で金融危機を回避するという仕事以外に、このデフレ下で日銀の出番は本来ないのです。

打つ手無しの失望感での円高に備え、ドル円79円台~82円台に分散してドル買い注文を入れておこうかと思います。
買えればラッキー、買えなければそれだけの事。
今後の政府や日銀の対応等々が楽しみですね。

値上なし

2010年08月15日 | 仕事のこと

先ほど、社内の会議で2010年モデルの商品について、値上は行なわないことに決定しました。

年末までエコポイントがある以上、「値上を行なうとエコポイントがあることを理由に値上?」という解釈に取られています。
また、「量販店は実質値上を行なっていないのに?」とも厳しい意見を家主さんから頂いています。
結局のところ、これからエアコンの売れないシーズンで無理に値上を断行して、お客さんを失うのはバカらしいという結論を社内で出しました。

そして2010年モデルの仕入に関しても実際は値上となります。
先ほど年内4ヶ月の収益予想を机上計算しましたが、利益が4%~5%ダウンすると予測。
それに加え、猛暑の反動で売れ行きは悪くなるでしょう。
さて、どうやってその利益分を埋めるのか?どうやって乗り切るのか?
憂鬱な秋冬になりそうです。

しかし、何のためのエコポイントか知らないが販売店にとっては迷惑なシステム。
エコポイントの取次店を行なっているが、顧客に対し、通常業務に加え余計な説明から書類まで作業が増えるだけ。
当社のように消費者相手ではなく、法人向けに販売を行なっている場合は本当に大変である。

本当にエコなら物を作るな売るな捨てるな、エコと宣伝する為にワザワザ広告を印刷するな。
企業イメージアップや政治関連資金調達のためにエコという理由を使うな。
最近はエコと聞くだけで腹が立つ!


ルームエアコン事業の撤退も視野へ

2010年08月07日 | 仕事のこと
新基準になった2010年モデル。
大きな変更点としては省エネ性能が更に進化して、2010年末まで政府のエコポイントが付加される。
そして当然、新モデルとなり省エネ性能も良くなればルームエアコン製造メーカーは値上を目論む。

この一斉値上は、私たち小売関連業者も空調機は安くなりすぎていたので、単価アップが期待できるのではと当初大歓迎だった。
しかしデフレ真っ只中の日本。電機メーカー各社は値上を断行して頑張ってきたが、この猛暑時期に価格維持も緩んできた。
当社としても旧型モデルが底をついてきた状態で、2010年モデルを仕入しなくてはならない。
ここで根本の問題に直面する。

今のルームエアコン市場は7割以上家電量販店が占有している。
その量販店と同じ価格帯で販売する為には当然量販店に近い金額で仕入を行なわなければならない。
しかし当社基本の仕入先では現在価格が折り合わない。
それは肉屋が肉の仕入価格が折り合わないのと同じ話なのである。
当社の場合、ルームエアコンの供給を専業で行なっている会社。その専業会社が、メーカーや機種を絞り込んでいるにもかかわらず仕入金額が折り合わないのだ。
これじゃ、肉屋が肉が売れないのと同じで、エアコン屋がエアコン売れないと同じこと。
当然死活問題である。
読まれている方からすると、主要仕入先に問題があるのでは?と思われているかもしれないが、価格が合わない根本的な理由はルートの問題が大きいのも事実。
我々は基本的に電気設備業であり、家電販売店とルームエアコンを巡って太刀打ちしてきたことが本来間違いだったのかもしれない。

以前にもこんなことがあった。
旧フロン22から新フロン410に変更された時のこと。
メーカーは揃って値上を断行するが、一年も頑張れず値上失敗に終わった、それどころか旧フロン時代よりも安価に値崩れした。
その時当社は初期に割高な新フロン410機種を仕入、値上によりいくつかの顧客を失い、販売台数も激減し、至上最高の赤字決算を迎えたことがある。
しかし、このとき量販店は必殺のシステム、値引きや拡売費、協賛費などメーカーからのキャッシュ補填で難なく乗り切った。
正直今回も、私は 「またか」 という心境に立たされた。

この猛暑の夏、家電量販店は値上をせず、当社は値上を余儀なくされている。
量販店に販売価格を合わすには利益を無くすか、もしくは無理に値上を行い取引先を大幅に減らすか。
どちらにしても最悪なことになる。

「もう、エアコン屋をやめてしまおうか?」

こんなセリフを社長が社内で話すエアコン屋、どうしようもなく情け無い。
もう、義理人情は度外視、生き残るならば現金問屋であれ量販店外商であれ、安価に仕入を行なうしかない。
本日以降、1円でも安価で供給いただける業者様から買わせていただきます。
もしくは、空調会社として廃業という道を選ぼうと思います。

最悪のエコポイント

2010年06月14日 | 仕事のこと
エアコン屋をやっていると、
「政府のエコポイントがあっていいね」とお客さんに言われることが多いが。。。

とんでもない!

実はこのエコポイント、当社にとって今後最悪な事態を招くかも知れないのだ。
当社の場合は管理会社等の需要が多く安価なモデルが主流となる。
そこで新型のエコポイント対象商品を仕入れると空調機の仕入が高くなり、その対応策として毎年前年度から安価な旧型商品を多く仕入れている。
年度を越え、当然エコポイント対象の新型が販売主流になってきても、前年度から安価に仕入れている当社の商品は変わらず安く販売できる、そういった目論見であった。

しかし、空調機製造メーカーも販売不振のためか、日に日に新型の空調機の価格が下落していく。
その値下げスピードは想像より速すぎるのだ。
もしこのまま昨年旧型と同じような価格帯になってしまうと、当社の買い溜めした旧型商品は単に、古い・省エネ性が悪い・エコポイント対象外という事態に。
いや、同じ価格どころか、エコポイントが6000点なので6,000円の仕入れ価格差になってしまった段階で当社が仕入れた旧型は売り物にならなくなってしまう。

メーカーの蔵出し価格に振り回され、政府の政策も実は大迷惑。
オマケに不景気で夜も涼しく売れるものも売れない。

もう空調機専門会社では生きていけないのかもしれない。

4年で4人の総理が誕生する国

2010年06月04日 | 経済
鳩山さん辞めましたね、今度は菅さん。
まあ、宇宙人から大仏になったということでしょうか?
政治に関して、今は期待や希望は特にありません。

それにしても電気工事業界、いや、特に空調業界。
「暇だね~」という域を超えている気がします。
とんでもないくらいこの夏は売れ行きが酷いかもしれない。
それくらい危機感を感じています。
因みに当社の販売台数は去年の同時期に比べ半分です。
事は本当に深刻です。

業界の冷え込みが厳しいせいか、最近は家飲みが私のブームです。
休日の日中は三重県の近場でノンビリ竿を出し、小さな根魚(メバルやカサゴ)を釣ってきてはお持ち帰り。
小さな根魚とはいえ味は一流、このひと時はたまらないですよ。




ヘッジファンド(投機筋)が作った欧州危機

2010年06月01日 | 経済
最近よく話題になる、ギリシャ問題から欧州危機。
みなさんどう思います?

去年は米ドルが紙くずになると言われていた、今回はユーロ。
あれが危険、これも不安、とひとつひとつ因縁を付け、ヘッジファンド(投機筋)が集団でユーロを集団売りしていた。
ヘッジファンドに市場をコントロールされ、挙句の果てにはロイターなどのエコノミストも危険危険と大騒ぎ。
誰かもっともらしいことを言うと、それに続いてあちこちで、本当は良く分かってないのに、みんなで同じことを言い出す。
そしてサブプライムなどで金融不安に敏感になっている善良な投資家たちも狼狽売り。
そうやって世界中の金融市場下げトレンドが生まれる。

最近はサブプライムよりも怖い、ギリシャ問題などという馬鹿げた記事まで。
ドイツ、いやヨーロッパ、いや世界すべての国が、ギリシャと同様の問題を抱えている可能性があると。
世界各国の財政赤字がひどいなら、世界同時に中央銀行が国債を買い取れば?

欧州危機なんて所詮ヘッジファンドが作ったもの。
儲けるためのヘッジファンドのユーロ狂気売り。
為替見てる人ならそのおかしな通貨変動に気づくかな?

世の中 ウソ だらけ(大笑)
日本民主党のマニフェストと変わらない。

ユーロで儲け、中間決算を終えたヘッジファンドは次に安くなった株を買ってまたまた大儲け。
善良な投資家はヘッジファンドより早く安く株を買えるのかな?

私がデフレを実感すること

2010年05月31日 | 仕事のこと
私の本業は空調機販売が主ですが、本当に売れなくなったと最近は特に実感しています。
取引先が倒産したわけでもなく、取引先が減ったわけでもなく。
しかし残念なことに私たちの業界冷え込む一方です。
新品買い替えがメインだった取引先でも修理依頼が本当に増えました。
皆さんお金が無いんですねえ・・・

そういえば先日、ある工場が倒産しました。
この不景気で生き延びれなかったのでしょう。

その現場に解体関連作業で訪問した私は少しワクワクしていました。
ワクワク理由はこれです。



まだまだ使用可能な新しいブレーカー類の撤去お持ち帰り。
買えば数千円から一万円ほどする高価なものまで。
来月、当社は工場の配線工事を受注してあるので大助かりです。

しかしですよね。


不景気で倒産

業務拡張の受注ではなく、倒産での仕事受注

中古器具を撤去で貰い

当然、材料店で部材購入も減り

貰い受けた中古器具で他社の業務縮小した工場で配線工事する


こんな状況で世の中の景気が良くなる訳ないですよね・・・

驚きました

2010年05月24日 | 仕事のこと

先日、仕事関連の方から、
「最近ブログを書かないですね」と言われました。

これには逆にビックリしました。
なんと、このブログ、2008年11月12日から放置していたからです。
もう1年半以上になります。

久しぶりにログインし、アクセス数を見ると毎日見に来ている人がいるようです。
近況報告などをブログを通じて発信するということは確かに有効なものだと思います。
そういった思いからこのブログも始めたものだったのですが。。

せっかくブログ管理画面を開いたので、また書いてみようかと思います。

見る人がいるかどうかわからないですが(笑

(過去記事は古すぎるので消しました)