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●お知らせ●
「教科書」についての学習会
2月12日(水)10時~ 県事務所
元小学校教員の方にお話してもらいます
主催 県・子どもと教育部
1/5、奈良県文化会館にて「憲法・教科書問題を考えるシンポジウム」が開かれました。正月明けにも関わらず、資料が足りなくなるほどの盛況ぶりで、関心の高さがうかがえ、参加者からも質問が次々出され熱気あふれる集会でした。
自由法曹団の宮尾弁護士、教科書ネットの樽井さん、歴史教育者協議会の北尾先生、奈良教育大の今先生がパネラーとして、龍谷大学の林先生がコーディネーターをされ、各分野からたくさんのことを学ぶことができました。
宮尾弁護士からは、憲法をめぐる情勢と「東京書籍」ですら、正確に憲法の基本理念が書かれていないことや、近代国家・憲法の理念・平和に関する国際法をいかに中学生や国民に伝えていくかを資料を示しながら、話されました。
樽井さんは、奈良県での教科書採択の方法やようす、国の教科書検定が事実の国定教科書づくりであること、また戦争を美化する「自由社」や「育鵬社」の教科書が全国どこでも採択される可能性がある危ない状況であると指摘。
北尾先生は、中・高生に授業の中で子ども達に討論させることで、押しつけではなく、歴史を正しく教える工夫をされていることなど、子どもの感想文も紹介しながら説明されました。
今先生は、歴史の専門家であり、教員養成者として、9条を守る立場として、憲法を全ての国民が学び、使いこなす事の大切さを話されました。
また宮尾弁護士は「今の若者たちは依って立つ集団がなく(派遣社員が当たり前で、会社にも属さないので)『愛国心』がぴったりくるのではないか」と。北尾先生と今先生から、中高大学生のすさまじい現状と「思春期に何でもモノが言える場がある事が大切」と語られました。
参加したKさんは、今の若者の右傾化が想像以上に進んでいる事に驚いた。授業に気をつかわれている様子がよくわかったと感想を寄せました。新婦人の会員や現場の先生もたくさん参加し、励まされる集会でした。