月末最終日。年度で言うと上期から下期への分かれ目なので、通常月よりも気にすることが多い。そんな残業の夜、頭痛を伴う睡魔に襲われる。頭痛持ちでもなく、睡眠も十分過ぎるほど摂っている。いったい僕の体に何が起きたのか・・・？とりあえず適当なところで仕事を切り上げて、クルマの中で少し休んでから稽古に行く。合流した時間が遅かったので稽古には参加していないが今日は少し辛かった。明日から気分を入れ替えて望むことにしよう。
仕事休み。雨が降っていたので家に篭り夕方から習い事へ行く。今日は判断力が鈍っているのだろうか、これは個人的なことなので具体的なことは綴らないが、どう考えてもデメリットだとアタマは理解していることなのに、カラダがそう感じていないことを抱えている。自分の無意識に潜む欲求を制御できていない状態だ。
仕事の後、植木のタオコーヒーにカフェオレを飲みに行った。最近、マスターから一眼レフカメラの講義を受けている。もともとカメラに興味があったわけではないが、先日京都に行ったことがきっかけだと思う。いろんな被写体を撮影して回ったが、熊本に帰ってからその写真を改めて見直すと、ガイドブックと同じようなアングルばかりだったことに気付き、自分の視点を持っていなかったことに対して悔しさを覚えたのだろう。マスターと話をしていると面白い。たまたまカメラがきっかけだったけど、マスターが何かに取り組む姿勢は、基本的に同じ行動原理に基づいているように感じた。自分の人生において師匠が一人でなければならない理由はない。師匠と呼べる人にどれだけ会えるかで、きっと人生の価値は変わってくる。自分が学びたいことが多ければ師匠も多くなる。何を学ぶか・・・そんなことは僅かな好奇心さえあればすぐに見つかる。要するに好奇心とは、自分の知らない世界に対する興味であり、自分の知らない世界を知るきっかけはふとした縁から始まるのだと思う。
昼食時、外出ついでに書店に立ち寄ると、小室哲哉の獄中記が出版されていた。これにはかなりムカっときた。才能さえあれば何やっても許されると考えているようだ。転んでもタダでは起きない図太さに腹が立つというか、そもそもどんな理由でこんな本を出版したのだろうか。反省したければ勝手に反省すればいいし、今後の意気込みを表明したければ音楽で結果を残すだけの話だろう。犯罪人に弁明の機会を与えるとすれば、自分の冤罪を主張する時だけだと僕は思う。加害者が擁護される理由など、ない。
新型インフルエンザについて思うことが２つ。一つは、なぜインフルエンザという呼称を用いるのかという点。インフルエンザと聞くと例年流行する病の一種のように感じるが、１９１８年頃に世界的に流行した「スペイン風邪」という疫病の抗体を持つ人間は、今回の新型に対しても免疫を発揮する噂がある。もしそれが事実なら、今回の新型がスペイン風邪と同格の疫病であり、れっきとした伝染病として認定されるべきではないのか？そしてもう一つの疑問は、新型インフルエンザの脅威と利権に纏わる噂だ。アメリカ合衆国の元国務長官ラムズフェルドは特効薬として知られるタミフルの製薬会社株を大量に保有している。もし彼が発言力を行使して新型の脅威を流布すれば、本当は効くかどうかも分からないタミフルの売り上げが驚異的に伸び、その利を得る立場にいるわけだ。戦争が起きるから武器が売れるのか、武器を売りたいから戦争を誘発するのか・・・。物事の見方は２通りの可能性を持ち合わせてる。疫病についても同様で、２通りの可能性を思い描いたところで何ら不思議はあるまい。
仕事の後、アクアドームのグラウンドへ行く。以前より歩く人が増えた。職場でも「ウォーキングキャンペーン」などが企画されていて、ウォーキングに対する人々の関心度は高いようである。いつもはストレッチだけをしていたのだが、今日は筋トレもやってから走った。今日初めてやったことがさらにもう一つある。ｉＰｏｄを腕に巻きつけて、セントラルパークを走るニューヨーカーのマネをしてみた。見事に呼吸が乱れ、外周たった二周でバテた。事前の筋トレが逆効果だったのか、ヘヴィメタを選曲したのが間違いだったのか、似合わないことをやって天罰が下ったのか・・・今後に備えて分析が必要だ。
明け方まで本とか読んでいたら、結局出勤の時間になってしまい、そのまま眠ずに出社して夕方まで持ちこたえた。しかし明日の予定だと思い込んでいた習い事が実は今日だったという勘違いをしてレッスン料を無駄にしてしまうなど、その代償は高く付いた。やはり規則正しい生活を続ける方が無駄の少ない人生を過ごせる気がする。しかし、多少無駄のある人生の方が楽しいとも言えるが・・・。
今日は真夜中ミサイルの稽古日だったので、稽古場に顔を出す。柔軟と筋トレ、そしてダンスレッスンを受けた。やはり体を動かすと気持ちがいい。今日は連休最終日。結局３日間通じてツーリングに行かず、日中は部屋で映画を見てた。今日は『セックス・アンド・ザ・シティ（THE MOVIE）』を見た。男には難しい映画だと思ったけど最後まで見た。これを見たくらいで「オンナって○○だよね」と総括するほどおこがましいことはないが、一つ思ったのは、魅力的な女は、自分の人生において何が幸せなのかを常に探し続けている気がした。では幸せを追い求める男も魅力的か？と言われるとそれは少し違う気がする。『プレイボーイ』の人生相談に掲載されていた「男は幸せなど求めてはいけない」って言葉が記憶に残ってる。誰の言葉か覚えていない。異論もあるとは思うけど、僕は名言だと思った。やっぱり魅力的な男はカッコいいわけですよ。裏を返せば「自分の幸せだけを追い求める男はカッコ悪い」ってことになるのではないでしょうか・・・これはあくまで僕の解釈ですが。
雨がぱらついた一日。部屋でビデオ鑑賞してた。『プリズン・ブレイク』のファイナルシーズンを数編見た。プリズン・ブレイクを見ていていつも思うのは、物語は脚本家の力量次第でどんな展開もアリだと可能性を感じさせてくれる。その後『神様のパズル』も見る。以前から見ようと思っていた。角川春樹と三池崇史というコワそうな二人が作ったと思えないラブストーリーが意外で面白いのだが、谷村美月演じる天才少女のモデルが、本作品の監修を手掛けている脳機能学者・苫米地英人（本編にも登場）という組み合わせだから、何か意味を感じずにはいられない。主役の二人がとても魅力的でストーリーも面白かった。クライマックスシーンでの意外なセリフ回しに思わず爆笑した。あそこでアレを出すのがもう『マグノリア』のオチに近い。『デッド・オア・アライブ』を見ていたから改めて実感したけど、三池監督は映画に対する定義をちゃんと持っている人なのだろう。
連休初日。洗濯と片付けを済ませて、読み掛けの本を数冊携えて街に向かう。下通りのドトールへ向かう途中の通りが警官によって通行止めにされて向こうに渡れない。どうやら今日は藤崎宮の祭りの最終日らしい。ラッパと太鼓の音を響かせて神幸行列が行われている。昔から市民の好き嫌いが分かれる祭りとしても有名だ。行列に加わってる職場の数人に偶然声を掛けられた。参加している人達は楽しそうである。熊本の有名企業の偉い方々も参加されているし、こんなこと綴ると間違いなく反感を買うと思うけど書いちゃおう。熊本に住み始めて１８年経つけど、自らの意志で見に行ったことは一度もない。今日、幾つかの団体を見ていたが、殆どの団体はラッパと太鼓のリズム感が悪くて一体感がない。ギャラリーとしてみればそのリズムに乗れなくて全然楽しくないのだ。勢子もダラダラ歩いてて見られてる自覚がない。さらに嫌なのは祭りの後だ。酔っ払った若者達が下通りで醜態を晒している。もう「勝手にやってなよ」って思う。そもそもこの祭りは馬がいないと盛り上がらない祭りだけど、ハッキリ言って馬に食われてる。馬を凌駕出来なきゃ結局馬が主役のまま終わってしまうじゃない。
※ちなみに、こちらは２０年前の映像。これくらい勢いがあってテンポが良ければ見ごたえも感じられる。ここ数年の動画と見比べるとクオリティの違いがよく分かる。
※ちなみに、こちらは２０年前の映像。これくらい勢いがあってテンポが良ければ見ごたえも感じられる。ここ数年の動画と見比べるとクオリティの違いがよく分かる。
近頃はパソコンの前で入力作業ばかり延々しているので、何となく鬱々とした日々。明日から連休なので、暇つぶしにレンタルビデオ屋で映画を５本借りてみたが、本当は気晴らしにバイクで駆け回りたい気分である。しかし足並みが揃った連休は何処へ向かっても渋滞と人ごみに巻き込まれてしまう。特に名所は避けた方が無難なので、日帰りが可能なエリアに住む知人を訪ねることを考えた。何人かと連絡を取ったが、それぞれ予定が入っていて忙しそうだ。外で人に会うか家で一人篭るかという選択肢しか考えていなかったが、行き当たりバッタリのツーリングも選択肢に加えてみた。外を一人という選択肢もアリだろう。
巷では５連休で、身の回りではいろんなイベントが催されていましたが僕は今日も明日も仕事。ところで、「シルバーウィーク」というネーミングはいかがなものかと感じている私。まあ、オリンピックでいうところの金メダルと銀メダルの差といいますか、一位と二位の価値は天と地ほどの差があるわけでして、シルバーウィークに意志を持たせたら「二番手に成り下がった覚えはねえ！」と言いたいのではないでしょうか。祝日ということでＥＴＣ付きの車なら高速料金が格安らしいですが、インターチェンジ付近は渋滞の嵐だったとか。やはり高速道路は、時間を金で買う発想といいますか、高い金払ってでも空いた道を走ることに価値があるような気がしますけどね。近頃は何かと着想が安っぽい感じしますね。
こふく劇場さんから公演案内のＤＭが届く。数ある劇団の公演案内の中でもかなりセンスの良いデザインだと思う。というか、僕個人の好みなのかも。時間があれば見に行きたいけど、どうなることやら・・・。午前中、自分が議事を進める会議を３０分後に控え、アタマの中で議事を構想しながら、電話での問い合わせを数本受けながら、午後一番に配布しなければならない別の会議資料を数種類作成する。こう綴るとマルチタスク的だが、実はシングルタスクの連続だ。「時間が絶対的に足りない！！」と思った時に、「実は時間は個々においては相対的に流れるものだ」と仮定してみる。すると案外、密度の濃い時間を過ごせたりする。時の刻み方は絶対的ではないと思う。時計の針は一定の間隔で刻むと感じているけれども、それは自分の意識と時計の針の間隔が一致しているからそう思い込むに過ぎないのであって、もしかしたら午前９時の１分間が丑三つ時の２分間に相当しているかもしれない。でもそれを比較する別次元の尺度がないから、時の刻み方が一定だと感じるだけなのだ。
過去、あるいは現在から未来を見る人は僕も含めて周りに大勢いる。しかし一方で、未来から過去、あるいは現在を眺めている人も珍しくない気がする。それは特別な発想というわけでもなく、ちょっとした発想の転換で身に付いてしまうものであり、それが習慣化した人にとっては当たり前の世界観かもしれない。僕は直接お目に掛かったことはないが（あるいは自分が気付いていないだけかもしれないが）、そういう人同士は自然と引き寄せ合い、僕の見知らぬ場所で一個の集合体を構成しているような想像をしてしまうのだ。
残業で遅れて稽古に参加。最近の稽古はダンスがメインになっている。いろいろな場所でダンスを習っているが、なかなか集中的に習うことが出来なかったので、最後まで踊れるダンスはまだ一つもない。まず一つをマスターすることが始まりだ。だから僕はまだダンスを始めてはいないのである。
